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6月14日の主な市場の動き 東京市場は前日のNY市場の上昇を見て反発

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6月14日の主な市場の動き 東京市場は前日のNY市場の上昇を見て反発

  6月14日(現地時間)の主要な市場の動きを掲載します。6月14日は東京市場は前日のNY市場の上昇を見て反発しました。アジア市場は粗全面的な上げ相場になりましたが、欧州に入り勢いは鈍化、米州は、NY市場で米国の指標の発表が市場予測よりも低かったことから下げています。その影響で米州の各指数もすべて下がりました。

  リスク・オンからリスク・オフへの切り替えと強気の見方が交差している状態と思われます。日経新聞本日のマーケット欄に、プロでも読み間違えた為替の動向で3つの要因が載っています。ヘッジファンドや機関投資家のIT使用や情報量に対して一般投資家が同じ手法を取れない以上、別な観点から市場にアプローチする必要があるのではと考えています。

  このページに載せている情報は、一般投資家が「敗者のゲーム」に陥らないための情報欄として読んで頂けたらと思います。

  各情報は、著者自身の投資に関する必要性と一般投資家への情報提供として掲載しています。

・株価指数の情報件数の情報は市場の方向性の確認。
・為替換算株価指数は、指数での騰落ではなく、円での騰落を認識するため、
・主要国債利回りは経済の方向性の確認(景気が良くなっているのか悪化しているのか)
・為替換算商品先物指数は生活者としての物価動向の確認

  を目的としています。


  本日で6月も半ばを過ぎました、株価の騰落は前日との確認も必要ですが、月初来や年初来での騰落が相場を見るのに必要と思います。ぜひそれらの比較もご確認ください。商品は輸入品にダイレクトに響きますし、インフレ率への波及も必至です。その観点でお読みいただければと思います。

  また、金の価格も下げるトレンドに入ったようです。金の価値は無くならない、金はインフレに強いという迷信が剥げ落ち需要と供給のバランスで価格が決まる、正常な状態に戻ったようです。各国の中央銀行の金融緩和策により金利(債券価格)と株価の相関が崩れ、元に戻りません。この歪みが弾けないように願うばかりです。金融政策が世界のどこかで間違うと、連鎖的な国債の暴落が始まる予感がしています。

主要株価指数上昇件数

  2013年6月14日は鮮明に地域と時間経過で上昇した株価指数が変わりました。4日ぶりの50%超えです。上昇件数は22指数÷35指数×100≒62.9%でした。地域別では、アジア・オセアニアが昨日の0件から反発し、13/15指数でした。ヨーロッパも上昇件数は倍増の9/12指数でしたが、米州で一気に下降0/8指数になりました。今週は延べで62指数÷168指数≒36.9%でした。

  VIX(恐怖)指数、13日は4.51%上がり、17.15です。

注) 通常は10~20の範囲とされています。


為替換算株価指数

  6月14日、円安の影響で、多くの円換算指数は上昇しています。NYダウ、ナスダック総合は指数では下落、円換算で上昇しています。ブラジルボペスパ指数は、円安の効果があっても下落しています。2週が過ぎたところで、先月末からの下落が鮮明です。特にブラジルと新興国指数は年初来でも下落しています。


主要10年国債利回り=長期金利

  昨日の国債利回り先進国はすべて低下(価格は上昇)しています。但し、前年末と比べると日・米・英・独は上昇しています。米・英は2.0%台の金利が付いていますので、景気回復の途上にあると考えています。


為替換算商品先物価格

  14日は、金とプラチナ、原油、銅・トウモロコシ・小麦がドル表示で上昇、円安効果ですべて上昇率が増幅されています。現在までの価格は、前月末比で円高の効果もあり、価格は下がっています。前年末比では原油と穀物の価格が上昇しています。この春の値上げは致し方ないものと受け止めています。

  円安による脱デフレは副作用が強烈です。需要の伸びで値上げが発生するまでの間辛抱するしかありません。その点からも95円台に留まって欲しいと思います。


  昨日吉野はNYダウが上昇、賽子は下落を予想しました。賽子の勝ちでした。

※主要株価指数の国別・地域別は
・アジア・オセアニア:11ヶ国1地域15指数
日本4指数、香港、中国、韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、インド、タイは各1指数です。
・欧州:12ヶ国12指数
英国、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、イタリア、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、スペイン、ロシア
・米州:5ヶ国8指数
アメリカ4指数、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン各1指数
・先進国と新興国の指数比較は23指数/12指数です。
※VIX指数
VIX指数とはシカゴ・オプション取引所が作り出した「ボラティリティ・インデックス」の略称です。指数はS&P500を対象としたオプション取引の値動きを基に算出されています。VIX(恐怖)指数は投資家の心理を示すものとして利用されています。
通常は10~20の範囲とされています。サブプライム問題などが発生すると指数は20を超えて上昇します。

  本データは、原則 市場営業日の翌日に更新します、出来るだけ朝に行いますが、小生のビジネス・体調などで遅れることがあります。

  数値などはできるだけ原資料を提供している市場・メディア等のHPを活用しています。主要株価指数の内、世界株式と新興国株価は日々の捕捉が小生には難しいため、私が所有するVanguard Total World Stock Index ETF (VT)とiShares MSCI Emerging Markets Index で代用しています。為替レートは、原則表示当日夜間(21時~24時ごろ)のMSNマネー為替欄の数値を使用しています

このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。
《吉野 充巨》
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独立系FP事務所 オフィス マイ エフ・ピー代表  現在、金融商品(保険、投資信託等)を販売しない、フィーだけの独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザーとして、お客様の夢や希望実現のため、ライフプランの作成と資産運用(投資助言)でサポートしています。ライフプラン作成では豊富な経験と知識を生かした生活設計を得意とし、資産運用は、お客様のリスク許容度に応じたアセットアロケーション(資産配分)の提示と、各種指数に連動したETFによる国際分散投資をお薦めしています。お客様から「私のFP」「我が家のFP」と言われる様、日々研鑽を続けています、2013年5月26日現在 専門家ProFileにて回答Q&A2,172件、公開コラム983件、マイベストプロにて公開コラム1,004件 取材TBS、週刊文春、日本経済新聞、週刊文春等多数、日本橋で少人数の資産運用セミナーとライフ・プランセミナーを開催中。  日本FP協会認定CFP®  宅地建物取引士 登録ロングステイアドバイザー 一般社団法人日本投資顧問業協会会員(投資助言・代理業 関東財務局長 (金商) 第2227号) 寄稿者にメッセージを送る

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