平成25年12月20日に総務省から平成25年12月1日現在の日本の人口概算値として、1億2727万人となり前年同月より約23万人減少したとの発表がありました。数字として突きつけられると、人口減少もリアルな感じになります。

 現実に今年の4月から消費税が8%になりますし、昨年の社会保険制度改革会議の議論の中で老齢年金の支給開始年齢を現行65歳から68歳へ繰り上げる議論も始まっていますし、いず70歳の支給になることも、十分予想されます。

 また、医療費もIPS細胞など今までには考えられないような治療方法が考案される一方で、治療費の高額が予想されます。いよいよ、国に社会保障の全てを頼りきることが難しい時代に入ってきたことが、実感できる2014年になるのではと、考えられます。

 そうなると、自力で将来のリスクを回避する手立てを実行する必要になります。昨年の円安・株高の流れや1月から実施されるNISA口座などにより、投資に対しての関心が高まっていると思います。

 ここで、皆さんのご興味はどの商品が儲かるか、どの株が値上がりするか…そのあたりが、多いのですが、当然ながら将来の価格については、誰も確約することはできません。投資を考えるときに、大事なことはリスク=価格変動のブレを出来るだけ少なくしながら目標リターンを達成することを目差す。そのための近道は分散投資にありますが、最適な投資比率を決定するには、少し技術が必要になります。

 リスクを測定する道具として、過去データから導かれる標準偏差、エクセルの関数機能を用いた相関関係や共分散、ソルバー機能を用いる最適解の求め方などは、エクセルを使えば求めることが可能になります。 

 一番困難になってくるのは、期待収益率の設定になりますが、ここは、どのような推定を行っていくかは、専門家でも困難な作業です。個々は、専門書等を読んで勉強する必要があります。運や感性で長い投資を続けていくことは、困難です。ぜひ投資手法を身につけてチャレンジしてみてください。(執筆者:渡邉 誠)