生命保険のご相談に当事務所までご来店いただいた方から保険契約をお預かりする場面で、月々の保険料のお支払に関して、

「預金口座引き落としにされますか?」
「クレジットカード払いにされますか?」

 という会話がなされます。

 今の時代、日々の生活の中でクレジットカードを上手に使いこなす人は多いですし、当然、多くの保険会社でも(細かい諸条件の違いはあれど)「保険料のクレカ払いOK!」の流れになってきていると思います。(未だ、対応の遅れている保険会社は、早急な改善・対応を!)

クレジットカードは「お化け」みたいなもの

 日々の相談業務の中でお話を伺っていると、クレジットカードを

 ・一応保有しているけれど、活用していない
 ・一枚も持っていない

 という方は、結構多い気がします。

 年齢層やその方の性格等にもよりますが、カードを保有していない・利用していない理由として

「なんとなく、使うのが怖い」
「なんだかよくわからないので、私には必要ない」

 といった声をよく耳にします。

 正体がよくわからない「お化け」が、人々から無条件に怖がられるのとよく似ていますね。「お化け」も正体がばれてしまえば、きっと「な~んだ、恐れるほどのモノでもなかったな…」となるのでしょう。

 必要性を感じていない人が、無理にクレジットカードを作り、使う必要は全く無いと思いますが、上手に使いこなすことができる人であれば、「住宅ローンの借り換え」や「生命保険の見直し」よりも(効果は小さいかもしれませんが)手っ取り早く、そして誰にでもできるいちばん簡単な家計改善方法ではないでしょうか。

上手なクレジットカード活用3つのポイント

 では、クレジットカードを上手に使いこなす、初歩・簡単なポイントとは?

1. 公共料金や生活必需品の購入のみに活用する

 電気・電話・NHKなどの公共料金や、スーパー・コンビニなどでの日々のお買いものは、生活をしていく上で、必ずかかる費用です。これら現金であれカードであれ「絶対に支払わなければならないもの」のみ「ニコニコ現金払い」から「カード払い」に変えてみる。

 クレジットカードポイントが積みあがりますし、スーパー・コンビニでの長蛇の列のレジの先頭で、小銭ジャラジャラのやり取りがなくなるだけでも、自分の時間や周囲の人への好影響も見込めます。

2. 年会費無料のカードなど、余分なコストがかからないカードを選ぶ

 「ゴールドカード」などの場合、ばかにならない年会費がかかることがあります。普段使いには、年会費無料の一般カードで充分ではないでしょうか。

 かくいう私自身は、十数年前の銀行員時代に作った(作らされた?)銀行系列会社のゴールドカードを未だに保有しています。ちなみに年会費は通常1万円ですが、家族会員カード作成で半額の5千円にしてもらっています。

 更に、毎月そこそこカードを利用するので、半年に一度お得意様向け(?)のギフトカードを2千円+2千円、年間4千円いただいています。実質年間1000円の会費ならまあいいか、という感じで継続して利用しています。

 まあ、そもそも見栄を張るつもりもないですし、ゴールドカードである必要性は全くないのですが…

3. リボ払いやキャッシング機能には、決して手を出さない

 もしかしたら、これが「お化け」の正体なのかもしれません。カード利用分を一括で決済できる(1) の項目に限定していれば、リボ払いやキャッシングを利用する必要はありません。

 最初、カード利用が不安な方は、大きな買い物が必要な時ほど、「現金を握りしめて」お買い物をされたらよいと思います。

 カード会社のHPや、郵便物、メールマガジン等、これでもかというほどに「リボ払い」利用変更を勧めてきます。カード会社の利益の為ではなく、家計改善のために、上手にクレジットカードを使いこなしたい方は、決して手を出さないほうが賢明でしょう。

 これら3つのポイントを押さえておくだけでも、日々の生活の中でメリットを感じられる場面は多くなってくると思います。

 達人の域になると、ポイント還元率を研究しまくっていたり、貯めたポイントをマイルに交換し、年1回の海外旅行の航空券購入の足しにしたり、充実したカードライフ(?)を送られている人もいます。

 また、少額でも月々のカード決済を長期間・確実に行うことは、個人信用の積み重ねと評価され、住宅ローンの審査等においても、良い影響を与えるものと考えられます。(逆に延滞等は、大きなマイナス評価要因となりますので、割賦販売の携帯電話料金の支払い遅延などと併せて注意が必要です)

 いづれにしてもクレジットカード利用の初歩の心構えとしては、決して深入りせずに普段の生活の中の一部分にだけ、無理のない範囲でカード払いを組み込んでみる、くらいの感じがよいのではないでしょうか。

 「お化け」など、きっとこの世にはいないのでしょう。正体を見極め、過度の恐れをなくすことで、クレジットカードと上手に付き合っていけるとよいですね。(執筆者:金子 亮太郎)