※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

厚生年金の保険料率改定のお知らせ 毎年9月に0.354%ずつ引き上げ

コラム コラム
厚生年金の保険料率改定のお知らせ 毎年9月に0.354%ずつ引き上げ

厚生年金の料率改定のお知らせ

 今年もまた、厚生年金保険料の保険料率がアップする時期が近づいて参りました。会社員の方は毎年この時期になると、給与の手取り額が若干変わるなぁ…と思われることも多いでしょう。今回は厚生年金保険料の保険料率改定のお知らせをお伝えします。


労使折半って何?

 給与から天引きされているこの「保険料」…実は”労使折半”だということ、御存知ですか?

 労使折半とは、厚生年金の被保険者(=従業員)と、会社側とで(ほぼ)半分ずつ、という意味です。実際、会社側もほぼ同率負担となるので、経営側から見れば社員を社会保険に加入させることは給与とは別に保険料を支払うことになるため結構な負担になります。

いくら払っているのかな?

 平成16年に行われた年金制度の改正により、厚生年金保険料の保険料率は、毎年9月に0.354%ずつ引き上げられることになっています(平成29年まで)。

 これにより、平成26年9月からの厚生年金保険料の保険料率は17.474%となり、これを労使折半で8.737%ずつ負担することになります。8.737%の負担率…結構大きいですね。

 この厚生年金保険料率の変更は、社会保険の算定基礎の反映と共に行われ、また、9月以降に支給する賞与につきましても、新しい保険料率で計算した保険料を賞与(被保険者の)から天引きし、会社負担分と合わせて保険料を納付します。

※原則としてですが、社会保険料は翌月に支払う給料から天引きすることになっています。

 会社で給与計算を担当されている方は、会社の徴収月を確認したうえで、徴収額と徴収時期を間違えないようにしましょう。具体的な保険料額や概要につきましては、日本年金機構のHPをご参照下さい。(執筆者:中川 博史)

【外部参照】
保険料額表(平成26年9月分~)[日本年金機構HP]

《中川 博史》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

中川 博史

中川 博史

整理士法人AIO 代表社員 大阪府豊中市出身。関西学院大学卒、その後朝日監査法人(現あずさ監査法人)にて勤務ののち独立し、平成17年2月に中川公認会計士税理士事務所を開設。現在は淀屋橋にてオフィスを構え、スタッフと合わせて総勢10名で大阪・東京を中心に、個人事業から大企業まで幅広く関与、会計・税務全般にわたっての幅広いサポートを行うほか、資産税に関する提案・海外資産への投資や管理等についての富裕層へのアドバイザリー業務等も積極的に行っている。 <保有資格>:公認会計士 / 税理士 / CFP 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集