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妖怪メダル入手に躍起にならず、子供にお金との上手なつきあい方を教えよう

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妖怪メダル入手に躍起にならず、子供にお金との上手なつきあい方を教えよう

 妖怪ウォッチが大人気ですね。私の住む地方都市ですら購入の際には整理券が必要なこともあります。子どもの欲しがるメダルを手に入れようと躍起になる親御さんの話もちらほらと耳にします。

 そうしたブームを目にするにつけ、いつも考えることはこれ。

 「どこで折り合いをつけるか」

 一度集め始めると、際限なくそろえたくなる気持ちもわかります。でもいつでも欲しいものが欲しいだけ手に入れられるわけではありません。そのおもちゃにいくらつぎ込むのか、手に入れるための労力、場合によっては保管スペース、そもそも数に制限あってほしい人全員には足りない…等々。ほしいままの購入にはどこかで無理が出てきます

 そういう時こそ、子どもがお金とのつきあい方を学ぶチャンス!

 無理だから我慢しなきゃいけないこともあるというのを覚えるのもその一つ。他にもなぜ買えないのかを伝えてみましょう。それを手に入れるための対価(お金や労力など)が必要だと気付くきっかけになります。そしてその対価を知った上でどこまで手に入れるか自分で折り合いをつけていく。そうしてお金とのつきあい方を上手にしていきましょう

 大人の買い物も同じですよね。妖怪ウォッチブームは大人の衝動買いに似ている。上手にお金を使っていくためには、その時の欲しいという気持ちだけにまかせていてはいけません。それが自分に必要か、どれだけ使うのか、他に代わるものは持っていないのか、そして懐具合とみあうのか…いろいろ考えた上で買うか買わないか決める方が買い物上手になりますよね

 ちなみにうちの子どもたちはあまりメダルやグッズには興味がないそうで、話題についていくのにテレビのアニメが見られればいいそうです。彼らなりのブームとの折り合う位置なのでしょう。

 流行りものに一緒になって盛り上がるのも楽しい。でも時には少し立ち止まって、考える機会をもてるようになるといいですね。欲しいだけ買い続けておこづかい無くなった~は妖怪のせいではないですから。(執筆者:柴田 千青)

《柴田 千青》
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柴田 千青

柴田 千青

Life Assist Salon 代表 茨城県出身。東京理科大学卒業後、技術者としてメーカー勤務。出産退職を機にFP資格を取得。お金の知識は社会生活で誰でも欠かせないことに気づき、一般への知識普及・教育の必要性を痛感。独立系FPとして相談業務の一方で、学校や自治体での講演や子ども向けの授業やワークショップを行う。 <保有資格>:2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP 寄稿者にメッセージを送る

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