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株主優待取扱なしのはずなのに…突然届く “隠れ優待” とは

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株主優待取扱なしのはずなのに…突然届く “隠れ優待” とは

権利確定月に株を保有しているともらえるのが株主優待と配当金ですが、それ以外にもう一つ、企業からもらえるのが「隠れ優待」です。隠れ優待とは、優待商品という名目ではないものの、突然企業から届く御礼商品のことです。


 隠れ優待にも幾つか種類があるようです。

◆全株主に送られてくる商品
◆アンケートを返送することでもらえる商品
◆議決権行使による商品

 いずれの商品も正規の優待商品ではなく、あくまでも不定期にもらえるものですから、隠れ優待だけを狙って株投資するのはちょっと違うかと。でも、突然何かをプレゼントされるのは、それは些細なものでも嬉しいものです。

 では、隠れ優待の中にはどんな商品があるのか、一例をご紹介しましょう。

マネーパートナーズの隠れ優待~2014年中間決済~

 東証一部上場のマネーパートナーズグループ(8732)は、株主優待を設定していません。Yahoo! ファイナンスで検索すると…


(画像元:Yahoo! ファイナンス http://info.finance.yahoo.co.jp/stockholder/)


 株主優待はありませんが、2014年の中間期(9月末日)に株を保有していた株主に、以下のような中間決済関係書類が12月頃に送付されました。


 株を保有している方なら見慣れた封筒だと思いますが、封筒の中には中間決済報告書に加え、配当計算書が入っていることは容易に想像できますね。ただ、今回は違いました。封筒を手にすると、異様な厚みがあるんです。「ん? 厚いなぁ」と思いつつ封を切ると…


 なんと2015年の卓上カレンダーが入っているではないですか。マネーパートナーズグループの株を比較的長期間保有したのは初めてでしたので、このような隠れ優待がもらえるというのは筆者は知らず、とても嬉しかったですね。(マネパは以前から隠れ優待があったのでしょうか?)

 たかがカレンダー、されどカレンダー。必ず貰える正規の株主優待とは異なり、サプライズ的な隠れ優待はけっこう心をくすぐります。

株投資における隠れ優待の位置付け

 株投資の目的と聞かれれば、株価差益、配当、優待、貸株サービスの4つを迷わず挙げますが、隠れ優待を目的とすることは決してありません。冒頭でも少し触れましたが、隠れ優待は不定期に送られてくるものですし、今年もらえたから来年ももらえるとは限りません。

 ですから、銘柄選別時に隠れ優待があるかどうか考える必要はありませんし、考えるべきではないと思います。もらえるかどうか分からないもののために、数万円、数十万円投資するのは投資とは言えませんね。「何かもらえたらラッキー」くらいの位置付けとしておきたいものです。

 ただ、突然手にした卓上カレンダーを見ると、隠れ優待も株投資の醍醐味の一つだということ、否定はできません。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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