※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

「うちに限って」は通用しない 争続トラブルになる家族の意外な特徴と対策

コラム コラム
「うちに限って」は通用しない 争続トラブルになる家族の意外な特徴と対策

争続トラブルになる家族の特徴

急ぎの依頼をされる

 「遺産分割協議書を早く作成してほしい」と駆け込んでみえる案件があります。

 内容は決めてあるからといいますが、つまり相手の気の変わらないうちに!?

 親が亡くなり、葬儀の翌日に分割相談にみえるケースもあります。しかも自分の相続分についてではがっかりです。遺産整理の手続きの進め方なら、もちろん早めの相談が大切です。

税金のことだけを考えてください!! と依頼する

 相続税を安くするには円満な分割がかかせません。ひょっとして自分のことしか考えていませんか?  相続は親のこと、他の相続人のことを考えるよい機会なのです。

「うちは大丈夫」と思っている

 「うちは大丈夫」と思っている方こそ問題です。いままで自分の思い通りにやってきて、他の相続人から何も言われたことがなかった。そんな人こそ、親の相続をきっかけに今までの不満を他の相続人からぶつけられる。今まで兄の言うことに逆らったことがなかった。可愛い妹と兄は考えていますが、今まで兄に命令ばかりされストレスが溜まっていた妹…かもしれません。


争続トラブルを防ぐための対策

 まず、財産目録の作成です。全体像が分からず分割はできません。借金があるのか。どんな不動産があるのか。我が家の場合ほとんどが調整区域の農地でした。預金はいくらあるのか、保険はいくらで受取人は誰か? 相続税はかかるのか、誰がどうやって支払うのか? 専門家もいれじっくりと時間をかけ検討する必要があります。

 その上で、親なら、そして他の相続人ならどう考えているのか思いを馳せる。自分ではなく相手がどんな分割を希望するのか聞いてみる。

 そして自分はどうしたいのか。 勝ち取って本当に幸せになれるのか? 「譲も」快感です。(執筆者:橋本 玄也)

《橋本 玄也》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

橋本 玄也

執筆者:FP1級、相続一筋20年 橋本 玄也 橋本 玄也

父の死をきっかけに相続に関心を持つ。その後、祖母、母の相続と3回相続を経験。自身の体験から相続人の気持ちがわかるFPです。愛知県の会計事務所にて20年近く相続専門の実務担当として様々な体験をし、遺産分割はこれまで500件以上関わりました。まとまる相続、相続人全員の方から喜んでいただくのを生きがいに、おかげさまで在職中担当したお客さますべて、全員の合意による遺産分割を行うことができました。現在は経験を活し、老人会、市役所、商工会議所、ハウスメーカー、金融機関、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会等、講師を行っています。 <保有資格>:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、宅地建物取引士、相続診断士 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集