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円安効果で外国人旅行者が集まる「スキー場関連銘柄」に注目

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円安効果で外国人旅行者が集まる「スキー場関連銘柄」に注目

 2月7日、日経新聞に以下のニュースが掲載されました。

『円安や雪質の高さなどを背景に、国内のスキー場が外国人でにぎわっている。オーストラリア人が北海道だけでなく本州にも注目。さらにアジアからの旅行者が雪に親しもうと体験するケースも増え、日によっては外国人比率が4割に達するスキー場もあるほどだ。若者など日本人の人気回復がいまひとつの中、外国人が 有力な客層になっている。』(引用元:日本経済新聞)

 円安効果が表れる銘柄として、輸出関連、空輸、百貨店が人気ですが、スキー場関連銘柄にも注目した方が良さそうです。その裏付けとして、日本政府観光局(JNTO)発表の2014年12月の訪日外客数データを見てみると…

◆2014年12月:1,236,100人(2013年12月総数864,491人に対し43%の伸率)
◆2014年全体:13,413,600人(2013年全体10,363,904人に対し29.4%の伸率)
(引用元:日本政府観光局(JNTO))

 訪日外客数がここ数年増加しているのには気づいていましたが、これほど増えているとは思わなかったというのが正直な感想です。都内を歩いていると、目にする外国人が平年より多い気がするのは私だけでしょうか。

 少なくとも数字が物語っていることは真実ですから、客数が伸びているであろうスキー場関連銘柄に注目して見るのはいかがでしょうか。


スキー場関連注目銘柄はコチラ

【日本駐車場開発(2353)】

株価:129円
最低購入金額:12,900円
会社概要:駐車場運営7割、スキー場運営3割の東証一部上場会社。スキー場売上を含め経営上向き、大幅増益中。
権利確定月:7月末日
配当:3円
優待:あり
1000株以上保有で、1日駐車料金30%OFF券5枚&スキー場リフト割引チケット3枚

◆ココに注目

 スキー場運営は基本的に冬場だけ。夏場に稼げる柱があるかが課題となるスキー場関連銘柄ですが、日本駐車場開発は主力が駐車場運営(約7割)。この絶妙なバランスが会社運営と利益率に好影響と見ています。また、夏場にスキー場をスポーツ合宿施設などとして活用することで利益率に貢献しているのが大きなメリットですから、利益上振れを期待できます。

【東急不動産HD(3289)】

株価:751円
最低購入金額:75,100円
会社概要: 東急電鉄系の総合不動産。利益の主軸はビル賃貸の不動産業大手。ニセコマウンテンリゾートなど全国8つのスキー場を運営。
権利確定月:3月末日・9月末日
配当:10円
優待:あり
100株以上保有で、リゾートホテル宿泊優待券1枚、宿泊優待共通券2枚、スポーツ優待共通券2枚(500株以上3年以上継続保有でカタログギフト進呈あり)

◆ココに注目

 主軸の賃貸ビル利益が好調で連続増益中。しかも大幅増配(14年3月期は4.5円、15年3月期は10円予定)。現時点でPER18.86、PBR1.21ですので、割安とまではいきませんが、今後の利益予測からすると “割安” と見ています。3月末日が権利確定月ですが、株価はいまだ横ばい。上昇前の今が狙い目かと。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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