住宅金融支援機構が行った民間住宅ローンの借り換えの実態調査によると、約半数(49.8%)の人が借り換え後は固定期間選択型を選び、3人に一人(32.2%)の人が変動金利を選び、全期間固定金利を選ぶ人が17.9%と一番少ないようだ。

借り換えの時期は、借り入れをした時から5年経過から10年経過までが42%を占め一番多いが、3年未満の人も8.3%、3年経過から5年経過の人が13.1%、即ち借り換えた人の63.4%が10年以内に借り換えていることになる。

借り換えた一番の理由は金利が下がることで63.2%を占め、二番目が返済が下がることで50.7%を占めている。借り換えの前と後の金利差で最も多いのは、0.5%~1.0%で全体の23.5%。注目すべきは借り換えた人の4.5%が同じ金利で借り換えていて、3.7%の人が借り換え前よりも高い金利に借り換えていることである。

私も借り換え相談を年間100件以上受けているが、借り換え前と金利が同じだったり、高い金利に借り換えた人を何人が経験している。

借りて間もないのに借り換えたり、金利が下がらないのに借り換えた人も其々それなりの理由があってのことだ。理由もなく、面倒な借り換えなどするはずがない。

大切なことは、無関心でいないことだと思う。世の中の情勢も、家庭の事情も日々変化している。住宅ローンもずっと同じで良いはずがない。(執筆者:竹下 秀一)