FX取引を始めるにあたり、多くの人が米ドル/円通貨(以後、ドル円)から取引を始めると言われています。これにはもっともな理由があり、筆者もドル円からFXを始めるのがベストだと思っています。

FX初心者がドル円から取引を始めるべき理由3つ

理由1:スプレッドが最も狭い

FX会社によっては50通貨ペア以上取扱われていますが、数ある通貨ペアの中でスプレッドが最も狭いのがドル円です。これは、すべてのFX業者に共通して言えることです。

人気のFX会社「GMOクリック証券」のスプレッドを参考に見てみましょう。

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≪GMOクリック証券 https://www.click-sec.com/corp/guide/fx/commission_list/≫

スプレッドが狭い通貨ペアは、米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルの3通貨ペアですが、一番狭いのはドル円の0.3銭です。

スプレッドが狭いなら取引コストという面で負担が小さいです。まだまだFXに不慣れな初心者にとって、スプレッドが狭いことは大きなメリットと言えます。

理由2:流動性が高く相対的にリスクが低い

流動性が高い、つまり需要と供給が多いので、相対的ではありますがリスクの低い取引が可能です。

比較的最近、スイスフラン急騰騒ぎがあったのはご存知でしょうか。(参考記事:スイスフラン急騰! 個人投資家が稼ぐ絶好の機会なのか緊急分析)

スイスフランが需要と供給のバランスの取れた、かつ流動性の高い通貨であったなら、このような事は起こらなかったかもしれません。

米ドルは世界の基軸通貨であり、最も取引量の多い通貨となっています。以下の表をご覧ください。


≪日興アセットマネジメント https://www.nikkoam.com/files/fund-academy/number/pdf/2013/0927_01.pdf≫

BIS(国際決済銀行)のデータに基づき、日興アセットマネジメントが作成した表です。

取引高の通貨別シェアで、米ドルが87%のシェアなのに対し、スイスフランはたったの5%です。また、通貨同士の取引高シェアで、1位は米ドル/ユーロ、2位は米ドル/円となっています。

データが示す通り、米ドルの流動性は非常に高いですから、スイスフラン急騰事件のようなことが起こる可能性はかなり低いと言えます。

FX初心者はドル円から取引を始めるのがセオリーであると結論付けられます。

理由3:ボラティリティが小さい

ボラティリティとは、価格変動率のことです。つまり、レートが大きく変動するかどうかということなのですが、ドル円のボラはかなり小さいです。(ボラティリティのことを略してボラと言います)

たとえば、英ポンド/日本円通貨ペアの動きと比較すると一目瞭然です。以下、同期間におけるドル円とポンド円のレートの動きを比較してみてください。まずは、ドル円から。


≪8月5日~8月8日 ドル円60分足チャート≫

最高値が約125円、最安値が約123.9円です。次に、ポンド円チャートを。


≪8月5日~8月8日 ポンド円60分足チャート≫

こちらの最高値は約195.2円、最安値は約192円です。

同期間のレート変動は、ドル円が約1.1円なのに対し、ポンド円は約3.2円となっています。2つの通貨ペアのボラティリティが明らかに違うこと、お分かりいただけると思います。

ボラが大きいとリターンの可能性が高くなりますが、その分損失の可能性も大きくなります。つまり、ボラが大きいとハイリスク・ハイリターン、小さいとローリスク・ロー・リターンというわけです。

FX初心者として望ましいのは、間違いなくローリスク・ローリターンの取引です。これもボラティリティの小さいドル円通貨を選ぶべき理由なのです。

FX初心者がドル円から取引を始めるべき理由 まとめ

米ドル/円通貨ペアは、

1.スプレッドが最も狭い
2.流動性が高く相対的にリスクが低い
3.ボラティリティが小さい

という理由により、FX初心者は米ドル/円通貨から取引を始めるのが無難と言えます。FX取引を始めるときに思い出してください。(執筆者:堀 聖人)

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