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【堀聖人の投資サロン】投資の成功例は聞き飽きた 失敗例を教えてくれ

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【堀聖人の投資サロン】投資の成功例は聞き飽きた 失敗例を教えてくれ
『売却益で新型テレビを買いました』
『高配当利回り株を保有してお小遣いを稼いでいます』

ちょっと聞き飽きたフレーズですよね…。成功例も良いのですが、資産運用を学ぶときは失敗例も知りたい、というのが多くの方の本音のようです。

そこで、【堀聖人の投資サロン】第1回目の今回は、わたし堀聖人の投資失敗例を引き合いに出し、投資のありのままを語り合ってみたいと思います。

※堀聖人の投資サロンは完全無料です(笑)

第1回目参加者↓
堀聖人(以下、堀)
GUEST:個人投資家さん(以下、Gさん)

マネ達サロン第1回目テーマ:株投資の失敗例と学んだ教訓

Gさん:マネ達サロンに呼んでくださり、ありがとうございます。僕は株投資の初心者で、NISAブームに乗って去年から株を始めました。

情報収集のためにネットサイトを見ていると、成功例はたくさんあるのですが、失敗例があまり見つからないんです。堀さん、失敗例を教えてくれませんか?

:なるほど、失敗例ですか。確かに、具体的な失敗例は成功例に比べて極端に少ないですよね。

具体的に失敗例を出すとそれぞれのビジネスに関わってくるので、公表しにくいという一面がありますから。

率直に言うと、損失を出したことのない投資家さんはゼロだと思います。どんな方でも売却差損の経験はあるはずです。

ただ、トータルの利益がプラスなら、投資として「成功」と言えるのでしょうけど。

では、私が最近失敗した投資例をご紹介しますね。

正確に言うと、今もその “失敗” が継続中です(苦笑) 買った株が想像以上に下落。売るタイミングを逃してしまい、いわゆる「塩漬け」中なんですよ。

Gさん:あっ、塩漬けというのは、含み損のある株を継続保有しているってことですね。

:そうなんです。塩漬け株はこれです、WTI原油ETF(証券コード1671)。

ご存知かもしれませんが、日本の株安と円高の要因の一つが原油安です。原油は去年から断続的に下落していますよね。

百聞は一見に如かず、WTI原油ETFの日足チャートを見てみますか。


≪WTI原油ETF(1671)日足チャート≫

Gさん:お、すごい。下落相場一直線ですね。

:そうなんです。チャート左部分が去年7・8月頃になりますが、このときに「押し目買い」と思い、数回に分けて買い増ししました。


≪約定明細画像≫

当時、1口3,000円ほどでお手頃株だったというのもあり、合計11株買いまして。8月に底を打った時は、「これから反発していくだろう」と思った記憶があります。

もちろん、希望的観測ではなく、ファンダメンタル分析もしっかり行いました。中国が原油を買い進めていたので「何か理由があるに違いない」とも思いましてね。

9月~10月初旬にリバウンド相場の様相を見せたのですが、その後再び下落相場に。そうしているうちに売りのタイミングを逃してしまって、塩漬け株になってしまったのです。もうすぐ発酵してしまうかも。

Gさん:(笑えない…)


≪保有株明細≫

保有株明細にあるように、保有数量は11株、平均取得価格は3,333.45円です。現在の時価が1,719円ですから、評価損益額は-17,758円、ほぼ半値になっています。

やってしまったぁ、という後悔の念でいっぱいです(泣)

Gさん:教えてくださってありがとうございます。堀さん、今後はこの株、どう処理する予定ですか? 継続して塩漬け予定ですか?

:核心に迫った質問ですね。選択肢は2つあって、今こうしてサロン中にも考えているところです。一つは塩漬け続行、もう一つは今さらながら損切り。どちらかでしょうね。

塩漬けのメリットは、損失が確定しないことです。そして、将来値上がりした時に売却すれば、少なくとも利益を±0にすることができます。

ただし、将来的に必ず値上がりするかは分かりませんし、いつ値上がりするかも分かりません。希望的観測の域は出ませんね。

塩漬けのデメリットですが、塩漬けはいわば投資としてやってはいけないことなんです。

投資ってお金を働かしお金を生む行為です。でも塩漬けをすることによって、投資チャンスを逸していることになり、時間とお金を無駄にしていることになります

配当と株主優待を狙っている株が元本割れしているのと塩漬けでは、全く違う話です。

塩漬けの定義は、配当や優待という明確な目的がなく含み損のある株をただただ保有することです。お金の運用がしたいなら、塩漬けは何としてでも避けたいところですよね。

ですので、近日中に損切りを断行しようと思います。

今さらながら…という気持ちはありますが、残った資金を新たな対象に投資することで、しっかり利益を狙っていきたいです。

Gさん:なるほど、損切りを次の投資ステップにするということですか。何か大切なことを学んだ気がします( ..)φメモメモ

:失敗例から是非学んでいただければと思います。簡単にまとめると、

・株投資で損失を出さないことはない
・含み損が一定ラインを越えたら損切りすること
・塩漬けは投資としての失敗例
・損切りは「次の投資チャンスを生み出すステップ」と、積極的に捉える

塩漬け株を持っている私が言うのはあまり説得力がないかもしれませんが、塩漬けはダメです! 私を反面教師としていただければ何よりです。

Gさん:失敗例、ありがとうございました。これで堀さんの “お株” が下がってしまいますね。

:はははっ…Gさん痛烈~。またサロンに参加してくださいね。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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