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失敗しない住宅購入 「戦略」を決め、それに基づく「戦術」を選ぶ

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失敗しない住宅購入 「戦略」を決め、それに基づく「戦術」を選ぶ

「戦略」と「戦術」は住宅購入にも必要


もともとは軍事的な用語のようですが、「戦略」と「戦術」という言葉はビジネス上でも頻繁に使われています。

簡単にいうと、

「戦略」とは、目的を達成するためのシナリオ。

「戦術」とは、目的を達成するための具体的な手段、実践的な計画。

これは住宅購入という人生のイベントについても必要な視点だと思います。

住宅購入をする場合、

・ 住宅ローン商品、返済方法をどうするか

・ 欠陥や瑕疵のない物件選びをする

・ 火災保険選びや生命保険の見直しをどうするか

・ 補助金や税制をどう有効活用するか

などを考えます。

マイホームを購入される方にとっては、

・ 物件選びや家づくりというハードの部分

・ 購入コストというお金の部分

なども考えると思います。

できるだけ失敗のないお得なマイホーム購入を実現されたいと思われるはずです。

そして、そのための知識や情報を収集されたり住宅購入前に勉強されたりするかもしれません。

住宅購入においての「戦略」とは…

ただ、これらのことは、住宅購入における「戦術」にあたるものです。最終的には、こういった1つ1つの「戦術」が大切になってくるのですが…

その前に考えるべきは、「戦略」の部分です。つまり、あなたがマイホームを購入する「目的」を達成するためのシナリオの部分です。

例えば、投資として住宅を購入するという人がおられます。

そういう方は、

「投資として収益を上げる」

という目的を達成するためのシナリオ(戦略)を考えるはずです。

そして、その目的達成のための戦術として、

・ 投資物件の選択

・ 利回り(家賃収入や管理コストの計算)

・ 将来的に売却するタイミング

など…を決めていくのではないでしょうか。

生活する場として住宅購入での「戦略」


では、投資ではなく自分や家族の生活する場として住宅を購入するという場合、その目的を達成するためのシナリオ、すなわち「戦略」となりうるものはなんでしょうか?

その1つが…

「ライフプラン」

つまり、あなたの人生設計です。


「家族の人生をより豊かにするため」ということを住宅購入の目的とするならば、その目的を達成するためのシナリオが「ライフプランニング」つまり、住宅購入後の人生設計も含めたシミュレーションとなります。


住宅購入後の家計の収支や貯蓄の推移を客観的な数値として把握することによって、住宅購入後も問題なく生活していけるかと確認する作業ともいえます。

ライフプランをシミュレーションするタイミングとしても、住宅という大きな支出を伴う時期で行うことは、大きな意味があります

人は生きている限り、生活するための場所として「住居」が必要ですが、住宅購入は長い人生におけるライフイベントの1つにすぎません。

これからの高齢化・人口減という日本の社会状況と日本人の平均寿命を考えたとき、住宅購入におけるシナリオは必要です。

あなたが、ライプランという「戦略」を持つことは、

・どんな物件を購入すべきか?

・購入予算はどうすべきか?

・住宅ローン商品や返済方法はどうすべきか?

・保険はどのような商品を選ぶべきか?

など、マイホーム購入における「戦術」を決める基準となり、その選択に大きな影響を与えます。

住宅を購入すると言っても、住宅は、1つ1つ価格も異なり、1つ1つの物件が、それぞれ異なる特徴を持つ全く同じものはない個別性の高い商品です。一方、購入する側の人生設計も1人1人異なります。

なので、本当にあなたにふさわしい、失敗のない住宅購入をするためには、「戦略」をまずしっかりと決めた上で、それに基づく「戦術」を選ぶことが必要です。(執筆者:吉満 博)

《吉満 博》
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吉満 博

吉満 博

Be.ライフサポート事務所 代表 大学で建築を専攻。卒業後、建設会社(ゼネコン)、住宅メーカーで建築設計の仕事に携わる。その後、コンサルティングでの独立目指し、営業職に転職。その後、自らの住宅購入経験踏まえ、住宅購入者に対し、売手ではない第3者の立場から、物件選び・家づくりから資金計画や住宅ローン商品選択、返済計画、火災保険選び、保険の見直しなどマイホーム購入にまつわるお金について相談できる「あなたの住宅購入相談室」を運営。 <保有資格>:宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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