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英国EU離脱で為替・株式市場が荒れる今、腰を据えて資産運用する方法

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英国EU離脱で為替・株式市場が荒れる今、腰を据えて資産運用する方法

英国民投票によって英国EU離脱が決定。その結果を受けて、為替・株式市場が荒れています。

ある個人投資家は「買いのチャンス」と考えているようですが、今後の見通しが不透明の今、積極的に投資をするのは怖いと感じる方が少なくないのも確かです

しかし、どんな相場動向でもコツコツと収益を上げていける資産運用方法があります。相場が荒れる今、しっかり腰を据えて投資をする方法を2つご紹介しますので、参考にして下さい。

為替・株式市場が荒れているときの資産運用方法2つ

ここで紹介する資産運用方法は、以下の2つになります。

1.定期積立投資
2.為替レートの上下の動きを利用した外貨運用

なぜこの2つが今の相場に最適と言えるのか、一つずつ見ていきましょう。

1. 定期積立投資

定期積立投資とは、一つの投資商品を一括購入するのではなく毎月少しずつ購入する投資法で、最低1円から積立投資が可能です。

一括で投資商品を購入した場合、購入後に商品価格が下落してしまえば含み損を抱えてしまうことになってしまいます。

しかし、毎月ちょっとずつ購入すれば値下がりへのリスク分散効果が発揮され、平均購入価格も抑えられるメリットがあるのです。この投資法はドルコスト平均法とも呼ばれています。

このドルコスト平均法で投資商品を買う方法は、毎月一定量購入するのともまた違った投資法です。為替・株式相場が乱高下する中でドルコスト平均法が有効なのはなぜなのでしょうか。

たとえば、ある投資商品を毎月1,000円ずつ購入したとします。毎月1,000口購入する一定量購入法とでは、買付けられる商品数に大きな違いがでてくるのです。

随時変動する投資商品をドルコスト平均法と一定量購入法で買った場合の2つを、以下の表にて比較してみます。

≪商品価格はランダムで変動したものとする≫

ドルコスト平均法で毎月1,000円分購入するのと、一定量購入法で毎月1,000口買うのでは、合計購入量に差が出ることが分かります

一定量購入法では、当然のことながら5カ月の合計購入量が5,000口なのに対し、ドルコスト平均法では5,492口購入することができるのです

商品価格はランダムで設定したのであくまでも一例に過ぎませんが、ドルコスト平均法のメリットが際立つ格好となっています。

つまり、市場動向が変動し日経平均株価が暴落するような場面において、ドルコスト平均法なら購入量が自動的に増えることになり、対象の投資商品を安く買付けることができるメリットがあるというわけです。

平均購入価格を抑えて投資商品を購入できるドルコスト平均法。荒い相場のときでも腰を据えて資産運用ができるので、長い目で見れば有効性の高い投資法と言えるでしょう。

当然、商品価格が暴落したときを狙って一括購入すれば、ドルコスト平均法よりも更にお得な価格で商品を購入することができるのは確かです。その面から言えば、ドルコスト平均法も万能ではありません。

しかし、リーマンショックや英国EU離脱ショックのとき市場はパニック状態になっていました。その状況下で底値を狙って投資商品を買うのは、ファンドマネージャーや為替ディーラーでもなかなか難しい話でして。

ですから、腰を据えて堅実投資がしたいなら、やはりドルコスト平均法での資産運用に一定のメリットがあると言えるでしょう。

ちなみに、定期積立投資商品として挙げられるのは、ネット証券各社が取扱う定期積立投信やSBIFXトレードの定期外貨取引(レバレッジ付き)などがあります。

カブドットコム証券の「ワンコイン積立」:毎月500円~積立式で投信ファンドを購入
SBIFXトレードの「レバレッジ付き定期外貨取引」:1円~好きなだけ外貨を定期購入

カブドットコム証券で口座開設⇒公式サイト

2. 為替レートの上下の動きを利用した外貨運用

こちらの「為替レートの上下の動きを利用した外貨運用」は、主にFX(外国為替証拠金取引)での外貨運用となります。

最近は、「リピート系」と言われる半自動取引が主流になりつつあるFXですが、リピート系は為替レートの上下の動きを利用したFX取引です。

ですから、為替レートが上がったほうがよいわけでなく、逆に下がったほうが良いというわけでもないのです。あくまでも為替レートの動きを利用した外貨運用になり、ココがポイントです

各国の景気動向を鑑みて外貨を売買するというよりも、為替の動きがあればいつでも利益を上げられるというのがリピート系の仕組みです。

具体的に説明しましょう。一定の範囲内で為替レートが動くのが一般的ですが、その範囲内(レンジ相場とも言う)で外貨を「買う」または「売る」注文を発注します。

レンジ相場が続く限り、発注した売買注文が半永久的にリピートされるわけです。ですから、不景気や相場が荒いといった要素はあまり影響しません。設定した範囲内で為替レートが変動している限り、コツコツと収益を上げていくことができるのです。

このリピート系を発案した元祖リピート系と言われているのが、マネースクウェアジャパン(マネスクやM2Jという愛称で呼ばれている)というFX会社です。

特許も取得しているマネスクの【トラップリピートイフダン】注文ことトラリピですが、マネスクの後を追って他のFX会社も似通ったリピート系商品を提供しています。

iサイクル2取引(外為オンライン、ライブスター証券)
ループイフダン(アイネット証券)
トラッキングトレード(FXトレーディングシステムズ)

似ているようで微妙な違いがありますから、実際に取引をするなら各商品の詳細を確認する必要があることを併せてお伝えしておきましょう。

大切な点ですが、このリピート系商品なら為替レートが円高に急騰することや株式相場暴落をあまり気にする必要がありません。

あくまでも為替レートが上下に変動していることが重要になります

流動性の低いマイナー通貨でさえもレートが変動しないことはほとんどありません。どの相場においてもコツコツと収益を上げられる可能性があるのが、このリピート系による外貨運用というわけです。

一般の為替取引とはちょっと違った外貨運用ですので、取引の仕方は学ぶ必要がありますが、今の荒い相場の中でもしっかり収益を上げられる確率の高い投資法としてお伝えしておきますね。

為替・株式市場が荒れているときの資産運用方法2つ まとめ

どんな相場動向になったとしても、堅実に投資をして収益を上げたいというのが本音でしょう。そこでご紹介したのが以下2つの資産運用方法でした。

1.定期積立投資
2.為替レートの上下の動きを利用した外貨運用

もし興味があるようでしたら、どうぞ。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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