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節約を隠れ蓑にムダ遣いしていませんか? 「欲しいもの」と「必要なもの」を勘違いしない心得

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節約を隠れ蓑にムダ遣いしていませんか? 「欲しいもの」と「必要なもの」を勘違いしない心得

気に入って購入したのに「後悔」した経験は、ありませんか?

友人のS子さんは電気炊飯器を購入しようと量販店やデイスカウントストアを、巡りました。

そしてあるお店で、複数の炊飯器を使い炊いたお米の食べ比べをする「デモンストレーション」に遭遇しました。

こんなチャンスは滅多にありませんから、試食。そして、バツグンに美味しく炊ける「電機炊飯器」に巡り合えました。価格は8万円です。あなたはこの価格を、どう捉えますか?


「たかが炊飯器に、8万円も使うなんて考えられない」と、否定する方。

あるいは「私はご飯党だから、8万円の炊飯器を購入する気持ちが分かる」という方も、いらっしゃるでしょう。

S子さんは試食をする前までは、「8万円の炊飯器なんてとんでもない! 眼中になかった。」といいます。しかしご飯好きなご夫妻です。

「美味しいご飯があれば、おかずは減らせるから食費の節約になる」
「初期投資は高いが、省エネ設計だから電気代の節約になる」
「おかゆも、おこげもタッチパネル一つで、調理ができるから便利」
「早抱き機能が搭載されているから、時間の節約にもなる」等。

数多の理由を自分に言い聞かせ、購入を決めました。

ところが、その電気炊飯器は数回使用しただけで、お蔵入りなのです理由は重い、大きい、使いづらい。魅力だった炊きたての味も、最初ほどの感動がない

ご主人に、「新しい炊飯器で炊いたご飯はすごく美味しいでしょう?」と聞いたところ「そうかな?」と関心を示さない。

ついには「土鍋で炊いたご飯のほうが、美味しい」と言い出す始末。

「(電気炊飯器に)8万円を支払ったなんて、絶対にいえない」と、彼女はひどく後悔しています。

便利の追及はキリがない


S子さんと同じような経験が、あなたもあるでしょう。人は便利を追求し始めたら、新しいものへ目が向き、キリがありません。ですから、ほどほどのところで折り合いをつける。工夫をする。

そういう視点がないと、上手にお金を使う。「お金が貯まる人」にはなれません。

あなたが、何か新しいものを購入しようと考えるのは、「必要だから」ですか?

「必要だから」ではなく、「欲しいから」では、ないでしょうか?

「欲しい気持ち」が悪いというのでは、ありません。皆が物欲を失ったら、お金は回らず、経済は豊かにはなりませんから、浪費や衝動買いをする人がいなくては困ります

しかし、「欲しい気持ち」の理由が「友だちがもっているから」、「カッコいいから」というような希薄なものでは、お金持ちにはなれません

節約をしているという人の中には、本当は必要ではなく欲しいだけなのに、「我が家の必需品」、「節約につながる」等と無理やり理由づけをしている方も、見受けられます。

今や家電や車、日用雑貨に至るまで「節約」、「省エネ」、「地球に優しい」など魅力的なキャッチコピーが施されている商品ぞろいです。

あなたはそうした、言葉に踊らされていませんか?

本当に節約に繋がるものであっても、使わなければただのゴミです。節約を隠れ蓑に、ムダづかいをするほど愚かなことはありません。

お金を出さず、知恵や工夫を出そう


「手間や労力を極力かけずに目的を達成するには、どう工夫をすればいいのか?」という発想に、切り替えましょう。

するとたくさんの道具は不要になり、無理なく「倹約」ができお金も貯まります。

次回は、携帯電話を年中無休、24時間営業にしていませんか? です。お楽しみに。(執筆者:臼井 由妃)

《臼井 由妃》
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臼井 由妃

臼井 由妃

ビジネス作家・講演家。33歳で結婚後、病身の夫の後を継ぎ専業主婦から経営者に転進。独自の経営手法で多額の負債を抱えていた会社を優良企業へと導く。その活躍が様々なメディアで紹介され、日本テレビ系で放送された「マネーの虎」に出演する等、好評を博す。また行政書士・宅地建物取引士等の資格を有し、知識の広さと解説力には定評がある。新聞や雑誌テレビ等出演多数。お金に関する著作も多くビジネスマンから主婦に至るまで支持されている。著作数は70冊・総販売数は200万部を超える。最新刊は「お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか? 金運を鍛える「倹約」生活のルール」 <保有資格>:行政書士・宅地建物取引士・栄養士等 寄稿者にメッセージを送る

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