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子供3人、共働きの我が家が「必要以上の生命保険に入ってしまわないように」気をつけたこと。

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子供3人、共働きの我が家が「必要以上の生命保険に入ってしまわないように」気をつけたこと。

わが家には3人の子供がいますが、3人目が産まれるまで夫婦共に生命保険をかけていませんでした。

共働きだからというのもありますが

「掛け捨てで支払うのがもったいない」

と、感じていたんですね。とは言っても、子供が増えるにつれ生命保険に入らないことによる不安もでてきたので、検討を始めました。

今回は、私が生命保険を検討した際に考慮した3つのポイントについて書きたいと思います。


1. 「遺族年金」が意外にすばらしい!

私たち夫婦は厚生年金に加入しています。ちなみに厚生年金保険料は給与から天引きされています。

じっくり給与明細を見てみてください。結構な額が天引きされています…。

遺族年金」は意外に知られていないですが、その名のとおり遺族に支払われる年金です。年金という名前ですが、若くても支給されます。

夫が亡くなってしまった場合

私と子供3人とで、月額約15.5万円を受け取ることができます。

年額にして約186万円。遺族年金には所得税がかかりませんので、税金を差し引かれることなく満額受け取れます。


≪画像元:オリックス生命保険公式HP 必要保障額シュミレーション

私が亡くなった場合

夫と子供3人とで、月額約14.2万円。年額にして約170万円受け取ることができます。

子供がいることによる加算は、子供の年齢が18歳未満という制限がありますが、子供が小さい間は思っていた以上に手厚いなという印象です。


≪画像元:オリックス生命保険公式HP 必要保障額シュミレーション

世帯主が死亡した場合

世帯主が死亡した場合でも児童手当を受け取ることができます。

現在、2歳・4歳・7歳児を育てていますので、年額42万円。

遺族年金と合わせると、年額220万円は支給されますね。月額で19万円ほどあれば、食べていくのには困らなさそうです。

2. 「住宅ローン」という生命保険がある

住宅ローンを組むときに加入する、団体信用生命保険も生命保険です。

住宅ローンは金利の支払いなどを考えると、賛否両論あるとは思いますが、既に団体信用生命保険に加入しているのであれば、これも無視はできませんよね。

わが家は、ちょうど住宅の購入を考えていた時期だったので、団体信用生命保険に加入することを前提に生命保険を選びました。

地方在住で中古マンションを購入したので、ローンを組まずに支払うこともできたのですが、低金利ということもあり敢えてローンを組みました。

我が家の場合

ローンの返済は夫婦二人で月9万円ほど。そのうち3分の2が夫名義、3分の1が妻名義です。

夫が死亡した場合は、年額72万円ほどのローン支払いが免除されることになります。

月々の支払は3万円ほどになります。マンションなので管理費・修繕積立金・駐車場代を別に3万円ほど支払っていますが、住む場所を変えずに家賃6万円だと考えればそう高くはありません。

3. 給与も含めていくら受け取れるかを考える


「遺族年金」と「住宅ローンの生命保険」で夫が死亡した場合は、ざっと年額300万円近く受け取れることが分かりました。

団体信用生命保険はローンを支払わなくてよくなるという種類の保険なので、正確に言うと受け取れるわけではありませんが、ここでは受け取れる額として表現します。

この金額(年額約300万) + 自分の給与 = 生命保険に加入しなくても受け取れる額

私は現在、子供が小さいこともあり、フルタイムではなく会社の育児短時間勤務制度を使って8割勤務で働いています。

万が一の場合でも、子供が大きくなるまではフルタイムでは働かないと思うので、時短勤務を前提にして給与額を見積もりました。

男性の方も、奥さまが亡くなった場合は家事・育児の負担が大きくなり、思うように残業ができず残業代が減ることが予想されるので、低めの額で見積もることをおすすめします。

一度計算して見てください

給与も含めていくら受け取れるかが把握できましたか?

「新たに生命保険に加入しなくても、生活していけそうだな」

と気付いた方も多いのではないでしょうか。

この受け取れる額が頭の中にあれば、必要以上に高額な生命保険に入ってしまうこともないと思います。生命保険を検討する前に、ぜひ計算してみてください。(執筆者:村居 裕子)


《村居 裕子》
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村居 裕子

村居 裕子

3人の子供を持つ主婦兼ライター。大学卒業後。新入社員当時から財形貯蓄をしたりと、貯金が好きな性格。貯金にこだわるあまり、気持ちよくお金を使えないというジレンマに気付き、しっかり貯金をしつつ、楽しくやりたいことはする!という生活をめざしている。子供を持つ主婦目線で、少し工夫で簡単に節約できるコツを書いていきます。 寄稿者にメッセージを送る

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