毎日の生活を便利にしてくれる家電がそろった家電量販店ですが、最近では家電のみならず、日用品や医薬品、お酒、そして家まで、と商品ラインナップが多彩になってきました

また、株主優待を実施している家電量販店の企業も多いですが、基準にばらつきがあり、どこがお得なのか? が一概に分かりづらいと感じたため、今回調べてみました。

以下の株価他データは、11/29(水)終値時点でのYahoo!ファイナンスより引用しております。株式購入時には株価の他に証券会社の手数料がかかります。

1.ソフトボール優勝セールもあり! ビックカメラ

「ビックカメラ」は、首都圏および各地方都市のターミナル駅前に多く出店する家電量販店です。

家電をはじめ、医薬品販売や酒販も行っており、新宿駅東口には衣料品のユニクロとコラボした「ビックロ」など、特色ある店舗も手掛けています

また、2012年には郊外型の家電量販中堅「コジマ」を傘下におさめ、ロードサイドでも「コジマ × ビックカメラ」の店舗を展開しています

「ビックカメラ」では株主優待を行っており、保有株数に応じて店舗及びネットショップで利用できる優待券をいただくことができます。

さらに、長期保有の期間によっていただける優待券が追加されるため、100株を2年以上保有した場合の優待 + 配当利回りは4%を超え、高利回りといえますね。

また、「ビックカメラ」と「コジマ」の株主優待券は各店舗で併用することも可能で、4千円の買い物をした場合は、ビックカメラの優待券千円分 × 3枚とコジマの割引券500円 × 2枚、といった組み合わせで支払いできます。

ビッグカメラ(3048)

≪画像元:ビッグカメラ

・ 株価 1,416円
・ 最低購入金額 14万1,600円(100株)
・ PER 17.16  PBR 2.11 
・ 権利確定月 2月末・8月末
・ 配当 12.00円/年
・ 配当利回り 0,85%

株主優待

・ 株主お買い物優待券

【2月末】 
100株以上 2千円(千円券 × 2枚)
500株以上 3千円(千円券 × 3枚)
1,000株以上 5千円(千円券 × 5枚)
1万株以上 2万5千円(千円券 × 25枚) 

【8月末】 
100株以上 1千円(千円券 × 1枚)
500株以上 2千円(千円券 × 2枚)
1,000株以上 5千円(千円券 × 5枚)
1万株以上 2万5千円(千円券 × 25枚)

・ 長期保有株主向け優待制度

【8月末】 
1年以上2年未満継続保有(100株以上) 株主お買い物優待券1枚追加(千円券 × 1枚)
2年以上継続保有(100株以上)    株主お買物優待券2枚追加(千円券 × 2枚)

コジマ(7513)

≪画像元:コジマ

・ 株価 365円
・ 最低購入金額 3万6,500円(100株)
・ PER 16.73  PBR 0.73 
・ 権利確定月 8月末
・ 配当 0.00円/年
・ 配当利回り 0%

株主優待

・ 買い物優待券(500円券)

100株以上  2枚(千円分)
500株以上  6枚(3千円分)
1,000株以上 10枚(5千円分)
3,000株以上 30枚(1万5千円分)
5,000株以上 40枚(2万円分)

自社店舗・通販での合計2千円(税込)以上の商品購入につき、各1枚利用可(限定商品除く)

・ ビックカメラおよびコジマ発行の株主優待券は両社の店舗(インターネットショップを除く)で利用可

2. 全国1千店以上の店舗あり! エディオン

「エディオン」は中部地方、西日本を拠点に全国1千店以上の店舗を構える家電量販店です。

家電製品のほか、リフォームや太陽光発電システム、オール電化などの販売を行っているとのことで、ヤマダ電機と方向性が似ているようですね。

また、広く使われている「Tポイント」も導入され、利便性も高そうです。

「エディオン」では株主優待を実施しており、保有株数に応じて優待券をいただくことができます。

100株保有の場合は、500円券が6枚(計3千円分)がいただけるので、その際の配当 + 優待利回りは4%台となかなか高いです。

しかし前述の「コジマ」同様に、買い物2千円につき1枚(500円)利用できる割引券のため、自腹で支払う金額が多くなります

欲しい商品が決まっている場合にあるとよい優待品ですね。

エディオン(2730)

≪画像元:エディオン

・ 株価 1,255円
・ 最低購入金額 12万5,500円(100株)
・ PER 12.01 PBR 0.77 
・ 権利確定月 3月末
・ 配当 26.00円/年
・ 配当利回り 2.07%

株主優待

買い物2千円(税込)ごとに1枚(500円)利用できる優待券
100株以上  6枚
500株以上  20枚
1,000株以上 30枚
2,000株以上 40枚
5,000株以上 50枚
1万株以上  100枚

3. 高配当かつ高利回り! ヤマダ電機

「ヤマダ電機」は、売上高日本一を誇る最大手の家電量販店です。

もともとはロードサイトに多く出店していましたが、最近では、「LABI」といった大型店を新宿や池袋などの巨大ターミナル駅近くへ進出させています。

また、家電のみならず、ビックカメラ同様に日用品も多く取り扱いしたり、家屋のリフォームを手掛けるなど、住空間のコーディネートにも事業を広げています。

「ヤマダ電機」では、株主優待を行っており、所有株数や保有期間に応じて優待券を進呈しています。

100株保有を行った場合、年間で500円分の優待券が6枚(3千円分)がいただけるので、その場合の優待 + 配当利回りは約8%。

さらに2年以上100株保有を行った場合には、年間で500円分の優待券が11枚(5千500円分)いただけるので、その優待 + 配当利回りは、なんと12%を超える高利回りとなります。

ただし、こちらの優待券は金券ではなく、1千円(税込)ごとに500円券が1枚使用可能という割引券ですので、半額は自分で払う必要があります。

ヤマダ電機(9831)


≪画像元:ヤマダ電機

・ 株価 598円
・ 最低購入金額 5万9,800円(100株)
・ PER 10.36  PBR 0.84 
・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 18.00円/年

株主優待

・ 買い物千円(税込)ごとに1枚(500円)利用できる優待券

【3月末】
100株以上  2枚 
500株以上  4枚 
1,000株以上 10枚 
1万株以上 50枚
 
・ 1年以上保有の場合上記に加え+3枚、2年以上保有の場合上記に加え + 4枚

【9月末】
100株以上  4枚 
500株以上   6枚 
1,000株以上  10枚 
1万株以上  50枚
1年以上保有の場合上記に加え + 1枚

4. ショッピングモールではおなじみ! ノジマ

「ノジマ」は、神奈川県地盤の家電量販店中堅で、最近ではイオンモールなどのショッピングモールへ積極的に出店しています。

ノジマでは株主優待を行っており、保有株数に応じて10%優待割引券や株主来店ポイント券などをいただくことができます。

10%割引券ですが、利用限度額が千円となっていますので、100株保有の場合は、年2回、最大で5万円の買い物で5千円の割引を受けることができます。

その場合の株主来店ポイントを含めた配当 + 優待利回りは6%台です。ただ、高額な商品を購入しないと優待の恩恵を最大限に受けられません。

目的の商品があり、しかも高額の場合には使えそうな優待品ですね。

株主優待にもある「来店ポイント」ですが、ノジマのモバイル会員になると1日1回1店舗に限り、買い物しなくても抽選でもらえるポイントで、店頭レジでチェックインすることができます。

抽選なので外れることもありますが、当選すれば50ポイントからいただけるので挑戦してみては?

ノジマ(7419)

≪画像元:ノジマ

・ 株価 2,482円
・ 最低購入金額 24万8,200円(100株)
・ PER 11.30  PBR 2.07 
・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 30.00円/年
・ 配当利回り 1.21%
・ 株主優待 

(1) 10%優待割引券(利用限度額千円)
(2) 株主来店ポイント券(500ポイント)
(3) 店頭サービス優待券(3千円相当)
(4) 自社PBエルソニック商品(3千円相当)

100株以上  (1) 5枚  (2) 2枚
200株以上  (1) 10枚 (2) 4枚 
500株以上 (1) 25枚 (2) 6枚  (3) 1枚 
1,000株以上 (1) 50枚  (2) 12枚 (3) 2枚 (4) エルソニック商品 

100株所有の場合の比較をします

2千円分(税込)の商品を購入する場合

(1) ビックカメラ 優待券2枚(2千円分)のみ(2月末権利)
(2) エディオン  優待券1枚(500円分) + 支払い1,500円
(3) ヤマダ電機  優待券2枚(1千円分) + 支払い1,000円
(4) ノジマ    優待券1枚(10%割引のため200円分)+来店ポイント2枚分(千円分) + 支払い800円

1万円分(税込)の商品を購入する場合

(1) ビックカメラ 優待券2枚(2千円分) + 支払い8,000円(2月末権利)
(2) エディオン  優待券5枚(2千500円分) + 支払い7,500円
(3) ヤマダ電機  優待券4枚(2千円分) + 支払い8,000円(9月末権利)
(4) ノジマ    優待券1枚(千円分) + 来店ポイント2枚分(千円分) + 支払い8,000円

5万円分(税込)の商品を購入する場合

(1) ビックカメラ 優待券2枚(2千円分) + 支払い4万8,000円(2月末権利)
(2) エディオン  優待券6枚(3千円分) + 支払い4万7,000円
(3) ヤマダ電機  優待券4枚(2千円分) + 支払い4万8,000円(9月末権利)
(4) ノジマ    優待券5枚(5千円分) + 来店ポイント2枚分(千円分) + 支払い4万4,000円

上記のように、高額の家電を買うときはノジマの株主優待が役に立ちそうです。

また、電池などの消耗品や、日用品など安価な商品を購入するならビックカメラが持ち出しも少なくよさそうですが、ノジマでも来店ポイントを利用すれば、少額の買い物でも支払いは少なくなりそうです。

ビックカメラやヤマダ電機では長期優待制度があり、適用されると上記の支払いにより多く利用できるようになります。

また、ビックカメラの株主優待券は期限が半年で短いのですが、使用開始期日は明記されていないため、新しく届いた優待券と、手元にある半年前に届いた優待券を同時に使えるチャンスが、5月後半と11月後半の年2回あります

その時を狙えば、最大5枚の優待券を一度に利用できるので、高額商品を狙うことも可能です。

最後に

以上家電量販店の株主優待を比較してみました。

株価その他の情報は変更される可能性があります。ご確認のうえ、投資は自己責任でお願いします。(執筆者:吉井 裕子)