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今話題の「プレミアム優待倶楽部」 「株主優待」でポイントをもらい、好きな商品と交換できる

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今話題の「プレミアム優待倶楽部」 「株主優待」でポイントをもらい、好きな商品と交換できる

最近、株主優待の話題で耳にする機会が多くなってきたのが「プレミアム優待倶楽部」。

株主優待でいただいたポイントをインターネットのサイトで好きな商品と交換できるものなのですが、こちらを導入する企業が増えてきたようです。

今回はこの「プレミアム優待倶楽部」について調べてみました。

株価他数値は、2/16(金)終値時点でのYahoo!ファイナンスの株価より算出しております。なお、株式購入の際は、最低購入金額の他に証券会社の手数料が別途かかります。


プレミアム優待倶楽部とは

IRコンサルティング企業「WILLs」により運営されている事業で、株主の「デジタル化」と「ポイント機能」を併用したサービスです。

これまで上場企業は、自社で独自の株主優待ポイントを設定し運営してきましたが、この「プレミアム優待倶楽部」を利用することにより

管理の負担が減る、もしくは

自社製品以外の幅広い商品を株主に対し用意できる

などの利点があります。

株主側も、保有ポイントに応じて多岐にわたる商品を選ぶことができる、また複数の「プレミアム優待倶楽部」実施企業の株主の場合は、各企業のポイントを合算してより高価な商品と交換することも可能です(合算サービスを実施していない企業もあり)。

商品ジャンルは、食品や日用品、家電などのモノや、レストランや旅行などのコトにまつわる商品が多数取り揃えられています。

1ポイント ≒ 1円の商品と交換ができ、また株式を1年超にわたり保有した場合、長期保有ポイントが1割増しとなる企業が多数です。

「プレミアム優待倶楽部」実施企業

現在実施している企業は下記のとおりです。

企業間の合算ポイントができる企業

2311 エプコ
2749 JPホールディングス
3121 マーチャントバンカーズ
3457 ハウスドゥ
4662 フォーカスシステム
6058 ベクトル
6067 メディアフラッグ
6191 エボラブルアジア
6539 MS JAPAN

企業間の合算ポイントができない企業

2454 オールアバウト
6282 オイレス工業
6430 ダイコク電機
7236 ティラド

上記で挙げた企業のうち、どの企業をどれくらい保有するのが果たしてお得なのでしょうか?

取得金額を100万円以内で検証してみたところ(別表参照)、

・ 単元株が100株でも、株主優待が頂ける保有株数が最低200~1000株以上と、権利を取得するために35万円以上を投下しなければならない企業が少なくない

・ 配当 + 優待利回りが0~1%台の銘柄で、お得とは言い難い企業もある

・ 企業間の合算ポイントを実施していない企業の方が配当 + 優待利回りが高い傾向

にあることが確認できました。

その中から、配当 + 優待利回りが2.5%以上の銘柄をご紹介します。

(1) エプコ(2311)


≪画像元:エプコ

住宅向け給排水設備の設計・コンサルが柱の企業です。

工務店向けにカスタマーセンターの運営も行っています。

配当 + 優待利回りは400株保有の場合で2.78%ですが、取得金額が60万円を超える値嵩株(ねがさかぶ 値段が高い株)です。

・ 株価 1,527円
・ 最低購入金額 15万2,700円(100株)
・ PER 35.72 PBR 4.54     
・ 権利確定月 12月末
・ 配当 27.50円/年
・ 配当利回り 1.80%

株主優待

 
 

400株以上 初年度 6千ポイント
1年以上 6千600ポイント

600株以上 初年度 1万ポイント
1年以上 1万1千ポイント

800株以上 初年度 1万4千ポイント
1年以上 1万5,400ポイント 
  
1,000株以上 初年度 1万8千ポイント
1年以上 1万9,800ポイント

1,200株以上 初年度 2万2千ポイント
1年以上 2万4,200ポイント

1,400株以上 初年度 3万ポイント
1年以上 3万3千ポイント

2,000株以上 初年度 4万ポイント
1年以上 4万4千ポイント

4,000株以上 初年度 5万ポイント
1年以上 5万5千ポイント

(2) JPホールディングス(2749)


≪画像元:JPホールディングス

保育園運営などを行う子育て支援最大手の企業です。

保育用品販売や給食なども展開しています。

配当 + 優待利回りは500株保有の場合で2.69%になります。

・ 株価 297円
・ 最低購入金額 2万9,700円(100株)
・ PER 32.49 PBR 3.47    
・ 権利確定月 9月末
・ 配当 3.00円/年
・ 配当利回り 1.01%

株主優待

  
 

500株以上 初年度 2千500ポイント
1年以上 2千750ポイント

1,000株以上 初年度 5千ポイント
1年以上 5千500ポイント

2,000株以上 初年度 7千ポイント
1年以上 7千700ポイント

3,000株以上 初年度 1万ポイント
1年以上 1万1千ポイント

4,000株以上 初年度 1万3千ポイント
1年以上 1万4,300ポイント

5,000株以上 初年度 1万6千ポイント
1年以上 1万7,600ポイント

1万株以上 初年度 3万1千ポイント
1年以上 3万4,100ポイント

(3) マーチャントバンカーズ(3121)


≪画像元:マーチャントバンカーズ

収益不動産からの賃料収入とホテル、ネットカフェなどの運営が事業の柱の企業です。

1000株保有の場合、配当 + 優待利回りは5.43%と高利回りです。

・ 株価 387円
・ 最低購入金額 3万8,700円(100株)
・ PER 223.7 PBR 3.44     
・ 権利確定月 3月末
・ 配当 1.00円/年
・ 配当利回り 0.26%

株主優待

1,000株以上 初年度 2万ポイント
1年以上 2万2千ポイント

4,000株以上 初年度 3万ポイント
1年以上 3万3千ポイント

1万株以上 初年度 4万ポイント
1年以上 4万4千ポイント

50万株以上 初年度 5万ポイント
1年以上 5万5千ポイント

(4) オイレス工業(6282)


≪画像元:オイレス工業

無給油式ベアリングで国内シェア5割を誇る企業です。

開発に力を入れ保有特許も多く、免震装置でも高シェアを獲得しています。

企業間合算ポイントは未実施で、100株保有の場合、配当+優待利回りは3.49%です。

・株価 2,289円
・最低購入金額 22万8,900円(100株)
・PER 21.76 PBR 1.26     
・権利確定月 3月末
・配当 50.00円/年
・配当利回り 2.18%

株主優待

 

100株以上 初年度 3千ポイント
1年以上 4千ポイント
3年以上 5千ポイント

300株以上 初年度 5千ポイント
1年以上 6千ポイント
3年以上 7千ポイント

500株以上 初年度 1万ポイント
1年以上 1万1千ポイント
3年以上 1万2千ポイント

800株以上 初年度 1万5千ポイント
1年以上 1万6千ポイント
3年以上 1万7千ポイント

1,000株以上 初年度 2万ポイント
1年以上 2万1千ポイント
3年以上 2万2千ポイント

(5) ダイコク電機(6430)


≪画像元:ダイコク電機

パチンコホール向け設備機器を提供する「情報システム」と、パチンコ遊技機メーカーにソフト開発やアッセンブリユニットを提供する「制御システム」を柱とする企業です。

企業間合算ポイントは未実施で、100株保有の場合、配当 + 優待利回りは4.23%です。

・ 株価 1,654円
・ 最低購入金額 16万5,400円(100株)
・ PER 30.56 PBR 0.83     
・ 権利確定月 9月末
・ 配当 40.00円/年
・ 配当利回り 2.42%

株主優待

 

100株以上 初年度 3千ポイント
1年以上 3千300ポイント

300株以上 初年度 6千ポイント
1年以上 6千600ポイント

500株以上 初年度 1万2千ポイント
1年以上 1万3,200ポイント

700株以上 初年度 1万5千ポイント
1年以上 1万6,500ポイント

1,000株以上 初年度 2万ポイント
1年以上 2万2千ポイント

今後のプレミアム優待倶楽部がどういった進化を遂げるのが楽しみです。

株価その他の情報は変更される可能性があります。ご確認の上、投資は自己責任でお願いいたします。(執筆者:吉井 裕子)


《吉井 裕子》
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吉井 裕子

東京近郊在住の兼業主婦で小学生の息子がおります。スターバックスの優待欲しさに2009年頃から株式投資を始めて以来、株主優待の魅力にはまり、現在までに取得したことのある銘柄は120種類以上です。カリスマ優待投資家様には及びませんが、株主優待の楽しさをお伝えできれば良いなと思います。 寄稿者にメッセージを送る

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