年が明けて1月は仮想通貨にとって激動といってもいいほどの多くの出来事がありました。
中国や韓国など様々な国が仮想通貨の規制に言及、そして仮想通貨テザーの問題や時価総額でも上位にビットコネクトがハッカーの攻撃と米国の2州から業務停止命令を受けたことにより、取引所の閉鎖。
そして日本でもcoincheckが580億円分のネムがハッキングされるなど、仮想通貨にとっては踏んだり蹴ったりの状態でした。
ビットコイン価格も1月の上旬は200万円前後あったにも関わらず、1月の下旬には、110万円前後にまで下落してしまいました。

目次
2月のビットコインの価格推移
2月の前半までは1月の暴落を引きずるかのように下落しました。下落が止まったのは2月6日、ビットコインの価格が75万円台まで下落したときです。
その後はゆっくりとですが、上昇していきました。
2月21日に120万円まで価格を戻しましたが、再び急落し104万円台まで下落してしまいます。
その後少しずつ価格も上昇し、現在112万円まで戻しています。
チャート上では上昇トレンドにいるように見えますが、仮想通貨市場はまだまだ全体的に空気が悪く感じます。
3月の仮想通貨全体の予想

3月19日から20日は、想通貨市場にとってはかなり重要な日になるのが予測されています
。それはアルゼンチンでG20が開かれるからです。
どうしてG20が重要視されているかというと、1月にフランスのルメール経済・財務相が「ビットコインのリスクの分析や規制についてドイツとともにG20参加国に提案する」とパリでの共同記者会見で発言したからです。
ドイツのアルトマイヤー財務相代行も「我々は市民に対してリスクを説明し、規制によってリスクを低減させる責任を負っている」と述べています。
議長国はアルゼンチンなので議題の一つに取り上げられるかどうかは、わかりません。
しかし場合によっては各国がビットコインを含む仮想通貨を規制する方向へ舵を取るならば、再び仮想通貨は下落していく可能性は非常に高くなってしまうでしょう。
まとめ
今は様々な不安要素があるせいか、ビットコインを含むアルトコインの価格もどこか安定していません。しかし長い目で見れば仮想通貨は上昇していくものだと考えています。
もちろん短期トレードで勝つ自信がある方は、短期トレードでも良いと思います。
しかしビットコインを含む仮想通貨は、値動きが非常に乱高下し易いので、チャート分析やテクニカル指標に自信のない方は、変に売ったり買ったりしないで、しっかり『握りしめて置く』
というのが一番安定していると思っています。(執筆者:三宅 瑛心)