都市部で格安、固定資産税も安い「再建築不可物件」とは? 知らないと危険なデメリット4つ»マネーの達人

都市部で格安、固定資産税も安い「再建築不可物件」とは? 知らないと危険なデメリット4つ

「マンション」vs「戸建」論争

マンションvs戸建て


長く続けられている割に結論が出ない議論ですよね。

どちらも言い分ももっともなので結局は「自分が好きなほうを選べばいいよ」というところに落ち着くと思います。

土地が高い都心部や、地方都市の中心部に住みたい場合は、
「街中に住むならマンション」もしくは、「小さい土地の3階建」
広い家と庭が欲しいなら「郊外」というのが現実的な選択。

ところが最近は「駅近なのに土地が広くて格安」という物件が多く出回るようになってきました。

それが
再建築不可物件
です。

立地や土地の大きさの割にリーズナブルなお値段なので人気を集めていて物件情報が掲載されるとすぐに買い手がつくことも。

都心でもゆとりある空間で暮らしたい方、お庭が欲しい方は読んでみてくださいね。


再建築不可物件とは

「新築を建てられない土地に建つ物件」
法律上の「道」に接していないなどの理由で、今建てている家を取り壊すと新しく家が建てられない土地に建つ物件のことです。

日本では、建築基準法によって、住宅は

・ 2m(2m未満でも場合によっては可)以上の道路に2m以上面していること

が定められています。

現在出回っている再建築不可物件の多くがこの、

・ 前面道路の幅や前面道路の幅が基準を満たしていない

もしくは

・ 面している道路が「建築基準法上の道路ではない」

ため、再建築不可物件とされているのです。


「再建築不可物件」は格安で売りに出る

再建築不可物件は、
・ 前の道路が狭い

・ 道路に接していない
など、新築を建てることができないという非常に厄介な条件がついています。

そのため非常にお買い得なお値段で売りに出ます。

土地と建物を合わせても、通常の地価の半額以下になる場合もあるので、地価が高くて諦めていた地域でも再建築不可物件なら予算の範囲に収まることも。

新築よりも自分の好きなテイストや間取りにリノベーションすることもできます。

リノベーション



「再建築不可物件」のメリット

再建築不可物件を購入することのメリットはこちらです。

・ お値段が格安

・ リノベーションに費用をかけられる

・ 固定資産税が安い

・ 将来、隣の土地を買うことができれば、再建築不可物件じゃなくなるので価値が急騰

再建築不可物件は、とにかく「お金」の面ではメリットだらけ。

戸建てだと駅から徒歩10分以上を覚悟しなければならない地域でも、徒歩5分以内に大きめの再建築不可物件が出ることも珍しくありません。

購入後も固定資産税が安いため、毎年の負担も軽減されます。


「再建築不可物件」のデメリット

再建築不可物件のデメリット


このように、再建築不可物件にはメリットが多いのですが、深刻なデメリットもあります。

1. 火事や地震で倒壊すると2度と建物を建てることができない


再建築不可物件は、今の建物がなくなってしまえば新しい建物を建てることができないので火事や地震で倒壊したら、その土地は本物の「無用の長物」になってしまいます。

建物は保険で補償してもらえますが、土地までは補償されないので新しい家を建てる時には、保険金プラス土地代を自分で用意しなければなりません。

2. 銀行のローンが通らない


再建築不可物件は資産価値がほとんどないとみなされますので、銀行のローンを組んで購入することが困難です。

中には融資が許可される場合もありますが、住宅ローンほど優遇された金利ではないので、要注意です。

3. 火事や病気の時に救急車両が入ってこれない可能性がある


再建築不可物件の多くが、大きな道路に面していないことが多いので、自宅の前まで緊急車両が入ってくれない可能性があります。

4. 駐車場が作れない


再建築不可物件は、狭い道に位置していることが多いため、自家用車が家の前まで入れない可能性が高いです。

道に面している幅が2メートル以下の場合は、自宅前まで車が入れても敷地に車を入れることが困難です。

車が不要な都心部であれば問題ないかもしれませんが、地方都市では深刻な問題ですね。


大きなデメリットから「お宝物件」を発掘

お宝物件


再建築不可物件は、お手頃な価格で人気地域のゆとりある一戸建てをゲットするチャンスです。

取得価格だけでなく固定資産税も安いので、
「戸建てに手が出ないな」
という地域でも戸建に住むことも可能。

ただし、大きなデメリットもあるので、それを頭に入れた上で「掘り出し物再建築不可物件」を探してみてくださいね。

びっくりするお値段で、すてきなリノベーション物件が販売されているはずです。

リノベーション前なら自分の好きなようにリノベする夢も膨らみます。(執筆者:平林 亮子)

この記事を書いた人

平林 亮子 平林 亮子»筆者の記事一覧 (29)

小さな商社から損害保険会社に転職後、結婚、妊娠を経て専業主婦になりました。今はライターとして保険、税金、美容関係の記事を執筆しています。趣味は貯金!特技も貯金!節約から株式投資まで、資産形成のために奮闘中です。
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