家具家電付きは当たり前 日本とは全く違う中国の「賃貸事情」をご紹介します »マネーの達人

家具家電付きは当たり前 日本とは全く違う中国の「賃貸事情」をご紹介します 

日本で賃貸住宅を借りる場合、不動産やインターネットで調べて物件を探し、内見して気に入ったら契約します。

不動産に仲介料手数料を支払い、敷金と礼金は前払い、家賃は毎月支払うという形です。

では、同じアジア圏の中国ではどう違うでしょうか? 

中国 賃貸事情


中国ならではの賃貸事情をご紹介します。


家具家電付きは当たり前!

中国では、基本的に家具家電付き物件が主流(家財なし物件もあります)。

テレビも冷蔵庫、洗濯機やダイニングテーブルセット、ベッドやカーテンまですべて備え付きなので、引っ越しが楽です。

家財はすべて大家さんが購入します。

最新の薄型大画面の液晶テレビやしっかりした作りのダイニングテーブルなどの部屋もあり、大家さんの好みで変わります。



≪賃貸マンションの一例≫


日本は引っ越し前、持っている電化製品や家財が新しい家に合うか心配したり、カーテンを新調しなければいけなかったり…と、敷金と礼金以外にも諸費用がかかりますが、この点で悩まなくていいのが何よりもメリットです。

また、入居前の家財はすべて大家さんが出してくれるので、契約時に欲しい家具や家電をそろえて欲しい、と交渉が可能です。


付3圧1(フーサンヤーイー)

基本的に契約時に「1か月分の保証料、3か月分の家賃を支払う」という意味ですが、これは大家さんによっても変わります

「3か月分の保証料と1か月分」の家賃という人もいますし、「2か月分の保証料と3か月分の家賃」といった風に大家さんと話し合いで決まります。

つまり、契約の時に家賃4、5か月分のお金を準備しておかなければなりません

不動産を介したなら、仲介料もプラスされます。

保証金は、契約期間(大抵1年)を過ぎて引っ越すなら、返金されます(日本で言う敷金のようです)。

中国では貸主の力が強いので、同じマンションでも大家さんによって条件が大きく変わります

中国で家を借りるなら、契約時の交渉と人柄のいい大家さんを探すのが大きなポイントです。


≪賃貸マンションの一例≫



高すぎる家賃比率 : 月収の半分が家賃に!?

賃貸物件はメリットも大きいのですが、年々値上がりする家賃負担が問題になっています

都市部で賃貸物件に住む人たちの、収入に対する家賃負担が大きく、家計を圧迫。

住宅都市建設部門が発行した報告によると、各都市の1平米分家賃 × 36.6㎡で計算され、一人当たりどれくらいの家賃費用がかかるか示されています。

特に家賃の高騰が激しいとされる中国の大都市である上海・広州・深センでは毎月2,000元で、首都北京は毎月2,748元(約4万6千円)

家賃が月収に占める割合は45%以上(北京は58%)とデータは述べています。

その他の都市である広州、杭州、マカオは月1,500元、天津や福建などは月1,000元と、都市ごとに大きな格差があることが明らかです。






≪画像元:国搜头条


マクドナルドの月給が3,000~5,000元(約5万~約8万4千円)で、日本マクドナルドの初任給は月約25万円です。

例えば、北京の家賃負担58%で計算すると、収入約25万円に対して、毎月約14万5千円家賃を支払うことになります。

家計を圧迫していることがよくわかります。


不動産価格の上昇 : 今後も続くか?

高度経済成長により、賃貸物件の家賃上昇が毎年顕著になっています。

地方から来た都市部で働く人たちが増加し、拍車をかけているかもしれません。

「家賃比率が月収の3分の1より低いと幸福度が増す」と言われていますが、賃貸物件ニーズの高まりがいつまで続くのか注目です。(執筆者:桜井 まき)

この記事を書いた人

桜井 まき 桜井 まき»筆者の記事一覧

これまで美容関連、グルメ記事や旅行関連記事など多岐にわたる記事のライティングまた、中国語翻訳に携わる。夫の仕事の関係で中国と日本を行き来する生活をはじめ、年に数か月主に中国の南方で生活している。女性ならではの視点で、今の中国を紹介する。
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