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我が家の食費が2万円ダウンした「食材宅配サービス」注文方法 食費に占める割合は何%が適正?

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我が家の食費が2万円ダウンした「食材宅配サービス」注文方法 食費に占める割合は何%が適正?

家でカタログを見ながらじっくり買い物ができる「食材宅配サービス」。

店頭では買えないようなオリジナル商品も多いですし、重い物を家まで運んでもらえるのは便利ですね。

たいてい週に1度、注文した商品を配達してくれます。

ところが利用の仕方によっては、つい買いすぎてしまうという問題もはらんでいます。

今回は食材宅配について、食費の何%が適正か考えてみたいと思います

食材宅配サービス

食費に占める割合で、ベストだと思われる「正解」は2つ

食材宅配サービスの食費に占める割合で、ベストだと思われる「正解」は、実は2つあります。

【正解1】 100%

スーパーへ行かずに全て食材宅配サービスで済ますことも、無理ではありません。

特に以下のような家庭は、食材宅配サービスで食料品の100%をまかなうのに向いています。

・ 家族の生活リズムが一定で、食事の量や頻度に大きく変動がない家庭

・ どうしてもスーパーへ足を運ぶ時間のない、共働きフルタイムの家庭

無駄買いを防ぐネット注文の「合計金額」

食費が高騰してしまう最大の原因は、買い物で予定外の物を買ってしまうことです。

スーパーで子供にねだられてつい買う予定のなかったお菓子をかごに入れてしまったり、休日の買い出しについてきた夫に高級なお酒やお刺身をねだられてリクエストに応えてしまったことはないでしょうか。

食材宅配サービスのみで全てまかなえば、カタログを見ながら一人でじっくりと選ぶことができ、家族にねだられて無駄な物を買うリスクがありません。

また無駄買いのリスクを軽減するためにぜひ活用したいのが「ネット注文」です。

最近の食材宅配サービスではほぼ全てのブランドで、注文用紙ではなくネットを使って注文できるようになっています。

ネット注文ですと、合計金額が表示されます

この金額を意識しながらカートに入れていくと、予算を守りながら無駄な買い物を防ぐことができます

無駄買いを防ぐネット注文

デメリットは「保存」と「足らないとき」

保存にひと工夫必要

週1度の宅配のみで済ませようと思えば、食品が傷まないように保存方法を工夫する必要があります。

肉や魚に関しては、冷凍素材が多数あります。

いつでも食べたいときに解凍して調理できますので、あまり傷みの心配はありません。

また湯せんするだけのハンバーグなどの加工品や、揚げるだけのアジフライなどの半調理品も充実しており、これらは賞味期間も長いです。

野菜に関しては傷みを軽減する方法があります。

野菜が傷むのは、エチレンガスという、野菜が発する老化促進成分が原因です。

このエチレンガスを吸収する専用の保存袋がいろいろなメーカーから発売されており、食材宅配サービスでも雑貨のチラシに掲載されているのをよく見かけます。

こちらを使えば保存期間を大幅に伸ばすことができます。

水分があるとそこから傷みが進むので、野菜をキッチンペーパーにくるんで保存袋に入れておくとさらに万全です

筆者はこの方法で1週間保存したキュウリを食べてみたことがありますが、シャキシャキとした触感と甘みはそのままで、問題なくおいしくいただけました。

それでも食材が足りないときはどうする?

食材が足りなくなったらどうする?

食材宅配のみで買い物を済ませる最大のリスクは、食材が足らなくなることです。

抜け漏れのないよう1週間分の献立を考えるのは、慣れないうちはなかなか骨の折れる作業です。

そこで宅配曜日の違う2つの食材宅配サービスを組み合わせる方法があります

大手の食材宅配サービスでは、同一地域で宅配曜日が重ならないようになっていることが多いです。

そこで、月曜日に宅配してくれるA社では月火水の3日分を、木曜日に宅配してくれるB社では木金土日の4日分を、というふうに週2つに分けて注文することもできます。

ブランドによってオリジナル商品も違うので、飽きが来ないというメリットもあります。

【正解2】 30%

2つ目の成功パターンは、食材宅配サービスを食費の30%程度に留める方法です。

残りの70%はスーパー等で買い出しをします。

30%の内訳は「固定食材」

食材宅配サービスとスーパーの買い出しを併用するときに一番気をつけなければならないのは、「食材のダブり」です。

この問題を防ぐために有効なのが、食材宅配サービスの「定期便」です。

ほぼ全ての食材宅配サービスで、登録すれば同じ食材を毎週届けてくれる「定期便サービス」があります。

毎日の食卓に不可欠な「固定食材」をこの定期便に登録してしまい、毎週それらだけを宅配してもらいます

定期便以外の食材は頼みません

例えば、夫婦2人子供2人の計4人家族が、以下のような定期便を頼むとします。

・米(5キロ@2,000円 × 3袋) = 6,000円/月
・卵(10個1パック@200円 × 4週) = 800円/月
・牛乳(1本@200円 × 3本 × 4週)=2,400円/月
・野菜の詰め合わせ8品ボックス(@980円 × 4週) = 3,920円/月

 計1万3,120円/月

次に理想的な食費を算出します。

一般的な平均年収420万円(2015年国税庁 民間給与実態統計調査)を手取りに換算すると月収は約28万円です。

これに生活に余裕を生むと言われる理想的なエンゲル係数(食費の総出費に占める割合)16%を掛けます。

28万円 × 16% = 4万4,800円

よって、

食材宅配1万3,120円 / 食費4万4,800円 = 約30% となります。

食材宅配サービスの「定期便」

上記以外に肉、魚、豆腐、調味料はスーパーでお得なものを選んで買います。

特におすすめしたい定期便サービスは、野菜の詰め合わせボックスです

野菜が高騰している時期でも、定額のまま決められた品数を入れてくれますので、本当にうれしいサービスです。

米や卵や牛乳は毎日の食事に不可欠な上に、スーパーで買うと重たいので毎週決まった曜日に家まで持ってきてくれると助かります。

また多くの宅配サービスが毎週大量のチラシを持ってきてくれますが、このチラシ全てに目を通すのに1時間ほどを要します。

定期便さえ登録してしまえば、毎週チラシに目を通す必要はないので時間と手間の節減にもなります

筆者宅はこの定期便サービスのみ利用しています。

利用前に月平均6万5,000円だった食費が、4万5,000円と2万円ほどダウンしました

食材宅配サービスの利便性と、自分で食材を目で見て選ぶ楽しみの2つを得られているので、満足しています。

最後に

便利な食材宅配サービス。

戦略的な使い方で、あなたの最適比率を考えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:石田 彩子)

《石田 彩子》
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石田 彩子

執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子 石田 彩子

新卒で地方テレビ局の記者を経験し、人材サービス会社のウェブ担当や、広告代理店でテレビショッピングの考査担当などを経て、3年前から退職し専業主婦になりました。戦略的な家庭経営を目指しています。世帯年収が200万円ダウンしても、貯蓄ペースは退職前の額を維持。特技は食洗機に食器をきっちり収めること。趣味はフィギュアスケート観戦で、最近は子供といっしょにリンクで滑ることも。 寄稿者にメッセージを送る

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