【今週の日経平均を考える】上昇ムードは本物か?

週明け、完全に下降トレンドから脱出となるか見極めの週になりそうです。

予想外の反発となり判断が難しい状況となっています。

セオリーでは、25日線が下向きで、大きな陰線や窓空けで安値更新は下降の力を強く下げが加速するのが定説ですが、今回に至っては正直中途半端な場所でとまり、反発の動きとなっています。

そして反発も自律反発の範疇で止まり、再び下げていくのかと考えていましたが、今のところ本格的な反発の雰囲気が見え隠れするところまで戻しています。

数値的に言うと6月12日から7月5日にかけての下げに対し、61.8%以上の反発となり、6月の高値を狙うところまで戻してきています。

こうなるとシナリオは下降から書き換え、考え直しが必要な状況です。

まずは、いきなり上昇という考えでなく、BOXに戻って元々2万2000円と2万3000円のBOXだったものが下離れはするものの、2万1500円と2万3000円のBOXにBOX幅を広げたと考えつつ、上抜けの可能性も考えるというシナリオがノーマルな考えかと考えます。

その上で2万3000円の突破となれば、上昇へのトレンド変換という考えとなり、その起点がこの週末の金曜日で窓空けて25日線を突破し、大き目な陽線となった日からという考えとなります。



そして、もう一つのシナリオは下記にも記しますが、大きな三角保ち合いの中でのもみ合い中という考えも出てきます。

その三角保ち合いの中の推移だとすると、この金曜日の高値は上限近辺まで上げてきているといえる状況です。

上限を示すトレンドラインは、1月の高値と6月の高値を結んだラインで、下限は昨年9月の上昇の起点となっているところと3月の安値を結んだラインと考えます。

もう一本下減を示すラインとして、3月の安値と先週の安値を結んだラインも想定されます。

この三角保ち合いが活きてくると早くても9月頭、長く見ると11月後半まで保ち合いの中の推移という可能性となります。

さすがに11月は考えづらいですが、9月までというのは十分にあり得る話かと考えます。

そして保ち合いということが現実となるのであれば、売買に関してはポジションを長く保有しないで利益を大きくすることをせず、こまめに利確する必要となりますが、どうなるでしょうか?

そして現状を取り巻くファンダメンタルとしては、ちょこちょこ出てくる貿易戦争問題 今月後半から始まる第一四半期の決算発表に関しても相場に対する影響は大きいと考えます。

直近としては、昨日算出のSQ値2万2425円に対しての動きとしては、週末は上で引けていること今朝方のCMEの状況などから週明けもSQ値を上回る気配です。

そうなると当面はSQ値がサポートラインとなると考えられるので、底堅いという展開も想定されます。

もちろん週明け割り込むことがあれば逆に上値抵抗線となって下降に逆戻りという可能性も残します。さてさてどうなるでしょうか?

そして西日本の豪雨問題に関して経済的なダメージが値深くあるのか?

逆に復興によってにぎわう銘柄も出てくるということも想定され、公共事業が活性して潤う銘柄も出てくると考えられます。

経済的なダメージは今のところ明確には出てきていないですが、ちょこちょこ生産ラインが止まってるなどというニュースは取り上げられています。

このあたりもマーケットがどのように判断していくかも見極めとなります。


現状分析

5日線


現状分析


急角度の上向きで上を推移しています。

この状況は短期的には反発力強いと歓談できます。

25日線


いまだ下向きのまま推移しています。

位置としては、週末久しぶりに25日線の上に終値で出ました。約ひと月ぶりの事となります。

そして週明け勢いよく上がってくる5日線とゴールデンクロスという可能性も出てきました。

併せて移動平均線5本がかなり収束してきています。250円弱の幅の中に集結しています。

この後 離れたほうへのトレンドは長く続く可能性が出てきました。

75日線


瞬波打つも上向きとしており今週 下を推移していたところから株価も上抜け上昇に戻す可能性を出してきました。

トレンドライン


6月12日と6月21日を結んだラインが火曜日、木曜日と上値抵抗線として意識されただろうと思いますが、金曜日に上抜けたことで上昇入りを示唆したといえます。

あくまで示唆ですので上昇だという短絡的な発想はどうかとは考えます。

さらに上で意識するラインは、先ほどの三角保ち合いの上限となる今年の1月の高値と6月を結んだラインは、上値抵抗線として指揮しつつ、上抜けたときの上昇入りへの確信度は高くなると考えます。

下に関しては、同じく三角保ち合いの下限で3月の安値と7月の安値を結んだラインが想定されます。

そこを割り込むと7月5日の安値の横軸2万1000円どころとなります。


テクニカル指標

一目均衡表


一目均衡表


想定以上の強さを出しており一気に雲を上抜けました。

遅行線は日々線のすぐ下を推移しています。

このまま大きな動きがなくても7営業日後には日々線を上抜ける可能性が高いです。

いったん下降に入りかけた動きですが上向きに戻しそうな雰囲気は出ています。

ボリンジャーバンド


一気に+1σまで上げてきており、再度BOX示唆の動きとなりました。

スローストキャスト


完全系ではないですが、ある程度上げてきたところでデットクロスとなりました。ここを週明け回避できるか注目です。


総合判断

総合判断

先週までと空気をガラっと変えてきています。このまま素直に序章に入るか注目です。

現段階では、まだ上昇とは言えないものの世間的には上げムードが出てきています。

本物の上げとなるか? 短期的な戻しの範疇に終わるかは、時間が解決してくれます。

難しい局面に入っていますが、振り回されずしっかり見極めてまいりましょう。

そして週明けも冷静に対応し、細かい動作に見配りして対応していきましょう。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子»筆者の記事一覧 (100) http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー
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