【今週の日経平均を考える】2万4124円を意識 年初来高値をするのか?

上昇の勢いを緩めることなく上値追いをし、1月の高値2万4124円を意識するところまで上げ、高値圏での利確をこなしながら、高値更新に向けた準備のような動きで週末入りとなりました。

この2週間で、相場環境は大きく変化したことが実感できるような値動きをしています。

5月から今月前半までのもみ合いから、一気に上放れで、さらに年初来高値をするのか? 週明けに見極めとなりそうです。

週明けは、連休という事で、火曜からのスタートとなり、週明けの寄り付きの想定が出来ず、週明けの動きは不透明となります。

そうなると、月曜日の世界全体の動きで、日本市場の週明けが決まりますが、現状見えている予定として来週は、権利取りの最終日を向かいえます。

逆に権利落ち日もあることで、ちょっとした押しは少なくともあることが想定されます

そして今週の上昇の中には、権利取りの買いによる押上げもあったと考えられます。

さらには、日米の通商会議やFOMCなど為替への影響が高いイベントが盛りだくさんです。

概ねの流れでは好材料とされそうですが、捉え方によっては、悪材料となる可能性も十分にあるので、注意は必要と考えます。

そして今週、無事に自民党の総裁選が想定通りで通過し、波乱は起きませんでした。



このことで、次の新内閣発足に注目があつまり、顔ぶれ次第では相場の押上げも想定されます。

つい2週間前まで、悪材料が多かったファンダメンタルも、悪材料出尽くしなどで消化され、次は相場への好影響が予測される好材料が出てくることが見込まれます。

したがって現状の上の節目となる年初来高値の更新に大きく期待がかかるものの、この位置からの上昇がいつまで続くのか

例年であれば秋から始まる上昇は春先までとなるのですが、そこまで大きい期待をするには、少々無理があるのでは考えてしまうのは私だけでしょうか?

さらに節目を簡単に突破できるのかについても、突破するまでは油断禁物です。

今週の足型で三空が達成されていることは、テクニカル的には不安材料です。

さらに、注目が権利取りを絡めたものだと解釈すれば問題ないのですが、金曜日の出来高が前日に比べ30%ほど膨らんでます。

出来高が大きくなるところで天底を付けることが多々見受けられるので、金曜日がいったん天井などという事も少し可能性として考える必要がありそうです。

さらに先週にも記載しましたが、この金曜日に一目の天底一致という形も形成されています。

したがってこの週末は、少なからず連休前という事で、今週初めにロスカットしたであろう売り玉を、打診的に入れるべきポイントと考えます。

もちろん週明けに上抜ければ即ロスカットすべきですが、上抜けして上昇だからと、売り玉なしでの連休入りというのは怖い!と考えられる人が、この世界で堅実に利益を積み上げられる人と考えます。


現状分析

5日線




一週間を通して急角度の上向きを維持しています。

位置としても上に乖離したまま推移した一週間となりました。週末の乖離状況を考えると、数日以内に乖離を詰める動きはありそうな乖離率と考えます。

25日線


前週後半に向きを上とし、その流れを継続し上向きのまま一週間を終え角度も強くなっています。

そして5月からのもみ合いの中で付けた25日線の最高点も上抜け、本格的に上昇に入ろうかという位置取りとなっています。

位置も上への乖離を維持しており、先週よりも乖離率を広げて、完全に上昇トレンドの流れを作っています。

乖離率は5%を超えてきていますが、まだ余力はあると考えます。

75日線

しっかりとした上向きとなりつつあり位置も上を維持しています。

移動平均線も上から5日、25日、100日、75日、200日と綺麗な並びまでカウントダウン状態になり、すべての移動平均線が上向きになっております。

完全上昇トレンドを示す状態になっています。

ただ、完全上昇トレンドという事はピークであるという事も同時に言えるので、細かい動きを注意深く見ていきましょう。

トレンドライン


上に関しては、年初来高値の横軸がメインの上値抵抗線で、ここを上抜けると真空状態となり、上げの加速がしやすい環境になります。

一応手前には1月24日から1月25日にかけて空けた窓を終値で埋めてるか週末に意識しましたが、窓埋めはしたものの終値では埋めきれず、抵抗帯となっているように見受けられます。

下に関しては、やはり前回のもみ合いの上限の2万3000円どころの横軸が下値支持線になると考えます。

手前には、9月18日から19日かけて空けた窓も抵抗帯となると考えます。


テクニカル指標

一目均衡表




完全上昇トレンドを示す形となっています。

気になる点は、上記に書いた金曜日天底一致となっていることです。ここをクリアーすると次の天底一致は、16営業日後になります。

ボリンジャーバンド


バンドが開き+3σに到達でバンドウォーク開始の体制となり、昨年の同時期と同じ形状になっています。

こうなると+1σへのタッチが押し目で+1σを割り込むと上昇終焉という展開が考えられます。

スローストキャスト


デットクロスした後 下げることなく再度 ゴールデンクロスになりそうな気配の週末です。完全に強さを意識させる動きとなっています。

前週に記載した通り、前回のデットクロスの仕方に強さが見え隠れしていました。


総合判断



やはりテクニカルが示す方向へ進む可能性が高いのだと実感させられる一週間でした。

さらに、週明けも強い状況に変わりはなく、上値追いの可能性が十分に考えられます。

ただし、強い時に下落は始まります。油断せず有頂天にならず見極めましょう。

ここから上抜けたときの上値目途は、計算式などで事前に計算することと、日柄なども考えていくべき状況です。

上抜けないという選択もありますが、その時は売り玉の入れ方と買い玉の利確 さらには、どこまで下げたら押し目買いをするのか?など考えるべきことは盛りだくさんです。

いい状況の時ほど、兜の尾を締めることをお勧めします。

3連休で忙しいことと思いますが、検証をしっかりして、来週のシナリオをしっかり立て、出たとこ勝負にならないようにいたしましょう。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子»筆者の記事一覧 (100) http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー
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