台風21号を経験した筆者が、被害状況とやっておきたい災害対策をご紹介します。【第3回】長期停電を経験して

2018年9月4日 関西圏を襲った台風21号

台風による長期停電

第3回目は、市民の生活に大きく影響が出た「停電の長期化」について紹介します。

21号通過後、すぐに停電が回復した地域はありますが、大阪市内や兵庫県に近い市の一部、和歌山の山奥が被害を受けました。

被害が大きく、最大で1週間停電生活をしたのが大阪南部の地域でした。

大阪南部でも一時的な停電で済んだところもありましたが、1週間停電に加えて、断水も起こり不自由な生活を送ったところもありました

長期の停電によってもたらされた影響を解説していきます。

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停電が4日間あった月の請求

停電中の電気使用量はメーターも止まるので、電気使用量は料金には反映されません

我が家には、先日9月5日から10月2日までの請求金額がきました。

台風がきて停電が4日間あります。

過去明細は取っていたので調べたところ、前月(8月3日から9月4日)までは酷暑でクーラーをよく使っていたので、約2万2,000円でした。

台風がきて、停電期間が4日間あったので、今月請求分は約1万円でした。

我が家の家電製品は、

・ 冷蔵庫
・ クーラー(4台)
・ テレビ(2台)
・ 洗濯機
・ 給湯器
・ 照明器具(シーリングライトなど)

この他に細々としたものはあります。

すこし暑さが和らいだとはいえ、台風で4日間使用しなかっただけで半額になると、普段どれだけ電気を使用しているかがわかります

もっと詳しく電気代を調べたいという方は、各電力会社で過去の電気料金を調べるサイトを設けています。

検針票に書かれているお客様番号が必要です。

この機会に登録してみると、使いすぎなども確認できます。

長期化する停電

都心では、電線も地中に埋めている箇所もありますが、まだまだ電柱が立ってる電線が主流で、電線と電話線が一緒になっている地域が多いです。

電柱が根元から折れて、そばの大木が電柱にかぶさる光景もあちこちでありました。

電柱が折れた地域が多すぎたため、電力会社でも対応にかなり時間がかかりました

倒れた電柱や木などで通行止めが多数起こり、さらに対応が遅れました。

ひとつの市ではなく、広範囲での被害であったため、最大1週間停電生活をしました。

オール電化の家庭

停電時に活躍するコンロ

電気の供給がなくなり、1番困ったのが「オール電化」のご家庭です。

コンロも電気なので、停電だと何もお料理やお湯が沸かせません。

台風から数日して家電量販店や大型スーパーが開店すると、競うようにカセットコンロとカセットボンベを大量に買い込んで、売り切れになった店もあります。

オール電化ではない我が家も、お風呂は電気なのでお湯が使えませんでした。

夏だったので、水浴びでも平気でしたが、寒い季節だったら大変です。

停電の打撃を受ける食生活

台風が上陸する9月4日までは、長期停電なんて想定していないので、普段通り2日分ほどの食料が冷蔵庫に用意してありました。

通過した翌日は、コンビニやスーパーも被害を受け、危険な状態なので入れませんでした。

台風が通過した4日の大阪の最高気温は34度でした。

ガスレンジを使いながら傷みやすい食品から調理しましたが、冷えなくなった冷蔵庫のなかみはどんどん腐り、破棄する食材もありました。

その後の食事は

・ 炊飯器(家電)は使えない
・ 高温多湿の状況なので、保存はできない
・ 支度や片付けが手軽

などを考慮して、買うようにしました。

食料を求めて三千里

開いているスーパーやコンビニへ、人が殺到し、手軽に食べられるお弁当や食材を買うので、すぐに売り切れて別のスーパーへ車を走らせる毎日は疲れる日々でした。

道路も信号が使えないので、あちこちに注意しながらゆっくり走りました。

学校に通う子供たちには、お弁当が作れないので、学食やコンビニを利用させていました。

普段は週に3回、1回5,000円以内で買い物をしていますが、この時は1日5,000円以上使っていました

車で走り回る日々

我が家は、小型のハイブリッド車で、普段の走行距離数は、月約500kmです。

台風直後、

・ 買い出し

・ 災害ゴミ(飛散した瓦など)の持ち込み

・ 市役所への相談

などで、走り回ることが続きました。

停電期間中は、1日で平均約400Km走っていました。

400kmも一度の走行距離は少ないので、燃費は悪く1リットルあたり15kmで走っていたと思います。

復旧してから、走行距離数を確認すると約1,000km走っていました。

スマホの充電確保に翻弄

スマホの充電確保に翻弄

電気が使えない中で、情報入手の頼りはスマホと、手回しで発電できる携帯ラジオでした。

わが家の子どもが通う学校は復旧が早く、この状況でも宿題がだされ、懐中電灯のもとで勉強をしていました。

スマホは手放せず、充電確保に翻弄しました。

どこの家庭も充電器を持って、家族全員のスマホの充電に走りました

ショッピングモールや大きめの本屋でコンセントを提供してくれたので、とても助かりました。

長期停電を経験してからよく売れているもの

台風24号が来るとわかって、すぐ購入していたものは

・ 手回し充電のラジオ(USB端子付きでスマホ充電可能タイプが人気)

・ 乾電池(単1・単2電池がよく売れています)

・ LEDランタン(500〜1万円まで)

・ カセット式コンロとカセットボンベ

・ スマホの充電バッテリ(ひとりで5個買い求める方がいました)

LEDランタンは、キャンピングをされている方がSNSで情報発信したことから、即売してしまい、次にいつ入るか不明の商品です。

カセット式コンロは、オール電化の人はもちろん、ガスの人もその日に買って来た食材を無駄にしないように、鍋で食べるという目的で購入していました。

長期停電を体験して思うこと

電気のありがたみを知る

停電後、すぐに北海道地震が起きたので、台風21号被災地に支援物資などが届かず、自分たちだけで停電と立ち向かいました

食料が尽きるのが怖いので、あちこち走り回り、あれば値段も考えず買っていたので、とても食費がかかりました。

情報も少なく、暗い中で生活する時間が長くなり、ストレスが溜まってもテレビなどの娯楽もないことは精神的に大きなダメージでした。

電気復旧後は、また停電したら困るという恐怖から、LEDランタンや電池などを大量に買っていました。

なにも考えずに、あって当たり前に思っている「電気」のありがたみを感じました。(執筆者:笹倉 奈緒美)

この記事を書いた人

笹倉 奈緒美 笹倉 奈緒美»筆者の記事一覧 (16)

妊娠・出産を機会に子供の教育費について考え、実際には中学受験にもチャレンジしました。合格後は主婦をしながらフリーランスライターをしております。大学卒業までにかかる教育費に対してどういう資産運用がよいか、そして子供へのお金のかけ方などの情報収拾と研究・実践をしており、教育費関連や子供とお金にまつわる情報を提供してまいります。
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