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筆者が体験した「災害後の倒木撤去」 安く・素早く済む業者の見極めポイントと注意点

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筆者が体験した「災害後の倒木撤去」 安く・素早く済む業者の見極めポイントと注意点

2018年9月21日に発生し、29日から10月1日にかけて日本中に大きな被害をもたらした台風24号。

皆さんの中には、台風24号によってさまざまな被害を受けられた方もいるのではないでしょうか?

庭木の倒木撤去費用

うちも例外ではなく、樹齢50年近い3mはある庭の金木犀が根こそぎ倒れました

幸い、庭全体を覆う形で倒れたのでそれ以上の被害はなかったのですが、そのままにしておくわけにもいきません。

しかし、台風で倒れた庭木の撤去をするのは初めてで、どのように行えばいいのか途方に暮れました。

ネットで検索してみると「コツコツと自力で小さく切り分けて自治体の規則に従ってゴミとして出すとよい」というものが圧倒的に多かったです。

ただ、あまりにも大木なので「素人にはとても無理」と考えた私は、プロに撤去をお願いすることに決めました。

そこで、今回は私が庭木の大木が倒れたときの撤去にかかった費用と、撤去に至るまでの顛末についてご紹介します。

倒壊した庭木の撤去の見積もり依頼だけでもかなりの労力が必要だった!その理由とは

「倒壊した庭木の撤去を自力でするならともかく、プロの業者にお願いするならそんなに大変ではないだろう」と思われる方も多いでしょう。

しかし、台風であっちこっちの大木が倒壊している時期に、庭のたった一本の倒木を撤去してくれる会社を見つけるのは思った以上に大変でした。

最初、私はネットで造園業者を探していたのですが、なぜか、うまく自分の住んでいる地域の造園業者を見つけることができず、結局、アナログなタウンページで探すことに…。

すると、自分の住んでいる地域の造園業者がたくさん見つかりましたが、どこに依頼していいものかよくわからず、また、悩みました。

そこで、とりあえず地域の4つの会社をピックアップして立て続けに電話してみたのです。

この4つの会社の選び方としては「見積もりが無料で[伐採]をすることが広告に明記してある」会社という点でチェックしました。

造園業者とひと口に言っても、庭造りだけに重点を置いている会社であるなど、それぞれ得意分野があります。

伐採などには力を入れていない業者もあるので「伐採」してくれることがはっきりしている業者を探しました。

そして、電話してみた結果

・ A社 … 自治体の依頼による台風被害に遭った街路樹の撤去の仕事で忙しく、現在、個人向けの仕事は請け負っていないと断られる。

・ B社 … 一応、見積もりには応じるが、朝から庭木の倒木撤去依頼が殺到していていつ作業ができるかわからない。

・ C社 … 見積もりには応じるが、見積もりも本日は無理である。

・ D社 … 本日、見積もりはできるが夜遅くの訪問となる。

とのことでした。

台風被害に遭ったその日だと、見積もりをしてくれる業者を探すだけでも大変なのです。

とりあえず、見積もりはしてくれるというB社・C社・D社に見積もり依頼をし、B社とD社がその日に、C社は次の日に見積もりに来てくれました。

その結果、多忙だと言っていたB社からは結局見積もりの結果は来ず、C社とD社からのみ見積もり書が来ました。

庭木の倒木撤去依頼の見積もりの結果は?

実は、うちには過去に主人が自分で切り倒してそのまま放置していたシュロの木もありました。

シュロの木というのは、小さく切って出しても自治体が引き取ってくれない厄介な木なのです。

しかも、家の点検に来てくれた建築会社からは「このような木を放置しているとシロアリの巣窟になりかねないので、できるだけ早く処分するように」と言われていました。

しかし、ネットで調べても自力では処分できそうもなく途方に暮れて放置したままにしていたのです。

そこで「これは渡りに船」と思い、シュロの木の処分も一緒にお願いしてみました。

その見積もり結果は

C社 … 3万6,000円

D社 … 1万2,600円

でした。

どちらも、伐採・撤去を含んだ同じ条件での見積もり結果です。

ただ、C社とD社の違いは、C社が支店も持つ比較的大きな会社なのに比べ、D社は職人さんが個人でやっている会社であるという違いがありました。

つまり、D社はいわば、孫請けのような会社と言えるでしょう。

間にマージンなどが入らないという点でこのような差が出たのだと思います。

結局、費用の安さと見積もりに来てくれた方の誠実な対応からD社に依頼しました。

すると、次の日にはもう作業に入ってくれ、倒木と放置していたシュロの木を1時間できれいに処分してくれたのです。

作業した跡もきれいに片付けてくれ、庭がスッキリしました。

庭木の倒木撤去

見積もりと信頼できる業者かどうかの見極めが大事!

今回、見積もり結果に3倍近い費用の差が出たことで、やはりどんな依頼であっても、まず、しっかり見積もりを取ることの重要性を感じました。

また、安くても信頼性に欠ける業者では、のちのちトラブルが起こる可能性もあります。

見積もりに来てくれた業者が、誠実に対応してくれ、時には必要に応じてこちらの参考になるような的確なアドバイスをしてくれるかどうかもチェックが必要です。

今回は、格安にとても誠実な仕事をしてくれる業者を見つけることができて大満足でした。

同時に大災害の後は、大手の会社の場合、個人向けの仕事にはなかなか対応してくれないことも身をもって感じました。

それから、この記事を書くためにいろいろ調べている中で知ったのですが「くらしのマーケット」といういわば「サービスのメルカリ」のようなサイトもあるようです。

今度、何かあったらこのようなサイトを利用してみるのもひとつの方法かと思いました。

ただ、このようなサイトで探す場合、信頼できる業者かどうかの見極めも難しいところです。

それでも、大災害後などで大手の会社が個人向けの依頼を受け付けてくれない場合は、できるだけ職人さん個人にお願いした方が早いということも実感しました。

私の体験が、同じ体験をして困っている方の参考になればさいわいです。(執筆者:桜田 園子)

《桜田 園子》
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桜田 園子

通信添削の赤ペン先生を30年間続ける傍ら、フリーライターのお仕事もしている主婦です。どうやったら物を安く買えるか、また、間違った買い物をしないテクニックなどについて日々ひそかに研究中です。私が発見したさまざまな節約の知恵をご紹介できたらと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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