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【今週の日経平均を考える】12月相場が年末年始の動きを占い、2019年の雰囲気を決める

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【今週の日経平均を考える】12月相場が年末年始の動きを占い、2019年の雰囲気を決める

先週は、前週の底値模索のような、日柄調整のような値動きから、反転反発となり、一気に下げ基調に終焉を告げる動きとなりました。

この反発により上昇に入っていくかは、今週の反発で断定は出来ないものの可能性は出ています。

この反発が上昇の始まりとなるのか、BOXの範疇での上限を目指す上げなのかの見極めは週明けとなりそうです。

時期的には、例年だとこのまま12月10日過ぎまでは上げ基調となりやすい時期ですので、前週も書きましたが期待が膨らむ時期だし、今週の値動きも来週も上げ基調を期待した動きと見受けます。

テクニカル的にチャートを見ても、下落トレンドに終わりを告げるシグナルが出ており、このまま上昇に入る可能性も示しています。

その見極めとして、今回の下げからの一回目の反発の高値をつけた11月8日の高値をしっかり上抜けるのか? 逆にこの戻り高値で再度押されてBOXとなるのか?

この見極めがとても重要かつ年末年始の動きを占う事となるし、2019年の雰囲気も決めることになります。


ここを上抜けられないで、上げるべき時に上がらないとなると2019年に対しての不安が大きくなり、投資家心理は冷え込むことが想定され、12月の前半の値動きはとても重要になると考えます。

ただ、今週の動きで25日線の向きを変えて、5日線と25日線のゴールデンクロスとゴーンショックの翌日に下離れて陽線を立てた日から見て、この週末で陽線新値5本となったことで、上げ基調に戻る可能性を増幅させているのも事実です。

今年もあとひと月、今年の反省は今年のうちに対策を取りましょう。今年のミスをしっかり検証していい年越しをしたいものです。

現状分析

5日線


今週は、週初めに向きを上へと変えて上向きを継続しまま週末となり、位置も週初めに上抜けてから週末まで上を推移し上に乖離したまま週末入りとなりました。

前週末に乖離を詰めてタッチして、週明け下に離れるか上に離れるかとしましたが、今回は上に離れるという形で乖離しては乖離を詰めてタッチし、また上下どちらかに乖離という典型的な値動きとなりました。

25日線

今週下向きから週中に上へと向きを変えて下落トレンドにいったん終わりを告げる動きとなりました。

位置も下で始まった週でしたが週中に上抜け週末は上に乖離した状況で週末入りとなりました。

そして5日線と正式なゴールデンクロス形成で上昇トレンドに入る可能性を高めるチャート形状を形成しています。

75日線

25日線と同様、下向きから今週上向きに変化しました。微妙な変化ですが上向きとなっています。

位置は、下に乖離した状況で一週間を推移しましたが、乖離もだいぶつまり75日線が上値抵抗線として意識される距離感まで近づいて来たように見受けられます。

一番直近で意識されているのが200日線でこの200日線も25日や75日線と同様に今週向きを上と変えました。

位置も下で始まった週初め、週後半にタッチして週末は終値ベースでは上で引けるという形を作りました。

このまま、上に離れていくのであれば上昇入りという可能性が高くなると考えますが、週末の引け値の位置は、200日線が上値抵抗線として意識されているような状況と見受けます。

さらにすぐ上に100日線があり75日線同様、上値抵抗線として意識されます。

トレンドライン

今週 切下がりのライン(10月の高値と11月8日の高値を結んだ)を上抜けたことで急激な下げは一旦終了となる動きと考えます。

その上で目先の上値のラインとしては11月8日の高値、同じあたりに先ほど記載の100日線と75日線となり、ここが強い抵抗帯として意識されますが、ここを上抜けるパワーがあると上値追いの力が強いと考えられ一気に10月高値を目指す可能性が上がると考えます

その強い抵抗帯の上に前々から記載している2万3000円という過去の高値と窓が重なるのでここが次に意識されるとなりその上は10月2日の高値かなと考えます。

下に関しては、切りあがってくる25日線が落ちたときにサポートラインとして機能すれば上昇という流れの後押しとなります。

その下は11月21日の安値の横軸、10月26日の安値の横軸となります。

テクニカル指標

一目均衡表


下落から抜け出し始めて切り替わりのポイントである雲におおむね到達で雲入り 雲抜けが出来るか週明け以降のポイントになります。

遅行線は日々線を抜けたことで上への抵抗帯が少なくなっている状況ですが、週明け月曜から水曜がミニ天底一致となるのでこの3日間が戻り位高値となる可能性があると考えます。

ボリンジャーバンド

7本のラインがすべて上向きました。

このまま株価が+2σを突破すれば上値追いになると考えますが、いったん 押す場面をつくりそれぞれのラインが下向きとなると波うちの動きを形成しBOX入りという動きを示す形状になりますが、どうなるでしょうか?

スローストキャスト

上まで上がった2本のラインがデットクロスとなりしっかり上まで上がったことで、弱さはなくなったと判断されこの後、2本のラインがどこまで降りてゴールデンクロスとなるかに注目です。

総合判断


前週までの底割れ下落の危機は抜け出し、上昇に転じるのかBOXとなるのかの見極めとなっています。


例年の年末上昇となるのか例年と違う動きとなるのか?焦らず見極めが必要です。

12月に本格的に入りマーケットは上値追いを期待しています。

素直に期待通りの動きを望む反面 再度 下に向くかもという危機感との背中合わせの週となります。

緊張感をもって見極めてまいりましょう。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
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城 晶子

執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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