先週は、前週のジリ高の流れを受けて、一段高の2万1600円チャレンジしての週明けをするものの、月・火曜日で高値をならべ、その高値を抜けることはありませんでした。

また、週中は、上値を抑えられるものの、深く押すこともなく、概ね、2万1400円と2万1600円前後の2250円の狭いレンジでの攻防となりました。

一旦高値を付けたのが火曜日で陰線となり、その後、上値の重い展開となっています。

そして、週後半は、米朝会談というイベントがあり、結果として、非核化の流れは決別した格好となるものの、週末の段階で、後場から値を伸ばし、火曜日の高値を更新して2万1600円台に突入しました。

終値では、先週の最高値では引けましたが、終値は火曜日の高値を超えられないという気持ち中途半端な引けと取れる状況です。

ただ、大引けで21600円に乗せたことには意味を感じますので、週明けの寄り付きからの動き次第で方向感が出ると考えます。

また、「非核化決別は悪材料となる」 と思った方が多いとは思いましたが、結果は、週末に値を伸ばす動きで、意外と取れる状況と考えます。

この結果(非核化決別)は、たいがいの方が想定していたことと思いますが、悪材料出尽くしというほど値を下げませんでした。押す要素と考えていたのですが、週明けを見ないと断定は出来ないものの、ここ最近の狭いレンジでの値動きが、この悪材料が原因だと考えると、この週末の動きは、納得できるものとなります。

そして、その答えは、週明けに見えてくることと思います。

現状のここまでの動きで見えるものは、前週と変わらずで、テクニカル的には 「上げ」 を示しているという事で、先週、崩れることなく推移しました。

瞬間的に 「もしかしたら上値付けたかも?」 という疑問符をつける動きはしたものの、結果、週末の高値引け(終値)となったことを考えると、罫線(けいせん)的には、年初来最高値での大引けと取れるので、完全に上昇中という現状です。

したがって、この週末の意識は、まだ 「上」 を見るのがメインであり、ここから下げるかもという認識とすることは、無くはないものの、可能性として重きを置くには、少々材料不足であるといえます。

あえて “この週末が高値かも” とするのであれば、要素としては、12月の安値を付けた日から(基本数値の)42営業日であることと、10月の高値から(フィボナッチの)50%押し近辺まで戻してきたことになります。

少々のずれは出たものの、昨年の3月から5月の反発と 「形 日柄 値幅」 が近しく、米朝会談という背景も似ていると取れるのも一つの要素です。

昨年の3月から5月の上昇と同様であれば、ここからもみ合いに入ると考えるわけですが、どうなるでしょうか?

そして、昨年のもみ合いと同じような形でもむのであれば、今回の上げ幅の38.2%から50%の下げの範囲で下値を付けたBOXとなると想定します。

そのパターンで下値目途を算出すると、ちょうど2月8日の押したときの安値が2万300円となり、重なってきますので、2万1500から600を上値で2万300円近辺を下としたBOXが作られるかも、と、一つのシナリオとして想定しておこうと考えます。

この想定も、週明けに更なる上値追いをすれば、すぐに覆される想定であるとお考え下さい。

米国の状況(上昇)では、週明けは、さらに一段高となることで “週末が高値”
という可能性は、かなり低くなりました。週明けからがんがん上値追いをするかは微妙ですが、
やはり、テクニカル的な強さが意識される展開です。

現状分析

現状分析

5日線

先週、波うちしながら切り上げて、週末が今年の最高値という位置付けとなっています。

位置としては、上下入れ替わり接触している日柄が多く、短期的には膠着していた一週間でしたが、結果論として “切り上げた” となって週末入りです。

25日線

変わらず上向きを維持しており、上への乖離で推移した一週間となりました。

乖離も3%前後で推移という事で、過熱感が出るほどの乖離でなく、ジリ上げを地で行くような値動きとなっております。

このような値動きの時が 「押し目待ちに押し目無し」 という展開となることがありますが、今回はどんなものでしょうか?

何週間も前から “ファンダメンタルは悪い” と申してきましたが、ここまで上げてくると、『本当に悪いの?』 と、思わさせる状況です。

しかし、決して良くないというのは、変わらない意識です。

75日線

前週に瞬間的に上向きとしましたが、先週は下向きを維持した一週間となりました。

位置は、上へ乖離しての推移の一週間となっています。間もなく25日線と75日線のゴールデンクロス間近です。

このクロスで上昇トレンドを示す並びとなってきますが、どうなるでしょうか?

トレンドライン

前週と概ね変わらずです。

過去のサポートラインで、12月26日の安値から1月29日の安値を結んだラインが、現状、上値抵抗線として機能していると見受けます。

さらに上は、12月13日と12月3日の高値の横軸が抵抗線になると考えます。

下に関しては、直近は、2月8日と2月28日の安値を結んだラインがサポートラインとなると考え、その下として、12月26日と2月8日の安値を結んだラインが、次のサポートラインになると考えます。

さらには、2月8日の安値の横軸が重要で、ここを割り込むと、下への加速が起きてくると考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

前週と変わらず上方シグナルが出ており、雲の上 基準線の上 転換線の上 遅行線が日々線の上 という強い形を形成しています。

このまま雲を維持できるかに注目です。

さらには、今月後半の雲のねじれをどのような状況で迎えるかの予測で、未来に対する考えが変わってくると思います。

ボリンジャーバンド

7本のラインがすべて上向いており、バンドウオーク継続中と考えます。

先週、 +1σ まで押した場面が上昇終焉となるか? 押し目となるか? の見極めでしたが、結果論としては、押し目となりました。

非常に見極めの難しい局面でしたが、週末・週明けの動きから、押し目だったと断定できます。

今後は、やはり、 +1σ を維持できるかで見極めです。

スローストキャスト

下げてきた2本のラインが週末にゴールデンクロスしました。

位置が、下げ切らないでのクロスですので、 「強い」 と取れる状況です。

結果的に、ボリンジャーバンドとの動きに連動していると考えます。

総合判断

総合判断

下げそうで下げない強い動きと判断します。

いつ押し始めてもおかしくないという心理の逆を行く動きです。

ですが、上げ続ける株も下げ続ける株も無いので、 「どこかで折れる」 という認識は必要です。

しかし、現状は上値追いとなっていることで、トレンドは上昇継続中と認識してください。

トレンドに逆らった建玉は禁物です。

したがって、今は、「買い優勢」か「買いの利確が進んだ前提で均衡」というのが、セオリーです。

苦しい時ですが、ここをしっかり踏ん張って見極めてまいりましょう。週明けも慎重な建玉で乗り越えましょう。(執筆者:城 晶子)