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ママの社会復帰 子育て家事の両立と収入事情 正社員・委託・パート・単発で紹介 

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ママの社会復帰 子育て家事の両立と収入事情 正社員・委託・パート・単発で紹介 

家計の足しにとパートに出たり再就職したり、子育てママの社会復帰にはさまざまな悩みや乗り越えるハードルが存在します。

平成最後の春に、たくさんの苦労を乗り越え社会復帰したママたちに、「社会復帰の良し悪し」リアルな意見をいろいろと聞いてきました。

月に稼げる金額と、家事や育児の負担や家族の協力など、これから社会復帰しようかと考えているママさん達、ぜひチェックしてみてください。

ケース1. 自宅近くの飲食店でパート:通勤がラクでなんとか頑張れている

クレープ屋でパート

「社会復帰そのもので大変なのに、通勤で体力を消耗してしまっては大変」そう考えたAさんは、自宅近くの飲食店でパートをすることにしました。

「久々の社会復帰だったので、自宅から徒歩数分のクレープ屋さんでパートを始めました。

通勤という通勤もなく、子どもを幼稚園バスにのせて送ったあとに化粧をし身支度と洗濯、掃除機を済ませて出勤し、幼稚園バスが戻る前には帰ります

4時間程度、5日ほどの勤務で、慣れない調理作業と立ちっぱなしなのは疲れますが、通勤のラクさでなんとか頑張れています。

土日のどちらかは親のサポートを受け、両立させています。」(Aさん・30代女性)

お子さんの帰りが早い水曜日はお休みをもらい、その代わりに土日のどちらかピーク時間帯に出勤しているというAさん。

「通勤の負担がない職場」を選んだことが功を奏したといえます。

土日どちらかの出勤を約束していることもあり、幼稚園がお休みのため同じ市内で暮らす親にサポートしてもらっているようです。

社会復帰にあたって、根回しはしっかりと、感謝は伝わり過ぎるくらいもっとしっかりと…と意識しているんだとか。

週5日、4時間ほど勤務するとで月6万円の収入です。

保育園や幼稚園にかかるお金と、病気やけがをしたときにどれだけ家族が助けてくれるかを、働く前によく考えた方がよさそうです。

ケース2. 営業職で委嘱契約:慣れない勉強に四苦八苦も収入のため食らいつく

営業委託で資格の勉強

保険販売の営業職として、大手企業と委嘱契約を結んだというBさんを待ち受けていたのは想像していなかった勉強の日々でした。

「仕事をしよう、でも子育てに理解のある企業がいい…そう思って、女性の多い職場を選びました。

ただ、委嘱契約までの間、資格取得の勉強が必要で…これが本当につらかった。テキストやDVDを見てひたすら暗記。営業の仕事の辛さを味わう前に、老化を感じ辛かった。

でも、その後の基本給などを説明されモチベを維持。なんとか食らいつきました。

残業や休日出勤もあると聞かされ、子どもの環境確保が最優先にしました。」(Bさん・30代女性)

業務に従事する以前に、資格取得が必要だった…というBさん。

社会復帰でのストレスは勉強によるものだったといいます。

資格が必要な仕事に就く際は、こういった努力も必要です。

どれだけ理解のある職場だとはいえ、残業や休日出勤などに対応できるように子どもの環境には十分に配慮が必要です。

Bさんは認可外保育園にお子さんを預けているそうで、フルタイムでの社会復帰にはやはり子どもがどこで過ごすのか…ということをしっかり考えておかなければならないのです。

保険営業の女性の平均年収は270万円、月22万円ほどの収入です。

雇用保険、社会保険、労災保険、厚生年金などが引かれたら、もっと少なくなりますが、保険や年金を支払っていれば将来的には安心できます。

ケース3. 夕刊と地域情報誌配りでお小遣い稼ぎ:健康的にコツコツ稼ぐ

夕刊と地域情報誌配りでお小遣い稼ぎ

「毎月2万円程度、でも無理なく稼げるのがうれしい!」そう語るのがCさん。

春から夕刊と地域情報誌を配達する仕事を始めました。

「お友達のママに声をかけてもらって始めた配達員の仕事は、毎月2万円程度だけどコツコツ稼げて、そこそこ歩いて健康にも良いと感じています。

ただ、はじめのうちは筋肉痛になりました。

寒い日も、体調不良でも歩いて仕事が想像以上にキツい…

それでもコツコツ続けることで、家計の足しになればと思ってやっています」(Cさん・30代女性)

配達している間、小学生のお子さんは家でお留守番しているか、お友達と遊びに行っているか…というCさん。

体調不良な日でも、冷たい雨の日でも配達は休みなく行わなければならないのが辛いといいます。

Cさんの場合は、お子さんが小学生で、一人で留守番もしてくれることもあり、月2万の収入はおこづかいにできます

稼ぐというよりは、時間の有効利用や健康などから考えるといいと思います。

ケース4. 事務職で正社員登用:充実の福利厚生にニンマリ

事務職の正社員

地元企業の事務職に正社員登用と果たしたDさん。

10時から18時までの勤務で土日は休みというのが決め手だったそうです。正社員登用ということで、夫に理解と協力を求めることが一番大変だったといいます。

「40を過ぎての社会復帰で、夫からは大丈夫なのかとはじめ反対されました。

でも、自分の社会が欲しかったし、子育ても落ち着いてきていたので、チャレンジしたいと言い納得してもらいました。

正社員だから有給もあるし、温泉を格安で使えるようになり充実の福利厚生面がうれしいです。

出費も増えますが、子どもの部活道具を一新できたり、充実感はあります。」(Dさん・40代女性)

社会復帰にはハードルの高い正社員ですが、福利厚生はやはり他とはくらべものにならないようです。

今まで辛抱させていたお子さんの部活道具を新調したり、家族で旅行や温泉に週末出かけたりなど出費は増えているというDさん。

しかし、精神的な充足感がとてもあり、仕事を始めて良かったと思えているということでした。

40代女性正社員の平均年収は約350万です。

安定した収入と、充実した福利厚生は魅力的です。

長い勤務時間なので、育児や家事については、しっかりと家族の理解と協力を求めないと大変そうです。

子どもの預け先、通勤、残業や休日出勤の有無、待遇…どんな仕事にもハードルがあり、やはり辛い部分があるものです。

しかし、「やってよかった」と思える福利厚生やお給料、そして家族の支えや理解があれば、子育てママの社会復帰の未来は明るいです。(執筆者:三浦 希枝)

《三浦 希枝》
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三浦 希枝

三浦 希枝

前職は海上保安庁に所属し、船舶料理士とヘリコプタ―降下員として勤務。退職後、フリーライターになり4年目に開業。子連れ離婚そして再婚を経て、二児のママとして仕事との両立を図っている。Webライティング講師業もはじめ、活動の幅を広げている。趣味は時短、節約。特技は水泳(インターハイ出場経験有!) 寄稿者にメッセージを送る

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