先週は、前週までの流れと変わって週中から動きが出ました。

ここ4週連続の水曜日に押す流れと同じく押し、押した場面ではここ2週間ちょっとのもみ合いの下限を下抜けする時間帯も存在し、レンジからの底割れ示唆となりました。

結果、翌日には大きく底割れして一気に次なる下限となるところまで到達したところで翌日反転し週末入りとなりました。

この木曜日の大きく下離れは不可解な下げ幅でそこまで下げる要因のない中での大きな下落でした。

しばらくぶりに動きが出たことで、臨戦態勢をとれていなかった人はびっくりしたことと思います。

いつもの事ですが、動く時はこんなもので、この週末から週明けも大きく動く可能性は多いにあります。

この週末の参院選挙の投開票を受けていろいろな思惑が働き、月曜日の相場に動きが出ると思います。

先週の保ち合い下離れはやはり、前週末算出の幻のSQ値が要因となり徐々に下げ、一気に切り下げを起こすも明確に下げる原因も薄いことから、値を急激に戻すとこととなり不安定な相場となっています。

この動きは、薄い商いの中で仕掛け的な売りにより、機械的な売買が値動きを激しくした結果ではと考えます。

そうなったことで翌日は、下げすぎ感が出たことで買い戻しに動いたと考えられます。

一部には利下げ観測の幅が0.5%というネタをもとに反発ともいわれています。

結果的に週末の戻しで下離れは無かったこととなり、選挙後の動きでトレンドを出す? という雰囲気を作っていますが、現状の選挙の様相を見ている限り、自民の圧勝はなさそうですので参院選の結果を見て大きく上げるという選択肢は薄いとは考えるものの、大きく下となることもなさそうなので非常に悩ましい週末です。

投票で経済が動き出す

テクニカル的に見ると、この週末の戻った値が前週の押した場面の水曜日の安値近辺まで戻した格好となり(到達はしていない)ネックラインまで値を戻したリターンムーブと見受けます。

そして木曜金曜で4本の移動平均線(5日25日75日100日)を割り込んで戻しという展開を作っています。

現状この4本の移動平均線が21420円から2万1442円の幅22円の中に納まっており、相当な収斂状態にある中で飛び跳ねるような値動きをしています。

非常に興味深い値動きと考えます。

週末の米国の動きからは続落CME日経先物はやはり押してきています。

普通に週明けが始まるのであれば、200円ほどの下げで始まる公算で、週末の反発を半分押すという展開で寄り付くのですが、週末の参院選の結果で、週明けの様子は様変わりも考えられるので、この200円押しは幻になる可能性もあります。

したがって、現状で週明けの戦術を決めつけは出来ないものの、いつも通り上にどこまで行ったら上を強く意識し、下にどこまで押したら下を意識という考えで、見極めは変わらず、先週は前週までのもみ合いから下に離れ上限が2万1500円で下限が2万1000円のちょっと下というレンジ内は玉の整理でとどめ、このレンジから飛び出したときに玉を動かすことになります。

選挙を無視すると、週明けは第一クオーターの決算発表が始まります。

内容的にはいいものは出づらいと考えられるので、さらなる押しが想定されます。

結果上記記載の下限を割り込むと、次の下限は深く6月と2月の安値が並んでおり2万300円近辺と考えます。

BOXの最下層がこの価格2万300円その上が2万900円近辺、その上が2万1500円近辺でその上が2万1900円近辺で、その上が2万2400円辺りと概ね500円前後の刻み節目が存在しています。

したがって節目到達で建玉、節目突破で建玉という動きがセオリーで、先週は水曜日に節目を割り込んだので売りの動作、木曜の押しで節目到達したので買いの動作、金曜日の反発で上の節目に戻ったので売りの動作という動きが意識できていれば大きな損失は出ることなくしのげたことと思います。

現状分析

5日線

現状分析

先週は一週間を通して下向きでした。

位置は、週初めの火曜日は上で始まるも当日に割り込み、水曜日は下に乖離しさらに乖離を大きく広げ、週末に一気に乖離を詰めて逆に上に飛び出して週末入りとなりました。

25日線

前週までの流れのまま上向きで始まるも、水木の深い押しで一旦下向きとし、週末の勢いの良い反発で再度上向きとして、細かく波打つ形状となり再度BOXを意識させる値動きとなっています。

位置は、ここ最近はずっと上を推移し、横にスライドして乖離を詰めてきており、先週乖離詰め近くなったところで一気に押して25日線を割り込むも、一日だけの割り込みで週末には上に飛び出して先週を終えました。

75日線

先週 上向き横ばいから下向きと変える動きとなりました。

位置は、上で始まるも一旦下に割り込み、週末再度 上に飛び出して週末となっています。

水木金の3日間で結果的に5日25日75日100日線を割り込んで、週末に上に出るという対象となり、この4つの移動平均線が収束していることがわかる値動きです。

この後 大きくトレンドが出来るのか注目です。

トレンドライン

横軸は上記に記載の5本のラインで出来る層を意識します。

さらには、前から意識していて多少の飛び出しはあるも大きく外れていないことから意識する大きな三角保ち合いで、10月の高値と4月の高値を結んだ切下がりのラインと、12月の安値と6月の安値を結んだラインで出来る三角保ち合いを意識します。

とくに下の切上がりのラインは割り込んだときの下への加速があるか注目です。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

先週一旦雲に突入するも週末は上に飛び出し何とか強気を残しています。

週明け雲の上を維持できるかに注目です。

さらに遅行線は雲からしばらくぶりに下に飛び出すも日々線にぶつかり反発 この後雲と日々線 どちらに寄せ突破していくか注目です。

ボリンジャーバンド

バンドが概ね横向きなっておりBOX示唆となっています。

その上で先週 -1σを割り込み-2σ近辺まで押して反発ですので典型的な値動きと見受けます。

この後 +-2σのどちらかを突破することでトレンドが出るのか+-2σ内で値動きしBOXでの推移となるのか見極めです。

スローストキャスト

先週上がり切らずにデットクロスで弱さを見せ 前回やや下でゴールデンクロスし、やはり弱さ示唆という展開です。

次のデットクロスが切り下げればさらなる下値追いとなることが想定されます。

したがってこの後のデットクロスポイントに注目です。

総合判断

総合判断

基本的にしばらく続いたレンジから下離れしたのが現実ですので、切り下げが概ねの予測です。

ただし、やはり選挙で相場は動くので、日曜日の投開票の結果とその結果に合わせた週明け月曜日火曜日の動きに順張りすることが無難であると考えます。

ただ気持ち寄せるのであれば、上記の通り下に向かおうとしている可能性のほうが高い形状であるといえます。

しかし、実際の動きが思惑通りに動かないのが相場ですので、緊張感を解かず臨戦態勢で相場と向き合っていきましょう。

ここから(すでに)夏相場入りで出来高も細くなると考えます。

出来高が細いことで、先週の木金もそうですが少しの仕掛けで値幅が大きく動く可能性があります。

ただただ、動きに合わせて自分が動くと後手に回ることとなるので、自身のシナリオをしっかり用意して相場と向き割ってまいりましょう。(執筆者:城 晶子)