先週は、前週のBOX上限到達から押した場面となり、先週に入って上限でもみ合いとなるも、前週の高値を上抜けることなく、ミニダブルトップを作って押しはじめ、週後半には下げ基調となりました。

週末にはBOX下限到達し、安値を更新はしたものの引けにかけ少々値を戻し、下髭を作って週末入りとなり、BOX内での推移とした一週間となりました。

週末の雰囲気を見ると、安値更新をしたことでさらなる下値追いの可能性は残しつつも、BOX下減がしっかりとした抵抗線として機能したような動きをしたことで、週明け反発で7月18日から19日にかけてと同じような動きとなるかもと思わせる動きとなっています。

ただ先週後半の下げに関して、米中問題のさらなる悪化で、一気に世界景気の減速が意識され、世界的に同時株安を起こし、さらには為替が安全資産とされる円にお金が集中する流れから円高進行となり、さらに日本株は株安背景となったことで大きい下げ幅を作りました。

この背景を考えると、簡単には戻れないと思わせる状況と考えます。

しかし、この週末に米国の雇用統計があり、この内容次第では更なる利下げという雰囲気が作られるかもと考えると、一直線に下げるとも取れず、上げても下げてもいい状態で金曜大引け備えというのが妥当と考える週末でした。

そして、米国の雰囲気では、雇用統計の発表を受けて、一旦大きく下げるも引けにかけて少し戻して、多少の下げという雰囲気で週末入りしました。
その状況を受けて週明けの日本市場は、200円弱の押しで始まる公算で、BOX下減を割り込むことが想定されます

ただ、寄り付く予定価格もまだオーバーシュートの範囲内とは取れるので明確な下離れになるかの断定は出来ない状況から、週明けの動きが下げて始まりさらなる陰線となるか注目で、逆に陽線となるならやはりBOX継続となり、再度BOX上限を目指すことも想定されます。非常に判断が難しい状況にいます。

しかし、節目到達の時にすべき行動は決まっており、ヤマを張らず動いたほうに玉を寄せるという準備をすればいいだけの事なので、さほど取るべき行動としては難しくはないと考えます。

実際の建玉の対処としては、この週末で売りの一部利確、買いを入れ、さらに売りを少し入れ直しで均衡させるか気持ち売り優勢でとしました。

売りの利確をしないで反発されても嫌だし、一気にさらなる下落となったときに売りを減らしているのも嫌だし、反発したときに買いを持っていないことも嫌だしと、どんな動きをしても自分自身が納得できる建玉を入れるという動作をしました。

結果、週明けは多少下がって始まるということがわかっての週末ですが、上記の行動をとっていたら、ストレスを感じることない週末で穏やかに過ごせることと思います。

BOX下抜けするかの瀬戸際

さらに週明けの動きとして、金曜までの動きで週足を見ると、下を示唆する動きが多く見受けられます。

26週線の上をここ数週間推移していたのに、先週一気に大きな陰線で下に割り込みました。

そしてその動きで、だましの形ではあるもののデットクロス形成となり、週足の一目では雲を下抜けとなっています。

この動きから中期的に下という方向感が出てもおかしくない状況です。

さらに、時期的なもので考えると、例年のパターンで8月はお盆に向けて45日ルールもあり、下げ傾向となりやすい時期でもあります。

そこに加えて今回の米国による中国への追加関税政策や欧州への関税の話などが出た先週、週明けにもまだまだ波紋を広げると考えます。

そして唯一、好景気と考えられている米国内でも、いろいろ影響は出ており、米国のGDPが年頭の数字からこの春先で後退してきた米国内の主要企業の決算内容の下方修正なども目立ち始めたことを考えると、先行きに暗雲はあると考えられます。

そして日本国内も秋に向けての消費増税への投資家のマインドがどのように動くかも今後注目です。

現状分析

5日線

現状分析

上向きで始まった先週、火曜日を頭に水曜からの下げで下向きと向きを変え、下向きの角度を強くしての週末入りとなりました。

位置は、週初めは下でしたが、またぐ形で上に飛び出すも、再度またぐ形で下に飛び出し(宵の明星形成)下に乖離して週末となり、方向として下を示唆したような形状です。

25日線

先週初めまでしばらく上向きが続いていましたが、週後半に久しぶりに下向きに変えて週末となりました。

位置は、週初めは上にいましたが、水曜にまたぐ形で窓空けて下に飛び出し、下に乖離しての週末入りとなっています。

この動きで下向きに変えた25日線を、5日線が下抜ける綺麗なデットクロスが形成されました。

この動きで本格下落スタートの可能性を持っての週末となりました。

75日線

波打つ形から本格下向きとなりつつあるような動きと見受けられ、位置は上にいた株価は週後半一気に下に飛び出し乖離しての週末入りとなりました。

この週末、75日100日200日の線は2円の幅の中に収斂しており、5日25日をすべて見ても、20円ちょっとの中に収斂しています。

かなりの膠着状態が続いており、この後の動きに注目です。

トレンドライン

先週、前週記載の切り上げの線、6月4日と7月18日の安値を結んだラインは、窓空けで一気に下抜けとなりました。

そして先週到達したのは2万1000円ちょっと下の横軸に到達という動きとなっています。

この横軸がサポートラインとなり、BOX維持できるかに注目で割り込むとさらに切上がりのラインとして12月と6月の安値を結んだラインがあり、それを割り込むと2万300円近辺の横軸で、さらに下は、12月の安値の横軸となっていますがどうなるでしょうか?

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

前週は強気な形でしたが、先週一気に基準線転換線を割り込んで、雲を突破する動きを見せるも、雲中で週末入りとなりました。

遅行線は雲上を推移したところから一気に雲突入の雲下抜けし、日々線も割り込むという一気に暗転した雰囲気でトレンド変換示唆という形状と見受けます。

ボリンジャーバンド

バンドは横向きから収束の雰囲気を出しながら一気に-3σに到達タッチしました。

下へのバンドウオークとなるか週明けに動きに注目です。

スローストキャスト

2本のラインが緩やかに下りてきて、途中ゴールデンクロスの雰囲気を出すも回避して下まで降りてきています。

この動きから強いという可能性はなくなり、BOXか底割れを示唆する動きを取るかに今後注目です。

総合判断

総合判断

一気にトレンドの雰囲気を悪くした一週間でした。

BOXを維持するか? 本格的な下げとなるかの瀬戸際にいると考えます。

下抜けの可能性も過分にあるBOX中というのが大勢の見方だと考えます。維持か下抜けかは週明け前半には答えが出そうです。

為替も106円台突入で、本格的に円高となり、さらなる主要企業の業績悪化が見込まれる中、マーケットがどのように判断するか注目です。

私的には、下抜けをメインシナリオとしてBOXに対応したいと思います。

では、暑い日が続きますが、体調にお気をつけて、良い週末をお過ごしください。(執筆者:城 晶子)