前編では我が家の「住宅ローン」を借り換えをするかどうか「住宅ローン一括審査サイト」を使って確認してきました。

変動金利はどの金融機関もあまり差はなく、住信SBIネット銀行の変動金利は2019年8月1日現在0.457%と、審査申し込み可能な金融機関の中で最も低かったのですが、事務手数料が50万円ほどでした。
楽天銀行の住宅ローンは今すごく人気が高く、フラット35の金利が団信なしの場合では、なんと1%を切っている状態です。
年0.91%と昔では考えられない金利です。団信ありでも年1.11%です。
これは借り換えではなく、新規借り入れの場合なので、今から住宅ローンを組む人にはお勧めだと個人的に思います。
住宅購入は消費税が10%になる前のまさに今が買い時かもしれませんね。
住宅ローンの金利も低いですし、私たちが購入した13年前よりかなり購入しやすくなっていると感じました。
目次
仮審査、本審査をへて
仮審査の申込みをしてから仮審査の結果のお知らせが来るまで、4日程度日数がかかりましたが、仮審査は無事通りました。
仮審査OKの結果が来てから2日後に本審査用の書類が送られてきて、申し込みから本審査の書類が届くまでは約1週間程度でした。
我が家の場合、まず変動金利にしようか、5年固定ないしは10年固定にしようか悩みました。
ここ数年の金利情勢からいくと、急激に金利が上昇することはないと思い、変動金利が第一候補で考えていました。
あとは返済方式ですが、「元利均等型」にするか「元金均等型」にするかです。
私個人の意見になってしまいますが、変動金利の「低金利型」を選択した場合は「元金均等型」を選択したほうがより得になると思います。
返済方式の「元利均等型」と「元金均等型」とは

そもそも「元利均等型」と「元金均等型」って何だろうと思われる方が多いかと思います。
通常の住宅ローンは「元利均等型」が一般的です。
「元利均等型」は毎月の支払額が一定額で、元金と利息が毎月変動します。
借入残金が多く残っている時の利息額が高く、残金が少なくなるにつれて利息額が少なくなっていきます。
この方法ですと借入残金の減り具合が初めは少なく、ローン年数が少なくなるにつれて、借入残金がどんどん減っていく形になります。
元金均等型は返済当初から返済終了まで、借入残金の減り方が同じです。
ですから返済当初の返済金額は金利にもよりますが、数万円の金額で高くなりますが、返済額が年月数とともに少しずつ少なくなっていきます。
変動金利で、元金均等型を選択することによるメリットは、金利が低い時に借入元金をぐっと減らせるという事です。
13年前に私たちも金利選択するときに5年固定にしようか10年固定にしようか悩み、結局あれから13年経過しても景気は良くなるどころか、さらに景気も悪くなり金利は下がる一方でした。
今後も急激に景気は良くならないと個人的に思っていますが、万が一10年先に景気が良くなり、金利が上昇したとしても、10年の間に借入残金はぐっと減らすことはできています。
そこからまた変動金利でいくのか、金利上昇しそうな予兆があればその時点で5年固定ないしは10年固定にすればいいかなと思い、我が家では変動金利の元金均等型で本審査の申し込みをしようと思っています。
現行の借入をしている金融機関の金利を調べてみました
住宅ローンの借り換え試算すると同時に、現行の借入をしている金融機関の金利を調べてみました。
固定金利の期間が終わる数か月前に、現行借入の銀行より新プランを持参されていました。
新規契約の場合になりますが、5年固定金利が年0.9%、10年固定金利が年1.15%で、ネット銀行に比べると、金利は高いと感じます。
とはいえ、13年前に借入した時よりもかなり低くなっていました。
13年前は5年固定金利が年1.4%、10年固定金利が年1.8%でした。
この金利差であればトータル的にみると13年前に新築した頃よりも、今の方がはるか総支払額が減っていると思います。
今秋には10%に増税になりますが、今よりもさらに金利が下がる可能性もありますね。
新築物件購入者が激減した場合、住宅の本体価格が安くなったり、値引きがあったり、何か特典が付くなどの可能性もあるのではないかと思っています。
楽天銀行のホームページでも借り換えの試算をしました

楽天銀行の公式ホームページで借り換えの試算をしてみました。
変動金利0.569%、元金均等払いの場合、現行の銀行で今のままの金利、年利1.4%で仮に25年間返済した場合、合計で220万円強も支払額が変わることがわかりました。
さらに、変動金利0.569%、元利均等型の場合には、月々の支払金額事態が少なくなっています。
変動金利の同じ金利であっても、元利均等型にすることで、元金が借入当初の減り具合が少なく推移するため、支払総額も若干多くなってしまいます。
ただ、毎月の支払額を少しでも低くしたい場合は元利均等型でよいかもしれません。
金利が上昇しないなら「元利均等型」がおすすめ
もし今後、日本の金利は上昇することはないという確約があれば、私は絶対に元利均等型を選びます。
同じ借入額でも、月々の支払金額が約6,000円程少なくなるのです。
今は子供3人の教育費にお金がかかるので、毎月の支払金額が少しでも少なくなることは本当は助かります。
ただこの先の金利の事を考えると、金利の低いうちに少しでも元金を少なくしておいたほうが利口です。
一括サイトを利用してみて

一括サイトを利用してみての簡単なまとめになりますが、住宅本舗のサイトがあることで、現状どこの金融機関で試算可能なのか一目で分かることと、ある程度金融機関が限定されているため、金融機関の絞り込みが割と楽にできたと思います。
自動車保険の見積サイトと違い、可能な金融機関全部の試算と審査申し込みが、自動で来るわけでなく、自身で審査可能な金融機関の中から、審査したい金融機関を選択することができるので、余計な情報が他の金融機関へ流れることがないので、その点はとても良かったと思います。
その代わりに、審査申し込みしたい金融機関へ個々に審査申し込みをしなくてはいけませんが、一括サイトの自動反映機能があることで、ほとんどが入力されており、ほんの一部分のみを入力する程度で完結できたので良かったです。
低金利の今、現行の借入の金利より1%以上差があり、かつ借入残高が500万円以上残っている場合は、借り換え手数料がかかってでも借り換えした方が、返済総額がだいぶ低くなります。
書類のやり取りなどネット銀行とのやりとりは、都市銀行や地方銀行の住宅ローンに比べると手間に思えますが、そこまでしてでものメリットがあります。
これから住宅ローンを組もうと思っている方や借り換えをしようと悩んでいる方はぜひ参考になさってください。(執筆者:田中 あかり)