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渡航先で治療費3800万円負担の事例 「海外旅行保険」損保とクレカ付帯の補償を比較

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渡航先で治療費3800万円負担の事例 「海外旅行保険」損保とクレカ付帯の補償を比較

海外旅行への備えは、

「クレジットカードに付帯の補償もあるし大丈夫」

と油断しやすいです。

しかし、海外でトラブルに遭った場合、思わぬ損害が生じてしまう可能性があります。

安心して旅行を楽しむためにも、海外旅行保険の重要性についてきちんと理解しておくことが大切です。

日本人が海外でトラブルに遭う確率はどのくらいあるのか

海外旅行は、たった数日間のことだし大丈夫とつい油断してしまいます。

しかし、海外でトラブルに遭う事例は少なくはありません。

外務省発表のデータによると、海外で災害や事故、犯罪、病気といったトラブルに遭った人は、年間2万437万人もいるのです(2016年時点におけるデータ)。

ちなみに2016年の海外渡航者は1,711万6,420人ですから、約1,000人に1人の確率で何らかのトラブルに遭っているということです。

2016年海外邦人援護件数

≪画像元:外務省「2016年(平成28年)海外邦人援護統計(pdf)」≫

この数字は外務省が把握できているものだけなので、渡航先で病気になったり、盗難の被害にあったりといった人を含めると、その確率はさらに高くなるでしょう。

病院に行った場合には高額な治療費を請求されることも

海外の病院では日本の健康保険を使うことができませんので、原則的に治療費は全額自己負担しなければなりません。

アメリカで体調を崩してICUに入った場合、約3,800万円もの治療費がかかるケースもあるのです。

「海外療養費制度」により海外で支払った医療費の一部が後日払い戻されるとしても、旅先で大金を立替払いするのはなかなか難しいのではないでしょうか。

クレジットカード付帯の海外旅行保険では不十分

海外旅行先での「万一の事態」に備え、きちんと用意しておきたいのが海外旅行保険です。

最近はクレジットカードに海外旅行保険が付帯されているものも多くありますが、こういった補償の内容はどうなっているのでしょう。

例えば、楽天カードに付帯されている海外旅行保険の補償内容は、以下のようになっています。

・傷害死亡、後遺障害:最高額2,000万円

・傷害治療費用:1事故の限度額200万円

・疾病治療費用:1疾病の限度額200万円

・救援者費用:年間限度額200万円

・賠償責任:1事故の限度額2,000万円

・携行品損害:年間限度額200万円

一見、十分な補償があるようにも思えます。

しかしながら、海外で治療を受けて数百万、数千万円の費用がかかるケースがあることを考えると、やや心許ない印象です。

楽天カード「海外旅行傷害保険」

≪画像元:楽天カード

海外旅行保険を選ぶ際のポイント

海外旅行保険は、

・生涯死亡や救援費用といった基本的な補償

だけではなく、

治療費用や賠償責任についても十分な補償を受けられるもの


をおすすめします。

例えば、損保ジャパン日本興亜株式会社が販売する「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」では、以下のような補償を受けられます(「PBプラン」加入の場合)。

・傷害死亡、後遺障害、疾病死亡:2,000万円

・治療費用:2,000万円

・航空機寄託手荷物遅延等費用:10万円

・賠償責任:1億円

・携行品損害:30万円

・救援者費用:2,000万円

これならば、海外旅行先で病気になった場合のリスクにもしっかり備えられるのではないでしょうか。

損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険【off!(オフ)】

≪画像元:損保ジャパン日本興亜

保険会社が提供する付帯サービスも要チェック

海外旅行保険には、

・現地の病院で治療費を立替払いすることなく療養を受けられる「キャッシュレスサービス」

・日本語対応のサポートデスクの設置、緊急時の移送サービス

というように、販売する保険会社によってさまざまなサービスが付帯されています。

海外旅行保険選びをする際には、その補償内容だけでなく、こういったサービス内容についてもチェックしておくことをおすすめします。

海外旅行を思う存分楽しむためにも、万一への備えはしっかりしておきましょう。(執筆者:曽我部 三代)

《曽我部 三代》
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曽我部 三代

保険業界に強い、ファイナンシャルプランナーです。保険の代理店経営に携わり、損害保険・生命保険ともに扱っています。多くの顧客を抱え、丁寧なカウンセリングのもと、保険を含めたお金に関するアドバイスをさせていただいています。2013年からは、フリーライターとしても活躍中。日々の経験を活かし、皆様のお役に立つ情報をご提供できればと考えています。 寄稿者にメッセージを送る

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