先週は、前週の底値模索から反発するも、勢い無く上げきらず下げもせずという動きとなっており、一週間を通して狭いレンジでの揉み合いとなり、前週記載の通り、25日線が下りてくるのを待っているような日柄調整的な動きで、グランビルの売りの3を作っているように見受けます。

前週までの底値模索は、米中問題が大きく影響して為替が円高となっていることが原因と考えますが、安値更新していくほどの材料とはなり切らず、下げすぎの戻しともならずという展開です。

今後この米中問題の加速度的な解決は考えづらく、多少戻してもさらなる悪材料が出てくるという展開が想定されます

そうはいっても夏休みを明けてくるファンドマネージャーたちが、本格的に週明けから動き出すことで、相場に動きが出るとは思うものの、どちらに動くのか? と興味深いです。

しかし私的には秋に向けて消費税増税導入がある以上、買いに力を入れる勇気は現状でないと思われるので、悪材料が出るのを待って押し下げるという展開が、概ねのシナリオとなります。

ただ実際の値動きは揉み合っているものの陽線が多くなっている陽線勝ちとなっており、徐々に切り上げているようにも取れる状況です。

週明け一気に上抜けてくる可能性もある中、8月9日の高値2万782円を超えるか注目で、超えるとなると上への加速という展開も考えられます。

中国による米国に対する関税の報復措置として新たな関税品目が発表され、そのことにより一気に世界同時株安が進行している模様となりました。

現段階では為替が1円前後円高で、105円台中半となり、ダウは600ドル2%オーバーの下落、CMEも500円オーバーの下落(日経比)で、週明け月曜日は大きく窓を空けて寄り付くことになりそうです。

中国による米国に対する関税の報復措置として新たな関税品目が発表

さらにFRB議長の講演で利下げ観測の報道もあり、為替に関しては円高に拍車がかかりそうな内容となっています。

今の雰囲気のまま週明けとなると、先週の安値8月21日の2万482円を大きく窓空けで寄り付くこととなり、状況によっては、今月押した場面も割り込んで、底堅く推移した2万320円という実体ベースでの安値を更新となりそうな気配です。

上記に書いた通り、やはり少し戻しても、更なる悪材料が出るという動きが継続しています。

そしてこの状況下だと、好材料が出ても瞬間的に反発してもさらなる上値追いの買いが続かないというのが現状のように見受けられ、やはり私のシナリオに沿った「反発しても切り上げとはならず結果は切り下げ」という可能性が高いと考えます。

そして、月曜日の寄り付きは概ね2万200円前後となりそうな気配となってきました。

こうなると実線は確実に切り下げとなります。あとは陰線形成となるか注目で、髭を含めて8月6日の安値2万110円を更新するか注目です。

ただ、今回の下げの要因に関しては、先に米国が仕掛けた第四弾の関税品目追加に対しての報復で、想定は出来る事だったので、ここから2段3段への下げに関しては想定しづらく、月曜火曜で安値更新とならなければ、ここ最近の下値目途は維持する可能性が高いと現状では踏まえます。

ただ、この後この週末中、もしくは週明けにさらなる悪材料が出ないとも限らないので、断定は出来ないとは考えます。

そして週足では、戻りの雰囲気が出ている中に一気に暗雲が立ち込めたようになるので来週の週足も注目です。

現状分析

5日線

向きとしては上げて始まり、瞬間的に下を向くも週末は再度、上向きで週末となりました。

位置としては、時間帯で下に割り込む場面もありましたが、終値ベースでは一週間を通して上を維持して反発の雰囲気を出した一週間となりましたが、週明けの押しで雰囲気は一転しそうです。

25日線

変わらず下向きを維持しております。

位置は、下に乖離した状態を継続するも乖離も徐々に詰めてきており、先週の値ごろ感を維持すると先週末には、乖離を相当詰めてくるので動きが出るかと考えていましたが、乖離を詰め切らないうちに週明け再度、下に乖離を広げそうですが、その乖離以上に広がっていくのか? 週明け注目です。

75日線

変わらず下向きで位置も下を維持しています。

移動平均線の並びとしては変わらず上から100日、200日、75日、25日、5日という並びでトレンドとしては下を示していると考えます。

トレンドライン

前週と変わらず8月の間を通して2月8日、6月3日安値の横軸が下値支持線として機能しています。

ここを割り込むと12月の安値の横軸1万9000円下が意識されます。(週明けに割り込むか注目です。)

上値としては、目先8月9日の高値2万782円を上抜けるか注目しつつ、その上の2万1000円が重要なラインとして意識しつつ細かい抵抗線や目途は気にしつつとなります。

斜めの切り上げ、切り下げのラインに関しては、現状では抵抗線となるようには見受けられないと考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

前週に比べると下方シグナルから転換線を上抜けたことで、完全系ではなくなったものの、未だ基準線、雲を上に置き、遅行線は、日々線、雲の下となっていることで弱い形を作っています。

遅行線が日々線との乖離を詰めてきたところで、動きが出るのかという週末でしたが、結果、週明けは下となることで、日柄的にはピタッとあった感じとなりそうです。

この後9月10日ごろの雲のねじれに対してどのように動くか注目ですが、私の中では下げて9月10日という事を意識しています。

ボリンジャーバンド

バンドは拡大から下向きと変え下へのバンドウオークが継続していましたが、先週後半の動きで-1σを上抜けたことで終焉と思わせる形状となりました。

その上で週明けの押しで再度下へのバンドウオークが始まるか見極めとなりそうです。

週明けの寄り付きで-1σは完璧に割り込んで-2σに触るか? 触らないか? くらいまでの下げを想定するので、また下へのバンドウオークが継続となりそうと考えます。

スローストキャスト

2本のラインがしっかり上まで上げてきたで8月頭の急激な下げは一旦終焉と考え、この後、デットクロスをしたのち、2本のラインが下まで降りるか? 下りきらないでゴールデンクロスとなるなら切上がりとなるか? と考えます。

もう一つのシナリオとして、2本のラインが下、上と繰り返すのであれば、BOXという事も視野に入れる必要がありそうです。

総合判断

総合判断

先週の戻りで急激な下げは、一旦終わったような動きをして、切り上げるか? BOXとなり、2万300円前後から2万1000円で保ち合いに入るか? という雰囲気で週末入りとなりました。

米中問題のあらたなる火種で、週明けの下値模索が底割れとなるか? もみ合い継続となるか? の見極めとなると考えます。

中国の報復報道にトランプ大統領がこの週末どのように反応するのか? 反応次第ではさらなる下値追いを週初めから巻き起こすこととなるので、米中問題の動向には気を抜けないと考えます。

季節が変わる中、相場も次の局面に入るのか?冷静に見極めていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)