消費税増税まで残り1か月を切りましたね。
出費を減らそうと、消費税が8%から10%になる前に買い物を考えている人もいるかと思います。
しかし、増税前だからと言ってなんでも買っておけば良いわけではありません。
不必要な買い物はかえってムダな出費を出してしまいかねないので、何を買うべきか見極めることが大切です。
今回は、10月1日から始まる消費税増税前に、「買っておくと良いもの」と「価格が変わらないもの」についてまとめました。

目次
消費税増税前に買っておくと良いもの
増税前は、
「先払いができるもの」
「割引がないもの」
を購入しておくと、後々お得になります。

万単位で出費が出る大型家電や家具、高級ブランド品は、増税前の方が確実にお得です。
たった2%の差とはいえ、販売価格が大きいと消費税分でも大きな出費となります。
1万円のものなら200円ですが、10万円の買い物をした場合は2,000円も消費税がお得になるのです。
また、テーマパークのチケットや通勤定期など、まとめて先払いが可能なものも9月中に購入しておきましょう。
新幹線や飛行機の航空券も、増税に伴い、10月1日から運賃・料金が変わります。(参考元:JR東日本)
航空券は2か月前、新幹線は1か月前から予約がとれますので、増税前に予約しておいた方がお得です。(参考元:JAPAN AIRLINES)
消費税増税後でも価格が変わらないもの
消費税はすべての品物が10%になるわけではありません。
特定の品物を対象に、「軽減税率制度」を実施し、該当する商品は今まで通り消費税は8%のまま購入できます。
税率が8%のまま変わらないものは、増税前に購入しておくメリットはさほどありません。(参考元:国税庁)
軽減税率対象(消費税8%)に該当するものと、消費税10%になるものをまとめました。

スーパーで購入できる食料品のほとんどは、消費税8%のままです。
そのため、増税前に食料品をため買いする必要はありません。
また、飲食店で商品を購入しても、テイクアウトする場合は、今まで通り税率8%が適用されます。
出前や宅配など、商品を届けてもらい自宅で食事をする場合も、軽減税率の対象です。
ちなみに、税率10%のアルコール類をテイクアウトしたとしても、軽減税率は適応されません。
優先順位は、税率10%、軽減税率の順です。
そのため、税率8%のノンアルコールビールだとしても、飲食店で飲んだ場合の税率は10%となります。
もともと非課税のものはお得にならない
もともと非課税の対象となっているものについては、増税自体関係ないので、増税前に購入してもお得になりません。
非課税に該当するもの
このほか、出産にかかわる入院費やベッド差額代、母親の回復診察についても非課税対象となります。(参考元:国税庁)
何でもまとめ買いしないこと
消費税増税前だからといっても、何でもまとめ買いしておくのは良くありません。
「今から買う予定があるもの」のなかで、増税前に購入しておいた方が良い商品やサービスがあれば、9月中に買っておきましょう。(執筆者:三木 千奈)