「1日単位の自動車保険」の活用法 年間3万円抑えられる方法と注意点

新しく車を買って、新たに自動車保険に加入する際に悩ましいのが自動車保険選びです。

最近はネット型自動車保険の台頭、そして一括見積サイトの利用で情報が入手しやすくなってきています。

しかし、毎日の長距離通勤、業務での使用もあるという場合には、ネット型自動車保険は必ずしも安いとは限りません。

比較検討は大切なのですが、ネット型だけではなく大手を含めて比較検討するのがおすすめです。

新車を買った際の自動車保険が今回の主題ではあるのですが、その前に1日単位で加入できる1日自動車保険というものを見ていただきたいと思います。

1日単位の自動車保険のコンセプト

ちょいのり保険

≪画像元:東京海上日動

大手損保社を中心に1日単位で加入できる自動車保険が販売されています。

1人暮らしの学生さんが実家に帰省した際に

・親の車を運転する
・友人の車を運転する
・知人の車を代わって運転する

などの一時的な利用に対して1日500円~補償を提供しています。

全ての車種に対応しているわけではありませんが、借りる車に既にかけられている保険を使わなくても1日自動車保険であれば、

運転者年齢条件の変更をしなくてもよい

家族限定の自動車保険に加入している車の運転

に対応できます。

もとの自動車保険の等級は維持できますので等級維持のために加入するというのもよい方法です。

レンタカーやカーシェアなどの法人所有の車には適用できませんので適用条件は確認の必要があります。

例えば、親御さんが会社の社長で自家用車代わりに会社の車を使っている、といったような場合は対象外です。

1日単位の自動車保険の特典に注目

1日型自動車保険の利用日数に特典を用意している保険会社もあります。

新たに通常の自動車保険に加入する場合に、1日自動車保険の利用日数に応じて自動車保険料を最大20%引きするというものです(1日自動車保険で無事故だった場合)。

保険料割引

≪画像元:三井住友海上

1日500円から加入できる保険なので、1日自動車保険を20日分以上加入すると純新規(初めて自動車保険に加入する場合)の6等級(S)で20%引きが適用されます。

1日単位の自動車保険をあえて利用する

乗るピタ

新たに自動車保険に加入しようとする人は、1日自動車保険の20%引きを念頭に置いてネット型自動車保険と比較するのもよいでしょう。

1日自動車保険の無事故割引の適用を受けるには1日自動車保険を利用することが前提ですので、その場合のコストも加えておく必要があります。

【1日自動車保険のコスト】
500円/日 × 20日 = 1万円

このコストを負担してでも20%引きの無事故割引でお得になるかが判断の鍵です。

冒頭にも述べましたが、ネット型自動車保険がそれ程安くはならない場合もありますので、そのような方は試算だけでもしてみるのがよいでしょう。

無事故割引の利用にあたっての注意点は、1日自動車保険対象外の車種には適用されないということです。

1日自動車保険対象外の車種は、

・車検切れの車
・ 登録を抹消している車
・ 実在していない車
・ 運転する予定のない車

などです。

架空契約というのはもちろん不可ですが、運転する予定のない車で加入した場合も不可であることが注意点です。

保険会社から借りた相手へ確認の連絡がいくこともありますので、親御さんか借りて乗るなどの実態をともなうのが肝要です。

1日単位の自動車保険取扱会社

ワンデーサポーター

1日単位の自動車保険取扱会社は、次の通りです。

・ 東京海上日動「ちょいのり保険」

・ 三井住友海上「1DAY保険」

・ あいおいニッセイ同和「ワンデーサポーター」

・ 損保ジャパン日本興亜「乗るピタ」

MS&ADグループ(三井住友海上、あいおいニッセイ同和)は2回目からの割引がありますので、少しでもコストを下げたい場合には、MS&ADの1日自動車保険が選択肢になると思います。

また、損保ジャパン日本興亜にはそもそも無事故割引がありませんので、今回の用途では除外して考えてください。

ちなみに、損保ジャパン日本興亜は本来の用途の際に12時間単位で加入できるのが1番のメリットです。(執筆者:原山 栄治)

この記事を書いた人

原山 栄治 原山 栄治(はらやまえいじ)»筆者の記事一覧 (16)

20年以上金融関係に携わってきたFP(ファイナンシャルプランナー)。独自の視点で貯蓄、投資、保険などを分析して内容を語る一方、保険に関しては事故時の対応や保険の使い方まで広く解説できる長年の経験が持ち味。また、法曹ではないものの法律事務所への出向経験から損害賠償の事案も保険と絡めて得意としています。
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