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これからの家の買い方 「ローンを払いきれるか」よりも「不動産価格を維持して売り抜けるか」を考えよう

ローン 住宅ローン
これからの家の買い方 「ローンを払いきれるか」よりも「不動産価格を維持して売り抜けるか」を考えよう

マイホームを買うときは、ファイナンシャル・プランナーにライフプランニングを依頼して、住宅ローンを払うことができるかどうかを検討する方も多いと思います。

そこからさらに将来的に売れるかどうかを考えておくと、リスクマネジメントにつながります

高齢化・人口減少時代の到来で物件が売れなくなる

不動産価格の低下

都心の不動産価格が高騰してゆく一方で、郊外では高齢化・人口減少が進んでいて、空き家問題や所有者不明土地など、相反するようなニュースを耳にします。

不動産は、地域の生産人口が減少していくと買う人が少なくなるので、そのような地域では不動産価格は下がっていきます

不動産を購入したら長い間保有することになりますが、その時代の人が欲しい物件でないと売れません。

もし買おうと思っている場所が、高齢化や人口減少が予想されている地域であれば、手放すのに苦労するかもしれません

今後の人口動態はすでに予想されていて、調べれば地域ごとの予測を見られます

地域によっては希望価格を大きく下回らないと売れない

という事も考えておいたほうが良いでしょう。

歳を重ねたときにその家はどうなる?

仕事を退職する年齢になったら、若いころと同じように車や徒歩など以前の生活ができないようになる可能性もありますし、その地域にもう用がなくなってしまうかもしれません。

また子供たちが大きくなったらそれほど大きな家を必要としなくなる可能性もあります。

さらに高齢になると、高齢者向け住宅に住むほうが本人や家族にとっても幸せなこともあるようです。

人生100年時代、

高齢になってもずっと同じ家に住んでいられるとは限らない

ようです。

売りづらいことが将来のリスクに

家にバツを掲げる男性

途中で売る必要が出てきたときに、売却可能金額よりも住宅ローンが多かった場合は、家計の面から売却は簡単ではありません

また購入のときに、親族のために残したい、終のすみ家にしたいと考えて物件を買うことも多いと思いますが、

・ 認知症など意思能力の問題で売却ができない

・ 相続が発生したあと親族でトラブルになってしまった

など、不動産を残せば必ず幸せになれるというわけではないようです。

自分の介護費用の捻出や大切な家族の相続トラブルを引き起こさないためにも、なるべく売却しやすい物件を選ぶことが将来の安心への考え方の一つと言えます。

ファイナンシャル・プランナーとライフプランニングでキャッシュフロー表を作っても、

不動産の含み損益でライフプランと現実が大きく変わってくる

ことがあります。

「売りやすい物件」を選ぶことが大切

最近は中古物件の流通量が増えてきていますが、不動産の価値はなにより立地です

最近は駅から近いなど公共交通が便利な場所がより人気です。

また地域によって注目される場所やマンションなども人気が落ちません。

築年数が増えると管理や修繕の状態で売りやすさが大きく左右されます

価値を維持できる物件を選ぶことが、将来へのリスクマネジメントにつながります。(執筆者:西原 太)

《西原 太》
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西原 太

西原 太

1974年生まれ 宅地建物取引士 ファイナンシャル・プランナー(AFP) プリズム・エージェンシー株式会社 代表。東京都葛飾区出身。不動産仲介の現場から皆様のお役に立つ情報をお伝えします。相続案件、資産運用・整理に携わることが多く、お客様の個別の事情に合わせた不動産相談、活用提案を行っています。明治大学卒。 寄稿者にメッセージを送る

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