わが家には小学生から中学生まで3人子どもがいますが、3人とも近視と診断されています。
子どもが近視と診断されたら、親はどのような対応をすればよいのでしょうか。
通院してわかった大人の近視との違い、必要なお金などをご紹介します。
目次
生活習慣だけでは防げないのが近視

テレビの時間や本を読む姿勢など気をつけていたつもりでしたから、「病院での検査が必要」という視力検査の結果を長女から受け取った時は少なからずショックでした。
しかし眼科を受診したところ、
と言われました。
つまり、いくら習慣に気をつけていても両親が近視なら子どもも近視になる可能性が高いのです。
近視の原因ははっきりと解明されておらず、遺伝と環境によるものと言われています。
ただ現代は、ゲームや動画など、子どもが至近距離で目を使う頻度が高いのは確かです。
目を酷使させることは別の病気の原因となる可能性もあります。
自己管理できる年齢になるまでは目の使い方を親が見守る必要があると思います。
治る近視と進行する近視の違いとは
「子どもの近視は治ることもある」というウワサを聞いたことはありませんか。
これは仮性近視と呼ばれるものです。
最近では医学的根拠に賛否があるようです。
治療としては目薬を2~3か月して観察し、治らなければ眼鏡の処方をしてもらいます。
「眼鏡をかけるとどんどん悪くなる」はウソ
子どもの近視は、眼鏡をかけてもかけなくても進行します。
成長期は体が大きくなる時期ですので、それに合わせて眼球も大きくなり、角度のズレも大きくなってしまうのです。
一般的に20代後半まで進行すると言われていますが、個人差があるようです。
「日常的に眼鏡の着用が必要」と診断されたのに裸眼で過ごしていると、ピントを合わせようとして目を疲れさせてしまい、近視が早く進行する可能性があります。
眼鏡の使い方は医師の診断に従って適切に使うことが大切です。
眼鏡の買い替えは2年置きにzoffで購入

子ども用メガネは眼科近くのzoffで購入しています。
子どもはレンズだけでなく、フレーム自体もサイズアップしなくてはなりません。
高額な眼鏡を買ってもサイズが小さくなってしまうので長くは使えないのです。
毎年の眼科受診で今使っているメガネの度数とサイズが合っているかをチェックしてもらい、結果的にフレームとレンズは2年置きに買い替えています。
度数だけでなく、目の健康状態も見てくれるのが眼科です。
子どもの処方箋は必ず眼科で出してもらいましょう。
それを眼鏡屋さんに持ち込めば処方された度数でメガネを作ってくれます。
わが家流子ども用メガネの選び方
量販店の場合、フレームとレンズ込みで5,000円前後から購入できます。
子ども用メガネは大人ほどデザインが多くないので、その点は選びやすいと言えるでしょう。
眼鏡のフレームは見た目で気に入っても、いざかけると似合わないことがあります。
そこで見本の眼鏡を本人にかけてもらい、スマホで写真を撮り子ども自身に見せながらフレームを選ぶようにしています。
写真に撮ることで、他人からどう見えるか子どもでもイメージしやすくなります。
追加料金を払えば傷防止や紫外線カットなどの機能性レンズに変えることもできるのですが、基本的に授業中しかかけないので通常レンズで購入しています。
お子さんの使う頻度やシーンによって、必要なレンズを選ぶと良いでしょう。
修理やレンズ交換等どこまで補償があるか確認しておく
子ども用メガネは、1年ならレンズ交換無料といったサービスが付いていることがあります。
しかし眼鏡に不慣れな頃は落としたりぶつけたりして、フレーム自体が壊れることが多くありました。
いまだにレンズだけを1年以内に交換したことはありません。
いくらステキなデザインで機能が良くても、すぐに壊されてしまっては困ります。
眼鏡を選ぶ時は、買った眼鏡にどこまで補償があるのか知っておくと安心です。
眼科の通院費は各自治体によって差がある
私の住んでいる地域の場合、子どもにかかる通院と薬代は15歳まで無料です。
しかし高校生からは自己負担が発生します。
近視の場合、少なくとも年に1回は診察を受ける必要があるので、子どもが高校生に上がると毎年の通院費が発生することになります。
子供の医療費助成が何歳まで、何割負担してくれるのかはお住まいの自治体によります。
公式ホームページなどで確認できます。
中学生からはコンタクトという選択肢もある

長女は中学生から2週間の使い捨てコンタクトと眼鏡を併用しています。
「運動部でメガネだと危ない」ということがコンタクトを使い始めた1番の理由です。
しかしコンタクトは使い方次第で重大な目の病気に直結する可能性があります。
普段の使い方の指導はもちろん、学期ごとに受診して目の状態を見てもらい、視力もその都度チェックしています。
2週間の使い捨てタイプは3か月で6,000円ほどかかります。
毎日洗うのでケア用品も毎月1,000円ほど必要です。
1日で捨てられるワンデータイプはお手入れが不要ですが、月5,000円と少し割高です。
値段とお手入れ以外にもコンタクトレンズにはそれぞれの特徴があり、どのタイプが向いているかはやはり眼科医に相談するのが1番です。
子どもの眼鏡・コンタクト事情は2年置きに変化
わが家では娘は3人とも1年生で近視を診断されました。
参考までに、中2長女の眼鏡とコンタクトの使用履歴を表記します。
2本目: 3~4年 授業中だけ使用
3本目: 5~6年 日常的にかけるように指示
4本目: 中学生 コンタクトと併用
現在小6の次女も同じ流れですが、三女だけは進行が早く、2本目で「日常的に使用」するように診断されています。
と考えて良さそうです。(執筆者:田中 よしえ)