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子どもの「習い事費用」4つの落とし穴 「サッカースクール」の場合で検証 節約方法も

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子どもの「習い事費用」4つの落とし穴 「サッカースクール」の場合で検証 節約方法も

子供がある程度大きくなると、親心としては習い事をさせてあげたいと思います。

しかし、

習い事費用の捻出は厳しい
本当に習い事が必要なのか
節約方法はないのか

と頭をかかえる親御さんも多いかと思われます。

習い事にかかる費用は月謝だけではありません

習い事費用の年間総合金額と節約方法、さらに息子が月7,500円の習い事で得たもの、わが家で考えたことについて紹介します。

「サッカースクール」の場合で検証

習い事にはどんなものがあるか それぞれの平均費用

子供に習い事をさせてあげたいけど、決して安くはない…

そのため習い事に躊躇している親御さんも多いのでないでしょうか。

習い事の費用はジャンルや子供の年齢、地域によって変わりますが、小学生が習った場合のおおまかな平均費用をまとめてみました。

空手:2,000~5,000円

水泳:5,000~8,000円

英語:6,000~8,000円

体操:5,000~8,000円

サッカー:2,000~7,000円

ピアノ:5,000~1万円

書道:2,500~4,000円

塾:5,000~2万円

バレエ:7,000~1万円

高い安いはそれぞれの感覚ですが、どの習い事も家計に負担を与えるのは事実です。

「習うからには身になって欲しい」というのが親の本音です。

しかし相手は子供です。

費用をかけて習い事をさせたとしても、必ずしも想像した通りの結果になるとは限らないのです。

習い事費用の年間合計。わが家の場合

小学校1年生の息子のいるわが家では、年長のころから現在で1年間、サッカーを習わせています。

サッカーを選んだ理由は、

・ 保育園でサッカーがはやっていたため、息子が入りたい!と自ら懇願

・ 大人しく引っ込み思案の息子に、積極性と自信を身につけてほしい

・ 小学校のうちは、サッカーやスポーツができる男子は人気だから

・ 単独プレーが遊びが好きな息子に、チームで成し遂げる価値を身につけてほしい

という理由でした。

Jリーグチームのキッズクラブに参加させているのですが、費用とスケジュールは下記の内容です。

・ 活動日数:週1回
・ 月謝:5,700円

・ 年間合計:8万9,000円ほど

月謝が5,700円なのに年間費用が8万9,000円、この金額は計算ミスではありません。

習い事には思いがけない費用の落とし穴があったのです。

始めてからわかる 習い事の落とし穴

かかる費用は月謝だけじゃない

落とし穴(1) 習い事の費用は月謝だけじゃなかった

月謝5,700円 × 12か月=6万8,400円

習い事の費用はこれだけではまかないきれませんでした

年間8万9,000円になるまでの差額、2万600円は下記の内容によるものです。

・ 保険代(3,000円/年)
・ 年会費(5,000円/年)
・ 夏休み・冬休みのイベント参加代(6,000円/年)
・ ママさんたちのお食事会・お茶代(約6,000円/年)

習い事費用には、月謝以外にこれだけかかります。

ひっくるめて月額換算すると7,500円程度、さらに始める当初はユニフォームと靴代で1万6,000円かかっています。

単純に月謝だけ捻出すれば良いと思っていたのですが、月額2,000円以上も誤差が生じているのです。

落とし穴(2) 送り迎え・観戦で仕事時間も削られる日々

さらに送り迎えと観戦は、親が同伴でした。

同伴は義務ではありません

しかし息子が「他の子のお母さんはみんな見ていてくれてる!自分も見ていてほしい!」というので、習い事中の一時間、隅っこでじっと過ごしていました。

送り迎えの往復も入れると一時間半、頭の中で「この時間仕事してれば、〇〇円稼げたな」などと邪な思考を巡らせていました。

落とし穴(3) 振替を消費できない

サッカークラブは月曜日に開催されますが、その日に雨が降った場合は同月内の別の曜日に振替が可能です。

しかし働くママさんにとって、振替消化は難しいものです。

「月曜に仕事休んだけどサッカー行けなかったので、水曜に振り替えますので休みます」とは言いにくいです。

そうでなくても振替自体を忘れてしまったり、振替日はいつもと違うチームに混ざってプレイをするため息子が嫌がったりする場合もあります。

結局うまく振替を消化できず、無駄に費用を落とすはめになるのです。

落とし穴(4) 子供は飽きやすい

サッカーのブームは保育園まで、小学校に入ればやれドッチボールだ縄跳びだと、供の好みが変わってしまいました。

そのため、サッカーに行くのを面倒くさがるようになったのです。

親としてサッカーは「人間関係を楽しみながら学んでほしい」と思って始めたので、無理強いはさせたくないものです。

しかしその反面、「お金かけてんだから行って欲しい」とも思います。

文句を言いながらサッカーに行く息子を見ると、「お金をかける意味があるのか」と思わずにはいられなくなります

習い事費用は節約できる

習い事費用 節約できる部分もあります

わが家の習い事費用は年間8万9,000円、月に直すとおよそ7,400円、さらに初期費用もかかります。

決して安くない習い事費用、もう少し安くできる方法があれば誰もが知りたいです。

過去を振り返ると、下記の方法を使えば習い事費用をもう少し抑えられたのではないかと思います。

・ ユニフォームはお下がりをもらう
・ 同ジャンルで低価格な習い事を探す

ユニフォームはクラブ内の上級生から譲ってもらうこともできたはずでした。

ママさん友達の中に上級生のお子さんで同じクラブに所属している子がいたため、声をかけても良かったかもしれません

また、同ジャンルの習い事でも、運営団体が違えば安く済む場合もあります。

実際にわが家のサッカーも、別のチームなら月謝は4,700円だそうです。

サッカークラブは散々ネットや役所、学校にも電話をして調べたはずですが、小学校に入って知り合ったお友達の多くが全く聞いたことのないサッカーチームに入会していました。

地元の習い事情報は、ネットには情報がない場合もたくさんあります

ママさんネットワークの駆使や子供の多く来る場所(児童館や学校、保育園など)に電話で聞くなど、低価格なのに評判の良い習い事を探す労力を惜しまないようにしましょう

習い事でなくても、得られるスキルはある

「積極性を身につけ友達作りをスムーズに、さらにその友達と協力して何か成す喜びを学んでほしい」

と大層な願いを込めて始めたサッカーですが、通っていなくても、小学校の環境でそれなりに積極性は育つし、友達も自然とできるし、体育や授業で協力しあってるようです。

求めていたものを得られるのは、必ずしも習い事だけとは限りません

ただし、サッカースキルだけは習い事でないと獲得できなかったと感じています。

「サッカーがうまいと何か良いことあるの?」とも思われるかもしれませんが、ヘタな場合より可能性は広がるでしょう。

意味があるのかわからないものでも、習い事が今後の子供に及ぼす影響は、決してゼロではありません

万が一、希望する力を子供に与えられないにしても、環境やそれによって得られるスキルが今後の子供にどれだけ良い影響を与えるかが重要です。

広い視野と客観性を持って、習い事を決めるようにしましょう。(執筆者:遠藤 舞衣)

《遠藤 舞衣》
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主婦であり母、さらにライターとしても活動しております。主婦として限られた収入で家族が豊かに暮らす方法を、母として子供が充分な教育を受ける最良の方法を、ライターとして多くの読者の方が、知って良かった、と思える情報をいつも探してきました。ご家庭ですぐに活かせるような知識、情報を発信していきます。 寄稿者にメッセージを送る

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