読まなくなった本を古書店に持って行ったが買い取ってもらえなかった、または査定にがっかりしたことはないでしょうか。

それならヤフオク!やメルカリで自分で売ってしまいましょう。

自分で売り出せば、納得する値段で売り出すことができ、売れたときの喜びもひとしおです。

それでも最初はどう売ればよいか不安だと思います。

そこで筆者がネット型古書店でアルバイトしていた経験をもとに、古本をネットで販売するときのポイントをご紹介します。

古本を高値で売りたい

ネット販売における共通の注意点

まずはこれまでネットでの販売経験がない方向けに、どの商品にも共通する注意点をいくつか挙げたいと思います。

1:商品の状態を正確に把握し記載する

古本であれば書き込みやシミ、破れ、背表紙の割れなどがないかを念入りに調べ、商品説明に漏れなく記入します。

高く売りたいためにこれを隠してしまうと後々クレームや返品の原因になります。

2:商品写真は補正しすぎない

きれいに見せようと画像を明るくしたりコントラストを強めたりすると、薄いシミなどが白飛びして見えなくなります。

暗い画像は買い手がつきにくいので多少は補正したほうがいいのですが、やりすぎは禁物です。

できるだけ自然光で、いろんな角度からとったものを掲載し、買い手に商品の状態が伝わりやすいようにしましょう。

3:迅速な対応

顔の見えない相手、しかも個人から買うのは買い手にとっても不安なので、少しでもそれを払拭するよう質問の返信や売れた後の取引連絡は早目に対応しましょう。

また、入金が確認できたら迅速な発送を心がけるのも大切です。

4:商品価格のリサーチをする

まず出品したいサイトで該当商品の出品状況や過去の売却相場を調べます。

ここでのポイントは、価格を比較する際は同一商品というだけでなく状態も加味することです。

状態が良く価格も妥当なのに売れていないものや値崩れしているものは、出品の価値はありません。

また、価格比較にはamazonの中古価格やランキング、aucfanというヤフオクの落札相場を調べるサイトが役にたちます

調べた結果amazonで1円で売られていたなら、他のサイトで出品しても利益を得るのは難しいでしょう。

さらに、出品数がそれなりにあるのにamazonランキングが低いものは、出品しても買い手はつきにくいと思われます。

5:送料を記載する

送料が別の場合は記載しましょう。

北海道や離島を別料金にする場合はそれも記載します。

古本をネット販売する際のポイント

ネットで売るためのポイント

では次に、古本特有のポイントを挙げたいと思います。

6:帯がある場合は着ける

たまに帯をしおり代わりに本の間に挟んでいる人を見かけます。

少し変な折り目がついていても、捨てずにかけなおしましょう

帯付きであることに価値を見出す人もいるのです。

7:奥付の情報を記入する

奥付とはその本の出版にまつわる情報で、たいていは本の最後のページにあります。

最低でも第何版何刷かをきちんと書きましょう。

初版本は価値が上がる場合があります

また逆に、改訂新版が出ているのに前の版のものを明記せずに出品すると、クレームになる可能性があります。

8:箱や表紙の有無を記載する

箱入りの本の箱が壊れたりなくなったりした場合、価値が下がる場合があります

そのようなマイナスの情報も隠さず記載しましょう。

9:付属品がそろっているか確認する

巻末にCDがついているもの、問題集であれば解答などの付属品がある場合は、その有無も説明欄に記載しましょう。

付属品が最初についていたかどうかは、他の出品者の商品説明や出版社のサイトが参考になることもあります。

10:梱包に気を付ける

ハードカバーの本は丈夫そうに見えますが、配送時に落とすと角がつぶれる可能性があるので緩衝材で包んだ方が無難です。

また薄い雑誌などの場合、厚紙を入れた上で「折曲厳禁」などと朱書きしておけば安心です。

古本は何が高値になるかわからない

え?あの本が?

以上が筆者が出品するうえで気をつけていた点です。

古本の世界は奥が深く、ぼろぼろで一見ゴミのような本が高値で売れたりします

また書き込みやマーキングがある参考書でも、かえって勉強になったと喜ぶお客さんもいます。

逆にどんなに綺麗でも、近年のベストセラーは中古品が巷にあふれており、ほとんど市場価値はありません(チェーンの古本屋なら、1冊数十円くらいで引き取ってくれるかもしれません)

ネット販売は「お客の立場になること」が大切

ネット販売を始めてみたいけれど勇気がでない方は、フリマアプリやオークションサイトで一度お買い物してみてはいかがでしょうか。

お客さんとしての立場を経験しておくと、どうすれば気持ちよく取引ができるかのヒントが得られ、一歩が踏み出しやすくなると思います

誠意をもって対応すれば大抵のトラブルは丸くおさまりますし、まずは1冊トライしてみましょう。(執筆者:内 薫)