メルカリで商品を売るための重要なテクニックの1つに「再出品」があります。
再出品とは、売れ残って検索されにくくなってしまった商品を削除して、新しく出品し直すことです。
再出品することで、商品は再び新着タイムラインに載るため、多くのユーザーに見てもらうことでより売れやすくなります。
そんな重要な再出品ですが、スマホでやると結構面倒です。
特にたくさん再出品しようとすると、小さいスマホでは操作もしにくく、目も疲れますし、時間もかかります。
そんなときはパソコンを使って再出品してみましょう。
実はメルカリ、WEBからも出品作業が可能で、慣れればスマホよりも早く出品ができます。
向き、不向きがあるので、全員にとって最適なやり方かどうかは分かりませんが、パソコンをお持ちの方は1度試してみてください。
目次
売れ残り商品は検索されにくい
メルカリは新規出品された商品が、上から順に表示されるシステムになっています。
新規出品することで、商品は新着タイムラインの1番上に表示され、その時間にメルカリを開いた多くのユーザーに見てもらえます。
再出品でより多くの人に見てもらいましょう。
新着タイムラインだけではなく、カテゴリーやキーワードで検索された時も上にある方が見つけてもらいやすいです。
ところが、出品から時間がたったものはどんどん他の新着商品に押されて、表示順位が下がっていきます。
カテゴリーにもよりますが、出品から数週間もたつと、よほどピンポイントなキーワードで検索されない限り、ユーザーにその商品を見てもらえる可能性は非常に低くなります。
このように、メルカリでは出品直後に1番多く閲覧され、時間の経過とともにどんどん閲覧されにくくなるシステムになっています。
そんな検索されにくくなった商品を出品しなおし、再び多くの人に見てもらえるようにするのが再出品です。
多くの人に見てもらえばもらうほど商品は売れやすくなるため、再出品はメルカリで商品を売るための重要なテクニックです。
パソコンを使ってメルカリで簡単に再出品する方法
ただ、再出品は意外と面倒です。
写真撮り直して、タイトルや商品説明を長々と入力し、値段を設定して…なんていちいちやってられないです。
1個や2個ならともかく、商品数が多いとスマホでは効率が悪いです。
そこでパソコンを使って効率よく再出品作業を行います。
スマホでしか使えないと思われがちのメルカリですが、実はWEBからも普通に利用できます。
昔はWEBだと機能に制限が掛かっていましたが、今では快適に使えるようになっていて、再出品に関してはスマホよりも圧倒的に早くできます。
では早速やり方を解説していきます。
まず、パソコンのブラウザーを「2つ」開き、どちらもメルカリにします。
こんな感じです。
左上、ブラウザー（WEBページ）2つともメルカリになっています。
2つ開いたら片方を「再出品したい商品のページ」、もう片方を「新規出品画面」にします。
次に再出品する商品ページのタイトルと商品説明をコピーして、もう片方の新規出品画面に貼り付けていきます。
文章のコピー方法ですが、マウスの左を押しながらタイトルや商品説明をなぞると色が変わります。
この状態でマウスの右をクリックして「コピー」を押す、もしくはキーボードの「Ctrlキー」+「C」を押すことでコピーができます。
コピーしたら貼り付けたい場所でマウスの右をクリックして「貼り付け（ペースト）」をクリックするか、キーボードの「Ctrlキー」+「V」で貼り付けられます。
タイトルと商品説明をコピーしたら、必ず古い商品は「出品削除」しましょう。
あとは商品の写真を撮る、もしくは撮影しておいた写真をスマホからパソコンに取り込んで掲載し、価格などを決めて再出品すれば完了です。
再出品の度に撮影したり、スマホから写真を取り込むのは面倒なので、できれば最初の出品時点で撮影しておいた写真をパソコンに取り込んでおきましょう。
慣れてくると1個あたり2～3分程度で出品できるようになるので、1日に何個も商品を再出品するときはものすごく楽です。
もちろんスマホからの方が早い、という方もいると思いますのでそこはお好みで再出品してください。
なお、キーボード入力に慣れている方は再出品だけじゃなく、本当の新規出品もパソコンからやると楽です。
再出品をすることでどのくらい売り上げは変わる？
今回この方法で再出品を行った場合、扱っているジャンルや規模によりますが確実に売り上げは伸びます。
下記の画像は2019年11月、筆者が今回の再出品方法を使う前の1週間の売り上げです。
よほど古い商品以外はほとんど再出品を行っていない状態で、売り上げは1週間で大体2万円～2万5,000円前後でした。
そして下記が今回の再出品方法を実践し、毎日こまめに商品を再出品した時の1週間の売り上げです。
もちろんこのすべての売り上げが再出品の効果によるものではないと思いますが、売り上げが伸びていること自体は間違いありません。
はっきり数字で効果を実証するのは難しいですが、筆者のケースでは実践前と実践後で1.5倍ほど売れ行きがアップしています。
家の不用品を売るにしてもビジネスでやるにしても、こまめな再出品を行うことで利益がアップするのは間違いありません。
再出品時の注意点
今回の再出品方法の注意点について解説します。
古い商品を消し忘れるとペナルティの可能性も
手順の中でも説明しましたが、タイトルと商品説明をコピーしたら古い商品は必ず削除してください。
削除し忘れると、同じ商品が2個出品された状態になってしまいます。
万が一、2個とも売れてしまうと大変です。
また、タイトルと商品説明がまったく同じ、つまり同一商品を複数出品していると、メルカリからペナルティを受ける可能性があります。
筆者はこれで過去何回か「圏外飛ばし」というペナルティを受けました。
削除し忘れには注意しましょう。
※圏外飛ばし…新着商品なのに検索順位の1番下に下げられて、ほぼ検索されなくなってしまう状態の事
再出品は1日5～10個くらいにしておく事
再出品すればするほど商品は売れやすくなるので、できるだけ多くの商品をこまめに再出品したいところです。
ところが、メルカリは短期間に大量の商品を出品することを禁止しており、たくさん再出品するとペナルティの対象になります。
こちらも筆者は過去数回、圏外飛ばしを受けています、懲りないです。
1日にどのくらい出品するとペナルティを受けるのかは、メルカリ側にしか分かりませんが、筆者の経験上、1日10個くらいまでなら問題ありません。
20個出品しても大丈夫な日もあれば、15個でペナルティを受けた日もありましたが、10個でペナルティを受けたことはありません。
もちろん今後メルカリの基準が変わる可能性もあるので、あくまでも参考程度にしておいてください。
商品の写真はパソコン上に保存しておく事
今回の方法で唯一スマホより面倒なのが、再出品の度にスマホから商品の写真を取り込まなくてはいけない点です。
なので、もう最初から商品の写真は先に撮影しておき、パソコンやUSBメモリに取り込んでおくといいでしょう。
こうすることで再出品の度にスマホとパソコンをつないで写真を取り込む必要がなく、より早く出品・再出品できます。
商品についていた「いいね」は消える
再出品とは言うものの、実際は古い商品を消して新しく出品し直すことです。
そのため、古い商品についていた「いいね」は消えます。
せっかくのいいねが消えてしまうことに抵抗がある方も多いと思いますが、経験上、長い期間いいねしている人はまず買いません。
皆さんも「とりあえずいいね押しただけ」の商品とかありませんか。
いいねの価値というのはそんなものです。
30も40もついている注目度の高い商品ならともかく、5～10個くらいのいいねであればあまり気にせず消してしまいましょう。
特にたくさん商品を出品している方におすすめ
メルカリでは商品を出品した直後が1番注目され、売れやすくなります。
逆に売れ残りは時間の経過とともにどんどん見てもらいにくくなり、売れにくくなります。
そんな売れ残り商品に再び注目を集めるため、ある程度の期間売れ残ってしまった商品は再出品しましょう。
今回紹介したパソコンを使った出品方法は、特にたくさん商品を出品している方におすすめです。
ちょっと手間をかけて再出品することで、数週間売れなかった商品が一瞬で売れることもあります。
パソコンをお持ちの方はぜひ試してみてください。（執筆者：菊池 貴弘）
