※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【株主優待】6月権利確定の「外食優待銘柄」をあえて7月に買う「得ワザ」を紹介

投資 株式投資
【株主優待】6月権利確定の「外食優待銘柄」をあえて7月に買う「得ワザ」を紹介

株価が安くなるのを待っていたら結局買えず、狙っていた6月の株主優待を逃してしまった方に朗報です。

株主優待の権利が確定した後、人気の落ちた7月に買った方が株主優待と配当金をもらうよりもお得な場合があります

しかも、年2回(6月と12月)株主優待がいただける銘柄であれば、半年後の12月には株主優待の権利がいただけます

そこで過去の株価の動きを見ながらご説明し、おすすめ銘柄もご紹介します。

外食株主優待銘柄がチャンス

権利落ちが大きい傾向のある外食産業を展開する会社がおすすめです。

すかいらーく(証券コード:3197)

すかいらーくグループ

≪画像元:すかいらーく

優待利回:3.32%

株価:1,806円(2020年6月19日終値)

株主優待

100株・年2回

3,000円食事券

すかいらーくの株主優待カード

大人気株主優待の1つであるすかいらーくを例にご説明します。

すかいらーく日足チャート

≪画像元:Kabutan

上記のチャートは2019年12月~2020年1月のすかいらーくの日足チャートになります

2019年12月26日が権利付最終日で、この日に保有していれば株主として認められ、株主優待をいただける権利を獲得できます。

権利付最終日の終値は2,235円ですが、そのわずか3営業日後の2020年1月6日には2,108円で買えるチャンス(赤い矢印の箇所)がありました

権利付最終日の終値で100株買うよりも、翌月に買った方が1万2,700円安くなりました

100株保有でいただける株主優待3,000円分(食事券・半年分)と配当金1,900円(半年分)の合計4,900円よりもお得であることが分かります。(税金および手数料は考慮していません)

このように権利落ち後(株主の権利が確定した後)に一時的に売りたい人が殺到することで、株価が急落して安く買えるチャンスが発生することがあります

さらに、次回の権利付最終日までの間に、(毎回ではありませんが)元の株価水準に戻ることもよくあります。

また、買い注文を出すときに注意していただきたいことは、株主優待と配当金の合計額(すかいらーくの場合は4,900円÷100株=49円)を引いた金額よりも安くすることです。

上記の場合、例えば権利付最終日の終値より100円(49円の倍近い金額)安い2,135円で買い注文を出し続けていれば、権利付最終日の2営業日後に買え、年明けすぐに評価利益が発生しています。

このまま保有を続けて半年後に株主優待をもらうのもいいですし、株主優待と配当の合計以上の利益が出たら利益確定して、そのお金で株主優待を利用する代わりに外食するのもよいでしょう。

すかいらーくは2017年~2019年の3年間の中で、権利落ちの翌月に4度も株主優待と配当金をもらうよりもお得に株を買えるチャンスがありました

その内次回の権利付最終日までに株価が元の水準まで回復した回数は3回でした。

1か月以内に回復することもあれば、半年程度かかることもありますが、株価が回復する確率は高いと言えるでしょう。

フジオフードシステム(証券コード:2752)

フジフードオートシステム

≪画像元:フジフードシステム

優待利回:3.72%

株価:1,615円(2020年6月19日終値)

株主優待

100株・年2回

3,000円食事券など(選択制)

フジオフードシステムは「まいどおおきに食堂」という食堂タイプの飲食店を運営する外食企業です。

最近はブュッフェタイプの「串家物語」、カフェタイプの「ホノルルコーヒー」も人気があります。

株主優待は食事券(3,000円分)の他に自社PB商品を選択することもできます

フジオフードシステムは2017年~2019年の3年間で、権利落ちの翌月に5度も株主優待と配当金をもらうよりもお得に株を買えるチャンスがありました

その内次回の権利付最終日までに株価が元の水準まで回復した回数は4回でした。

年2回、3,000円分の株主優待をいただける銘柄は貴重なので、安く買えた場合は継続保有をして株主優待をもらい続けるのも、外食をする楽しみが増えるのでおすすめです。

ホットランド(証券コード:3196)

ホットランド

≪画像元:ホットランド

優待利回:2.4%

株価:1,250円(2020年6月19日終値)

株主優待

100株・年2回

1,500円食事券

ホットランドは「築地銀だこ」があまりにも有名です。

たこ焼きのイメージが強いホットランドですが、意外にもたい焼き(銀のあん)やアイスクリーム(コールド・ストーン・クリーマリー)のお店もあります。

ホットランドは2017年~2019年の3年間で、権利落ちの翌月に4度も株主優待と配当金をもらうよりもお得に株を買えるチャンスがありました

その内次回の権利付最終日までに株価が元の水準まで回復した回数は3回でした。

たこ焼きやたい焼きはテイクアウトして家で食べてもおいしいです。

また、銀だこのたこ焼きは6個入りで約500円なので1,500円分の株主優待(500円券が3枚)があれば、3度も楽しむことができます。

権利落ち後に株価が下がらず株を買えない時

株を買うことを見送りましょう。

この場合、得することはありませんが、損することもないので次回以降のチャンスを待ちましょう。

株式投資はチャンスが来るまで待つことも大事です。

下手に高値を買うことがないようにしましょう。(執筆者:勝越 晴)

《勝越 晴》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

勝越 晴

執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴 勝越 晴

株式ディーラー歴10年の投資経験を世の役に立たせたいと思い、ライターを始めました。現在はITに従事する個人投資家でもあります。自分と同じ育児世代が投資を始めるきっかけになる記事を書くことが夢です。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集