「スポーツドリンク」ペットボトルか粉末、コスパ高いのはどちら？　どこで買うかも含めて「節約効果」を検証

夏はスポーツドリンクをたくさん飲む家庭も多いです。

新型コロナウイルスの影響もあり、熱中症は今年の夏は余計に心配です。

小学校によっては夏季はスポーツドリンクを水筒に入れてきてもいい場合もあり、この夏も活躍しそうです。

このスポーツドリンク、ペットボトルを買うより粉末の方が節約効果があると感じる人は少なくありません。

しかし、口コミでは、袋に入った粉末を買うとおいしくないので家族が子供が飲まないという意見もあります。

を購入し、価格比較と味比較をしてみました。

味比較でわかったのは「スポーツドリンクの粉末でも味が違うため、ポカリスウェットが好きな人、アクエリアスが好きな人それぞれに合ったものがあるとわかりました。

夏の期間だけでいくら得ができるか節約効果も計算してみました。

夏はスポーツドリンクで熱中症予防

新型コロナの影響でマスク着用による熱中症リスクが叫ばれている現在、スポーツドリンクで熱中症対策をしているご家庭は多いはずです。

また、スポーツドリンクを水筒に入れて持ってきてもいい小学校もあります。

公園に行くにもスポーツドリンクは必須です。

でも、持参しないでコンビニエンスストアやスーパーマーケットで購入したりする人もいます。

そこで考えるのが「粉末で作ることで節約になる」かどうかです。

スポーツドリンクの買い方比較　「ペットボトル・粉」

節約をする時、スポーツドリンクは粉末で作るとお得になる気がします。

しかし、それは本当でしょうか。

スポーツドリンクを購入するにもいくつかの方法があります。

その方法は、以下の通り。

手軽なペットボトルですが、コンビニエンスストアで買うと高い気がします。

安い方法は粉末を買い、水を入れて自作する方法のような気がします。

しかし、スーパーマーケットやドラッグストアでペットボトルを買うのとどのくらいの節約効果が違うのでしょうか。

コスパがいいといっても、どのくらい安いのかわからなかったので、価格調査をして計算しました。

スポーツドリンクの価格比較

スーパーやドラッグストアで値段を調べました。

※価格は全て税込、2020年8月調べ

それぞれ1リットルあたりのコスパは

でした。

粉末スポーツドリンクにしたことでの節約効果

スポーツドリンクをペットボトルにしたことでの節約効果はどれだけあるのでしょうか。

ここでは、スーパーマーケットで、2リットル159円のアクエリアスペットボトルを買っていた時と比較してみます。

1日1リットル飲むとして、8月1日から1か月、9月も残暑が続くため15日間飲むとして45日間です。

アクエリアス（粉末にすると）

→ 79.5円から79.4円です。

ほぼ差はなし、特売によってはペットボトルの方が安いケースもありそう。

ドラッグストア・スギ薬局エスセレクト（粉末にすると）

→ （79.5円－64.2円）× 45日間＝688.5円

トップバリュ製品（粉末にすると）

→ （79.5円ー57.8円）× 45日間＝976.5円

アクエリアス2リットルペットボトルをアクエリアスの粉末にすると、節約効果はほぼないことがわかりました。

しかし、アクエリアスを「ドラッグストアやトップバリュ製品で売っているスポーツドリンク粉末」にすると1.5か月で最大1,000円ほどの節約になります。

2リットルのペットボトルを買っておいてボトルに入れて外出先に持参するケースを基本パターンとして考えましたが、500ミリリットルのペットボトルと比較すると金額差は大きいです。

もし、出かけた先で、コンビニエンスストアでポカリスエットやアクエリアス500ミリリットルlペットボトルをたびたび買っている人だと、1リットルあたり194.2円～222.2円の差額です。

1週間7日続けるだけでも1,359.4円～1,555.4円の差額です。

1日あたり200円の節約効果は、ワンシーズン45日続けると9,000円にもなります。

例えば、公園遊びに行く時に、コンビニエンスストアで気軽に500ミリリットルのペットボトルを2本買うのをやめ、外出時に家からボトル入りのスポーツ飲料を持参してみましょう。

すると、大きな節約効果を感じられます。

スポーツドリンクの成分比較をして飲み続けられる節約への工夫を

スポーツドリンクの粉末は節約効果が高いです。

しかし口コミ評価では、「商品によってはまずい」、「子供が飲まない」、「味が薄い」などの意見もあります。

そこで、ポカリスエット、アクエリアス、スギ薬局のエスセレクト商品、イオン系スーパーマーケットで買えるトップバリュ製品の成分を比較してみました。

すると、栄養成分表示に違いがありました。

ポカリスエットの成分1袋 74g

エネルギー288kcal

タンパク質0g

脂質0g

炭水化物73g

食塩相当量 1.32g

カリウム 214mg

カルシウム 22mg

マグネシウム 6mg

アクエリアス1袋 48g

エネルギー 186kcal

たんぱく質 0.5g

脂質 0g

炭水化物 46g

食塩相当量 1.0g

カリウム 100mg

アミノ酸 292mg（アルギニン 267mg イソロイシン 10mg バリン 10mg ロイシン 5mg）

スギ薬局・エスセレクト商品1袋 41g

エネルギー 155kcal

たんぱく質 0.1g

脂質 0g

炭水化物 38.7g

食塩相当量 1.2g

カリウム 205mg

カルシウム 14mg

トップバリュ商品1袋 48g

エネルギー 184kcal

たんぱく質 0.6g

脂質 0g

炭水化物 46.1g

糖質 46.1g

食物繊維 0g

食塩相当量 0.7g

カリウム 284mg

クエン酸 2,000mg

アミノ酸 295mg（アルギニン 270mg イソロイシン 10mg バリン 10mg ロイシン 5mg）

大きな違いとしては2点、食塩相当量、アミノ酸の有無でした。

食塩相当量は

トップバリュ商品0.7g＜アクエリアス1.0g＜スギ薬局・エスセレクト商品1.2g＜ポカリスエット1.32g　

の順序でした。

また、

でした。

飲んでみても、スギ薬局とトップバリュ製品の味の違いは、はっきりと感じられます。

今回はスギ薬局の商品、トップバリュの商品を比較対象としました。

スーパーのプライベートブランドのスポーツドリンクも、食塩含有量やアミノ酸の有無を確認することで味の違いがわかります。

商品によっては1袋単位で売っていたりするので、味を確かめるためにも1袋から買ってみるといいかもしれません。

スポーツドリンクの価格ランキング　コスパがいいおすすめ商品は

スポーツドリンクの節約効果を考えましたが、コスパがいいおすすめ商品を1リットルあたりでランキングにしてみました。

1位：イオン・トップバリュ製品

スポーツドリンクパウダー グレープフルーツ味　1リットルあたり57.8円

イオン、トップバリュで購入できるスポーツドリンクパウダーです。

クエン酸2,000mg、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシンも配合されています。

スポーツドリンクパウダーレモン味もあり、5袋で268円です。

1袋単位、10袋1箱で売っているので使用頻度に応じて買えます。

https://www.topvalu.net/items/detail/4549741777834

2位：スギ薬局・エスセレクト製品

スポーツドリンクパウダー、1リットルあたり64.2円です。

スギ薬局のプライベートブランド商品です。

販売者はリブ・ラボラトリーズ株式会社です。

店舗によっては1袋単位でも購入できます。

3位：ドラッグストアで購入

コカ・コーラ アクエリアス1リットル用パウダー、1リットルあたり79.4円です。

有名メーカー、コカ・コーラ社のアクエリアスのパウダーです。

自動販売機にもあるアクエリアス。ファンも多いメーカーです。

4位：スーパーで購入

コカ・コーラ アクエリアス2リットルペットボトル、1リットルあたり79.9円です。

スポーツする家庭など、2リットルを一気に飲み切ってしまう家庭におすすめです。

アクエリアスは1リットルあたりの計算だと粉末パウダーとそこまで違いはありませんでした。

2リットル × 6本入りの箱買いが苦ではなければ、特売日にまとめ買いをすることで節約効果も得られます。

意外なのは、アクエリアスの粉末とアクエリアスの2リットルペットボトルの価格がそこまで違わないことです。

アクエリアスの粉末を選んで買っていた人は、ペットボトルの特売日を狙った方がお得なこともあるのかもしれません。

夏やスポーツドリンクを粉末にして節約

ドラッグストアやスーパーマーケットのスポーツドリンクの粉末は口に合うか成分表示を比較し、1袋試してからだと失敗も少ないです。

食塩含有量からいうと「ポカリスエットが好きな人はスギ薬局・エスセレクト商品を、アクエリアスが好きな人はトップバリュ商品を選ぶのがおすすめ」です。

少なくともコンビニエンスストアや自動販売機でたびたびスポーツドリンクを買っていた人は、スポーツドリンクのボトルを持参するだけで、ワンシーズン1万円ほどの節約効果になることがわかりました。

ペットボトル飲料はついつい出かけた先で買ってしまいがちです。

自宅から持っていくことで日々の節約をはじめてみましょう。（執筆者：谷口 久美子）