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家族で証券口座を開設するメリットとおススメ銘柄2つ 税金面では要注意

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家族で証券口座を開設するメリットとおススメ銘柄2つ 税金面では要注意

子育て世代で株主優待投資をしている方は

「家計の足しになるといいな」とか

「家族で外食する機会を増やしたいな」

と家族のために投資していると思います。

しかし100株でも、それ以上の株数を保有していても、もらえる株主優待が同じ企業は多いです。

「好きなお店だから株主優待をもっと欲しい」と思ったことはありませんか。

今回は子育て世代だからこそできる、お得な株主優待投資方法をご紹介します。

さらに、おすすめ銘柄もご紹介します。

「子育て世代」が お得になる投資法

家族の証券口座を開設する

子育て世代だからこそできる、お得な株主優待投資方法です。

家族全員の証券口座を開設し、それぞれが株主優待をもらえる最低株数を保有して家族全員で株主優待をもらう手法になります。

そのために家族全員分の証券口座を開設する必要があります

証券会社によって口座開設条件が異なりますが、ほとんどの大手ネット証券では0歳から証券口座開設が可能です。

取引についても親権者の責任の範囲で可能です。

【例】ヤマダ電機の株を保有

この手法の効果がどれだけあるかについてヤマダ電機を例に説明します。

※長期保有優遇については考慮しません。

500株以上保有者であれば年間5,000円分の買い物割引券が贈呈されます。

ヤマダ電機のウェブサイトで贈呈基準がくわしく書いてあります。

参照:ヤマダ電機

1人で500株保有する場合、年間5,000円の買い物割引券がもらえます

家族5人で100株ずつ保有する場合、なんと年間1万5,000円分と3倍もの買い物割引券がもらえます

どちらも同じ投資金額なので、子育て世代は家族がそれぞれ保有する方がお得ということが分かります。

子供の証券口座では税金に注意する

子供自体の税金支払いが発生します

子供といえど、投資でもうけが出たら税金を支払う必要があります。

税金の手続きが面倒な方は特定口座(源泉徴収あり)で口座開設しておきましょう

これで自動的に税金の計算および支払い等は証券会社がやってくれます。

親が扶養控除を利用している場合

16歳以上の子供がいる場合ですが、扶養控除を利用しているサラリーマンの方は注意が必要です。

もし子供の口座で48万円(子の基礎控除額)以上の利益が出た場合、翌年親は扶養控除を利用できなくなります

ちなみに子供がアルバイトをしていて収入がある場合は、もっと少ない利益でも扶養をはずれることになります

これを防ぐには上記の特定口座(源泉徴収あり)で口座開設しておけば、いくら子供口座でもうけようが親は扶養控除を利用できます。

贈与税

「お得なのは分かったから、たくさん子供の口座で株主優待銘柄を買うぞ」と一気に大金を子供の口座に移動するのは注意が必要です。

年間110万以上贈与があった場合、その人は贈与税を支払う必要があるからです。

家族で保有したい株主優待銘柄

※株価や指標は2020年9月7日現在の数値

クリエイトレストランツ(証券コード:3387)

クリエイトレストランツ

クリエイトレストランツは、259ブランド、1,149店舗(2020年2月末現在)の飲食店を運営する会社です。

株主優待内容

100株:年間4,000円分の食事券

※100株のみ紹介。その他贈呈基準はクリエイトレストランツのウェブサイトを参照

権利確定月:2・8月(年2回)

優待利回:6.18%(100株)

株価:647円

クリエイトレストランツの優待券
≪優待券≫

ラーメン、お寿司、しゃぶしゃぶ、ローストビーフ丼などなど、挙げるときりがないほどたくさんの種類の食事をいただきました。

食べたいものが食べられることはクリエイトレストランツ株主優待の魅力のひとつです。

ただし、業績面では注意が必要です。

直近の四半期決算では売上の前年同期比がマイナス63%、営業利益は70億を超える大赤字となってしまいました。

株主優待について、1人で400株保有すると年間1万2,000円分の食事券をもらえます。

4人家族が100株ずつ保有すれば年間1万6,000円の食事券がもらえます

4,000円あれば外食1回分くらいになるので、最も家族で保有したい銘柄と言えるでしょう。

株主優待を取得するために必要な金額が約6万円と少ないこともおすすめポイントです。

オリックス(証券コード:8591)

オリックス
≪画像元:オリックス

オリックスは、リース、不動産、保険など、金融関連事業を多角化する会社です。

イチローが所属していたプロ野球チームも有名です。

株主優待内容

100株:ふるさと優待(カタログギフトから1点選択)

※長期保有優遇もあり。その他贈呈基準はオリックスのウェブサイトを参照

権利確定月:3月(年2回)

優待利回:-%(100株)

株価:1,362.5円

業績面ではコロナの影響で直近の四半期決算では減収減益となってしまいました。

中間配当については昨年の金額を維持してくれましたので、高配当銘柄として投資することもできるでしょう。

株主優待について、1人で何株保有してもふるさと優待1品のみですが、家族全員が100株ずつ保有すれば家族分のふるさと優待がいただけます

ふるさと優待の内容ですが、かなり豪華です。

肉、お酒、お米があればオリックス野球観戦ご利用券などもあります

どれも数千円の価値がありそうなものばかりでわが家は毎年かなり迷います。

ちなみにわが家では今年「オールフルーツ・スプレッドセット」というジャムのセットをいただきました。

よりフルーツの味を楽しめる作りになっておいしいです。

1年はジャムを買う必要がないくらいの量をいだだけます。

いただいたジャム

家族で株主優待を取得すれば、家族分楽しみが増えます。

子供の将来のための資産運用の一部として運用がおすすめ

子供名義の口座として運用するので、将来子供用の学費や結婚資金などの資金として分かりやすくなります。

ただし、税金面には十分注意してこの手法を行うことを頭に入れておいてください

不安な方は特定口座(源泉徴収あり)で口座開設しておけば問題ありません。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)

《勝越 晴》
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執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴 勝越 晴

株式ディーラー歴10年の投資経験を世の役に立たせたいと思い、ライターを始めました。現在はITに従事する個人投資家でもあります。自分と同じ育児世代が投資を始めるきっかけになる記事を書くことが夢です。 寄稿者にメッセージを送る

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