「コロナで収入が減った」や「コロナで出かけられない」と気持ちが落ち込んでいる人がいる一方で、「コロナで家にいる時間が増えたからこそ新しいことにチャレンジしたい」と考える人もいます。

今回のコロナ禍でも「今だから稼げる何か」があるのではないかと思いながらテレビをみていました。

すると「無職無収入の若者がFXで手元のわずかな資産を劇的に増やした」という内容のテレビ番組を放送していたのです。

FXという言葉は知っていたけれど、どの資産運用の本にも「リスク大」の分野に分類されていたため「自分には関係がない」と思い込んでいました。

しかし、「終身雇用」や「年功序列」という言葉がなくなりつつある中では、多少のリスクがあっても「お金に働いてもらう術」を持っていなくてはならない時代に突入したのではないかと思います。

そこで、今回はFX素人の筆者が「自分がFXをやる」という意気込みで徹底的にFXについて調べてみました。

そこから分かった「FXの魅力と怖いところ」を専門用語なしで分かりやすく解説します。

FX初心者

FXの最大の魅力は「動きが速いところ」

FXは、外貨に投資してその値動きで儲けを出します。

そのカラクリは外貨預金とそっくりです。

外貨預金の動きと手数料

筆者は外貨預金の経験があります。

円高の時に円をドルに替えて預金し、円安になった時にドルから円に戻して引き出していました。

外貨預金のレートは、当日の朝「本日のレート」として決定して1日中同じレートで取引されます。

そのため、値動きが遅く、元を取れるまでに約7年もかかった経験があります。

7年もあれば他の投資をしてもっと稼ぐことができたかもしれません。

さらに、外貨預金は円からドル、ドルから円に替える際の手数料が非常に高いことが難点です。

FXの動きと手数料

一方のFXは「本日のレート」ではなく、レートは刻一刻と変化します。

「今買ったドルを5分後に売って利益を出す」ことが可能

です。

しかも、手数料が驚くほど安いため、利益計算の際に手数料をほぼ考える必要はありません。

投資を始めるときに「結果がわかるまで時間がかかる投資」は、待ちくたびれてしまって興味ややる気が薄れてしまう可能性があります。

投資は運だけではなく探求心や集中力が大切です。

「投資にチャレンジしたい」という集中力が最大限に高まっている人にとっては、値動きが速く結果がすぐに出るFXは魅力的な投資方法だと言えるのではないでしょうか。

FXの魅力は「いつでもが始める絶好のタイミング」

外貨預金、FXのそれぞれの利益の出し方を見てみましょう。

外貨預金で利益を出す場合

外貨預金で儲けようと思うのであれば、たとえば

1ドル100円のときにドルを買って、1ドル110円になったときに売れば1ドルにつき10円の利益

が出ます。

つまり、「円高から円安になる」ことが利益を生み出すのが条件です。

FXで利益を出す場合

一方のFXは

「ドルを買う」だけではなく、「ドルを売る」からでもスタートできる

のです。

素人は「買う=所有権」という発想なので手元にないドルをどうやって売るのかと思うかもしれません。

ところが、ドルを高く売って安く買い戻すことで利益を得るのです。

つまり、「円安から円高になる」でも利益を生み出せるというわけです。

外貨預金の場合には「始めるタイミング」が難しいところがあります。

しかし、FXの場合には先の読みによって「売り」と「買い」を使い分けることで、いつでもが始める絶好のタイミングになり得るのです。

FXの怖いところ

強制終了=ロスカット

やはり、始める前にはFXの怖いところも知っておく必要があります。

「FXは元手のお金よりも大きな額を動かせるから怖い」

と言う人がいます。

確かにFXには「レバレッジ」というものがあり、1万円の元手で25万円の取引も可能です。

しかし、その機能や意味をしっかりと理解して「レバレッジは極力使わない」という選択もできるのです。

外貨預金・金やプラチナの実物資産など今までにたくさんの資産運用にチャレンジしてきた筆者がレバレッジよりも何よりも「最も怖い」と思ったことは「強制終了」です。

FXの中で強制終了は「ロスカット」と呼ばれています。

たとえば金投資をした場合には、1gを3,000円で買って3,200円で売れば利益が出ます。

1gが2,000円に値下がりしても3,000円に戻るまでゆっくりと待っていることができます。

しかし、FXでは一定の金額以上のマイナスが出れば、その時点で強制終了となり、マイナスのままで決済されるのです。

強制終了される基準額は元手の金額によって決められます

元手が多ければ多いほど強制終了はされにくくなります

そのため強制終了によって元手が減れば、次回はさらに強制終了されやすくなってしまう可能性があります。

金やプラチナの実物資産ならば価値がゼロになる可能性は低く、最悪売り飛ばすまで損は確定しません。

しかしFXは「いつまでも待つ」ことを許さないこわい面があります。

儲けの大きい資産運用にリスクはつきもの

FXに限らず、儲けの大きい資産運用には必ずリスクが隠れています。

テレビや雑誌で「10万円が1億円になった」など夢のような話を見ると「やってみようかな」という気持ちにもなります。

しかし、儲けた人以上に損した人がいるはずです。

実際にやる前にはしっかりと仕組みを理解し、「例えゼロになっても心が耐えられる余裕資金」でチャレンジしてみましょう。(執筆者:式部 順子)