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節約主婦から見た「孫へのお金」 両親・義両親に申し訳なかった「4つの体験」

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節約主婦から見た「孫へのお金」 両親・義両親に申し訳なかった「4つの体験」

シニア世代の大きな楽しみと言えばかわいいお孫さんの存在です。お小遣いやプレゼントの金額をつい弾んでしまう方も多いと思います。

しかしながら、お孫さんへのお金も行き過ぎると受け取った側が気を遣ってしまうことがあります。

今回はがっちり節約主婦から見た孫へのお金のかけ方で「両親や義両親に申し訳ないと思った体験」を紹介します。

孫へのお金

シニア世代が孫に使う1年間のお金の額

まずは、シニア世代がお孫さんに対してどのくらいのお金を使っているのかという調査結果があるので紹介します。

ソニー生命の「シニアの生活意識調査2020」によると孫への1年間の出費の平均は11万2,715円です。(※1)

使ったお金の内訳は

1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」(75.0%)

2位「一緒に外食」(46.6%)

3位「おもちゃ・ゲーム」(40.6%)

4位「本・絵本」(32.2%)

5位「衣類などファッション用品」(26.6%)

とお小遣い関連が最も多いのが分かります。

調査結果を見てもシニア世代の方は非常に多くの金額をお孫さんに使っているようです。

参照:ソニー生命

両親・義両親に言えないけど気を遣ったお金の体験

調査結果を見ても「孫のかわいさに比べればこのくらいの額なんて」と思われる方も多いことでしょう。

一方で、孫へのお金に場合によっては気を遣ってしまうことがあります

参考までに筆者の体験をいくつかお伝えします。

1. 頻繁に外食に行って全額支払ってもらうこと

3世代で外食するのは幸せなことだと思います。

筆者も普段から節約を心がけているので、両親・義両親に豪華な食事をさせてもらうと本当にありがたいのです。

しかしながら、外食に行って毎回支払いをしてもらうとやはり気を遣います

わが家では1か月の外食費が5,000円なのに、1万円を超えるようなお会計が月に何度もあると申し訳ない気持ちになります。

言いにくい部分もあえて言うと、子ども達の栄養バランスや生活リズムなどの面でも頻繁な外食は心配です。

どんなに多くても月に1回、筆者なら年に1~3回で十分に幸せです。

また、時にはお会計を持たせてくれると「親孝行できたな」と思えて嬉しいものです。

2. ゲーム機など高価なおもちゃ類を頂くこと

プレゼントだよ~

子供は賢いので「おじいちゃん、おばあちゃんなら買ってくれるかも」とゲーム機などの高価なおもちゃをおねだりしてくることもあると思います。

ところが、こちら側にしてみると何万円もするおもちゃの場合には気を遣います。

筆者の場合にも4万円もする知育おもちゃを両親が買おうとしてくれたことがあり、慌てて断ったという経験があります。

子どもは飽き性で、高いおもちゃだからと言って食いついてくれるわけではなく、全く遊ばないようなこともあるからです。

ゲーム機に関しては、周りの友達の様子や家庭内のルールなどを考えてから購入を検討することが多いので、サプライズで送ると子どもと親がもめることにもなります。

1万円を超えるようなおもちゃやゲーム機の場合には相談していただけると助かります

3. 遊びにいくたびにお小遣いをもらうこと

離れて暮らしていて年間で会える回数が少ないという方のなかには、孫が来るたびにお小遣いを渡すという方もいることでしょう。

孫のためにという体裁で、子供のためにお金を渡しているという方もいるかもしれません。

しかし、基本的には自分達の生活は収入の中でなんとか回しているものです。

帰るたびにお金をもらうとお金のために帰ってきているようで時には悲しくなってしまいます

孫へのお小遣いは誕生日祝いとお年玉で十分です。

お盆だまや節句のお祝いまで年金を使って出してもらうのは、却って申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

もし、それ以上に何か支援してあげたいという時には用途を決めてくださるとよいと思います。

入園祝いを包んでくださったなら「6年間使える丈夫なランドセルを買ってやってね」と言葉を添えていただくと気持ちとして受け取りやすいのです。

お小遣いとして渡されるよりも「好きな本を買いなさい」と5,000円の図書券をもらうほうが精神的なハードルが下がります。

4. 3世代の旅行費用の支払いをさせてもらえないこと

かわいい孫と行く旅行は何よりも楽しいものだと思います。

しかし、旅行費用のお金を全面的に持っていただくのはこちらとしてはとても気を遣います。

筆者も3世代で旅行に行ったことが何回かあるのですが、宿泊費用にご飯代、高速料金まで面倒をみてもらってしまい、それ以降は気を遣って旅行に行けなくなっていまいました。

「親に甘えてくれればいい」と言ってもらっても、子供からすると老後や持病のお金なども心配になります

できれば宿泊費などは半分でも負担させてもらいたいと思います。

元気で健康なことが何よりの支援

元気で健康なことが何よりの支援

今回は孫にかけるお金について節約主婦の目線から気を遣うケースをお話させていただきました。

あくまでも筆者の主観なので人によって違うと思いますし、1つの意見として捉えていただければ幸いです。

バリバリ仕事をされている、不労収入がしっかりとあるのであれば分かるのですが、大切な年金や貯蓄を削っていると孫のためとは言え子どもは心配になります。

筆者は両親・義両親ともに離れて暮らしています。

会いに行くたびに「皆が元気なのが1番だよ」と声をかけてくれますが、おじいちゃん、おばあちゃんにも同じ気持ちを持っています。

孫がかわいいのは分かりますが「私たちがお金を出してあげないと」と思いすぎず、自分たちの生活を大切にして、何より元気でいることが支援だと考えていただければと思うのです。(執筆者:片岡 みのり)

《片岡 みのり》
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片岡 みのり

片岡 みのり

首都圏で二児を育てながらライター活動をしています。節約を始めたきっかけは、入籍したのに「結婚式をするお金が全くなかったこと」。1年間、主人の給与を全額貯金し、自らの当時の14万円の給与から都内の10万円の家賃を払い、残りの4万円で家計をやりくりする生活をやり遂げ、無事に軽井沢で小さな式を挙げることができました。その経験から、節約は「未来の笑顔のためにする」のが大切だと考えています。 寄稿者にメッセージを送る

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