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現代アートに投資「STRAYM(ストレイム)」 登録方法、購入売却、メリットデメリット

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現代アートに投資「STRAYM(ストレイム)」 登録方法、購入売却、メリットデメリット

STRAYM(ストレイム)は、「アート作品のオーナー権を購入し、その権利を売買できる」新しい投資サービスです。

権利は「共同購入」という仕組みになっており、高額な有名アーティストの作品の権利も100円から購入できます。

金や仮想通貨のようにアート作品の価値も常に変動していて、作品の価値が上がれば持っている権利も値上がりするため、売却すれば利益を得られます。

新しい投資サービスとして注目のストレイム、筆者も興味を持ったので実際に登録して利用してみました。

登録方法から作品の購入方法、使ってみた感想を解説します。

「STRAYM(ストレイム)」とは

ストレイムとは2019年12月3日にサービスを開始した、アート作品の共同保有プラットフォームです。

1001円でアートコレクトできるストレイム
≪画像元:STRAYM

有名アーティスト作品のオーナー権を分割販売し、オーナー権購入者全員で作品を「共同保有」します。

Banksy(バンクシー)
KAWS(カウズ)
Andy Warhol(アンディウォーホル)

本来なら数十万円、数百万円以上するこれら有名アーティストの作品ですが、共同保有することで100円からオーナー権を購入できます。

作品の価値が上がれば、それに伴って保有しているオーナー権の価値も上がります

保有しているオーナー権は株や仮想通貨のように売買でき、安いときにオーナー権を購入し値上がりしたタイミングで売却すれば利益を得られます。

絵を選んで購入してみよう
≪画像元:STRAYM

例えばこのKAWSの作品は公開時の価格から95%値上がりしています。

当然オーナー権の価格も95%値上がりしているので、最初に買った方はこの時点で売れば95%の利益を得られます

売買時に5%の手数料がかかります。

また共同保有だけではなく、作品のオーナー権を100%保有することで実物の作品を受け取れます

投資目的、アート所有といろいろな楽しみ方ができるサービスです。

ストレイムの登録方法

まずストレイムのサイトにアクセスし、トップページ右上にある「新規登録」をクリックします。

新規登録して欲しいアートを探す
≪画像元:STRAYM

・ フェイスブックアカウント
・ Googleアカウント
・ LINEアカウント
・ メールアドレス

上記いずれかの方法で会員登録を行います。

今回筆者はメールアドレスで会員登録しました。

メールアドレスと任意のパスワードを入力すると、すぐに確認用のメールが送られてきます。

新規登録をしてみる
≪画像元:STRAYM

先ほど入力したメールアドレスとパスワード、送られてきた確認用メールに記載されている認証コードを入力したら「認証」をクリック。

これでいったんユーザー登録は完了し、ストレイムにログイン可能となりましたが、このままでは購入はできません

ユーザーの新規登録3
≪画像元:STRAYM

「ユーザー情報入力はこちら」から、右上アイコンの「会員情報入力」をクリックして会員情報を入力しましょう。

新規登録で自分の情報を記入
≪画像元:STRAYM
氏名
生年月日
住所
携帯電話番号
メールアドレス
アンケート
ニックネーム
アイコン写真

全て入力したら「上記の内容でユーザー登録します」をクリック。

続いて本人確認を行います。

新規登録で支払い方法を選択
≪画像元:STRAYM

いずれかの書類画像をアップロードし、アップロードが完了すると本人確認とストレイム上の口座開設審査が行われます。

審査に通るとメールで通知が来ます。

審査完了までには約3日かかるとありましたが、筆者の場合は翌日には開設されました。

ストレイムでオーナー権を購入する方法

ストレイムの口座開設ができたら、この口座に作品を購入するための資金を入金します。

口座入金の方法

右上のアイコンから「入出金申請」をクリックし、「入金・銀行振込」をクリックします。

振込先の情報が表示されるので、その口座に入金したい金額を振り込みます。

入金する際、名義人の項目には必ず「ID」をつけ、「ID+自分の名前」で振り込んでください。

振込の確認が終わると入金確認のメールが届き、ストレイム上の口座に振り込んだ金額が反映されます。

これで作品の購入が可能になりました。

口座への入金が完了したら、ストレイムのサイトでオーナー権を購入したい作品を選びます。

絵画購入手順1
≪画像元:STRAYM

作品価格とオーナー権価格が表示されているので、参考にしながら気に入った作品を選びましょう。

絵画購入手順その2です
≪画像元:STRAYM

今回筆者は「Sigmar Polke」の作品を購入します。

2020年11月時点で作品価格は620,000円、オーナー権価格は155円です。

買いたい作品が見つかったら「購入する」をクリックします。

実際に買ってみよう
≪画像元:STRAYM

次の画面で「現在価格で買う」か「希望価格で買う」を選びます。

・ 現在価格で買う → 株で言う「成行注文」

・ 希望価格で買う → 株で言う「指値注文」

今すぐ保有したい場合は「現在価格で買う」の価格で買いましょう。

購入したいオーナー権の数量を入力し、金額を確認したら「購入する」をクリックし、最終確認画面で「この内容で注文する」をクリックすれば注文完了です。

これで売買が決まれば注文が成立し、その作品のオーナー権が保有できます。

今ではなく、値下がりしたタイミングで買いたい場合は「希望価格で買う」を選んで、買いたい価格を設定して注文を出しておけば、その価格になった時に注文が確定します。

希望価格にならなかった場合は売買が成立せず、注文期限(注文から1か月後)に破棄されます。

なお購入の際、取引手数料として購入価格の5%が上乗せされます。

【140円のオーナー権を10個注文の場合】

1,470円(1,400円+70円)

ストレイムでオーナー権を売却する方法

オーナー権を保有した状態で右上の自分のアイコンから「保有アート状況」をクリックすると、自分の保有しているアート作品とオーナー権を確認できます。

売却手順を教えます

ここでは保有状況の確認のほか、さらに買い増ししたり売却もできます。

売りたい場合は「売却する」をクリックしましょう。

絵を選んだら売ってみる

買った時と同じような画面が出ますので、成行注文の「現在価格で売却」か、指値注文の「希望価格で売却」を選んで注文を出しましょう。

購入時と同じように、売買が一致すれば注文が通り売却が行われます。

購入時と同様に売却時にも取引手数料が5%かかります。

【140円のオーナー権を10個売った場合】

1,330円(1,400円-70円)が口座に入金

なお売却したお金や口座に残っているお金は、右上のアイコンの「入出金申請」→「出金」でいつでも出金できます。

出金の申請方法

実際に使って感じたメリット

実際に利用してみて筆者が感じたストレイムのメリットは3つあります。

1. 数百円から始められる手軽な投資サービス

作品によってオーナー権の価格は違いますが、100円~500円程度から購入できます。

大きく投資したり、積み立て投資感覚でコツコツ買い増しするなど個人の予算や考え方に合わせてさまざまな買い方ができます。

2. 単純に面白い投資サービス

100円から自分の好きなアート作品のオーナーになれるというアイディアも、そのアート作品の権利で投資ができるという点も非常に面白いです。

話題のバンクシーをはじめ、現代アートの人気は年々高まっているため、個人的には投資としても将来性は高いと思います。

オーナー権を100%保有すれば現物が手に入るそうなので、真のオーナーを目指してコツコツ買い増ししていくのも楽しそうです。

ちなみに2020年11月時点で62万円の作品がありました。

このくらいであれば一般の方でも100%保有ができそうですね。

3. アート作品の価値変動幅が大きい

つまりハイリスク・ハイリターンです。

堅実に運用したい方にとってはデメリットかもしれませんが、大きく利益を出したい方にとって変動が大きい投資方法は魅力的です。

ストレイムでは短期間でオーナー権が10%以上値上がりすることも珍しくありません。

ハイリスク・ハイリターンをどうとらえるかにもよりますが、他の投資にはなかなかない魅力だと思います。

実際に使って感じたデメリット

今回ストレイムを利用してみて感じたデメリットは2つ。

1. ハイリスク・ハイリターン

メリットにも書きましたが、人によってはそのまま大きなデメリットになります。

現代アート作品は人気が高まっていて伸びている市場ですが、すべての作品が値上がりしているわけではありません。

作品によっては価値が下がってオーナー権も元本割れする可能性があります。

値下がりしちゃうときもあるのよ
≪画像元:STRAYM

今回筆者はいくつか作品のオーナー権を購入しましたが、買った翌日に14.3%も値下がりした作品があります。

しかもその数時間後には今度は+4%になっていました。

数時間~1日で相場が20%近く上下するというのは、投資の中でもかなりハイリスク・ハイリターンです。

筆者はハイリスクハイリターンが嫌いではないので特に気になりませんが、安定した資産運用をしたい方は購入する作品や投資金額に注意してください。

2. 2019年に始まったばかりの新しい投資サービス

仮想通貨の流出などが記憶に新しいと思いますが、新しいサービスは何かと不具合や問題が起きやすいです。

・ 作品は本物なのか?
・ 本当に保有しているの?
・ 作品が盗まれる可能性は?
・ いきなりサービスが終了したりはしないのか?
・ オーナー権が流出してしまう可能性は無いのか?
・ 個人情報の保護・管理は大丈夫か?

サービス開始から1年近く経っているので過剰に心配する必要はないと思いますが、これから利用者が増え、扱う権利やお金が増加した時にどうなるのか、という小さな懸念はあります。

どんなサービスにも絶対安全はありませんが、株式やFXに比べてトラブルリスクが高いのは間違いないでしょう。

「リスクはゼロではない」という点は頭に入れておき、まずは少額から始めて様子を見ながら買い増ししていくといいでしょう。

筆者も今回初めて試したサービスですので、現段階では「おすすめ」ではなくあくまでも「新しいサービスの紹介」という形で記事にしています。

投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。

楽しみ方が多い投資

ストレイムは数百円で現代アート作品のオーナーになれる面白い投資サービスです。

・ 投資目的で将来性のあるアート作品のオーナー権を買って値上がりするまで保有する

・ 好きなアート作品のオーナー権をコツコツ買い増しして真のオーナーを目指す

いろいろな楽しみ方ができる面白いサービスだと思います。

アートに興味のある方、新しい投資サービスに興味のある方は、ストレイムを覗いてみてください。(執筆者:せどりや投資も行うマルチな事業主 菊池 貴弘)

《菊池 貴弘》
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菊池 貴弘

菊池 貴弘

ブラック企業の会社員から、脱サラしフリーライターに。ライター業の傍ら、せどりや投資も行うマルチな事業主。記事は副業・投資・節約といったお金に関するジャンルがメインです。ややこしい、わかりにくい、でも絶対詳しくなりたい。そんなお金に関する情報をできる限りわかりやすく皆さんにお伝えします。 寄稿者にメッセージを送る

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