フリマアプリやオークションサイトで商品を販売している方、特に高額商品を出品している方は「すり替え詐欺」に注意が必要です。

すり替え詐欺とはこちらが送った商品にクレームをつけ、返品を迫って違うものを送り返して商品をだまし取る詐欺行為です。

すり替え詐欺にあってしまうと、商品をだまし取られて大損害が発生するだけではなく、精神的にも消耗してしまいます。

そんなすり替え詐欺を防ぐ方法の1つに、「プロテクションタグ」というアイテムがあります。

筆者は今のところすり替え詐欺に遭ったことはありませんが、万が一を考えて今回このプロテクションタグを実際に買って使ってみました。

1万円以上の高額商品を出品している方は、トラブル防止策の1つとして覚えておきましょう。

フリマアプリ等で横行する悪質な購入者によるすり替え詐欺とは

メルカリやヤフオク、Amazon等において、一部の悪質な購入者による「返品すり替え詐欺」が発生しています。

悪用を防ぐために詳細な手口は割愛しますが、簡単に説明すると主に以下のような手順で商品をだまし取ります。

1. 商品(主にブランド物などの高額商品)を購入する

2. 到着後「偽物だ」とクレームをつけて返品要求をする

3. 届いたものとは違う物を返品して商品をだまし取る

なお、この方法はあくまでも例です。

このままやっても各アプリのシステム上絶対成功しませんし、当然試すだけでも犯罪行為なので真似しないようにしてください。

すり替え詐欺にはいろいろな手口・バリエーションがありますが、

「取引をキャンセルし、届いた商品と違うものを返品して商品をだまし取る」

が目的です。

警察への届け出や少額訴訟も可能ですが、多くの場合証拠が乏しく被害の証明が難しい点と、被った実損額を取り戻すことが難しいという問題があります。

被害額に対して手間と時間がかかりすぎることから、精神的な負担などを考えて訴えるのを諦める、という方も多いです。

すり替え詐欺は返品が容易なAmazonや、IDを何度も作り直せるヤフオクで行われることが多く、商品も数万円以上の高額商品を扱っていると狙われやすいです。

ただメルカリなどのフリマアプリでも被害例があるので、いずれにしても高額商品を扱っている方は注意するようにしてください。

すり替え詐欺を防止するプロテクション・タグとは

すり替え詐欺はフリマアプリやオークションだけの問題ではなく、ショップでも被害が発生していて大きな問題となっているようです。

そんなすり替え詐欺対策として考案されたのが、ブランドの真贋鑑定を行っている会社「フェイクバスターズ」が発売しているすり替え防止タグ「プロテクションタグ」です。

フェイクバスターズトップで詐欺に遭わない

≪画像元:FAKE BUSTERS

取り外し不可能なタグに独自のサインをし、発送前の商品に取り付けることで発送した商品のすり替え返品を防止します。

メリット

高いすり替え防止効果が期待できる点です。

一度商品に付けたタグは切り離さない限り外せません。

商品にタグを取り付けた状態で発送前に写真を一枚撮っておけば、発送した強力な証拠になります。

もしタグが付けられていない商品が返ってきたら、それを証拠にして事務局や警察に被害を相談したり、返金やキャンセルを断れます。

通常は「こちらが送った物と違うものが返品された」ことの証明が難しく、各アプリの事務局の対応も難しくなりますが、発送前の写真があれば強力な証拠として提出できます。

また購入側も、わざわざすり替え防止対策を行っている商品に対してすり替えを行うのは相当心理的な負担を感じるため、タグの取り付けそのものにすり替え防止効果があります。

デメリット

プロテクションタグ1本あたり約50円の経費がかかる点と、完全なすり替え詐欺防止にはならない点です。

すり替え詐欺にはさまざまな手口があり、全てのケースでプロテクションタグが有効とは限りません。

筆者もこのプロテクションタグを機能させない方法をいくつか思いつきました。

ただこのタグを使用することで確実にすり替えはされにくくなるので、付けないよりは絶対に付けたほうが良いでしょう。

数千円~数万円の被害を50円である程度防げると考えれば優秀だと思います。

他にも、タグを通す「輪」の部分がない商品には取り付け自体ができない点もデメリットだと感じました。

プロテクションタグの購入方法

プロテクションタグを購入するには、まずタグを販売しているフェイクバスターズに会員登録しなくてはいけません。

フェイクバスターズトップ ログインをして登録
≪画像元:FAKE BUSTERS

ログイン画面の下の方に「新規会員登録」があるのでクリック。

フェイクバスターズ会員登録フォーム
≪画像元:FAKE BUSTERS

会員登録フォームが表示されるので必要な情報を入力します。

・ 地域(国)
・ 名前
・ 性別
・ 電話番号(スマホ等のSMS受信ができる番号)
・ メールアドレス(以降ログインに使用します)
・ パスワード(英字と数字を用いて6文字以上)

必要な情報を入力したら「サイト利用規約に同意する」にチェックを入れ、1番下の「登録」をクリックします。

その後登録したメールアドレス宛に仮登録のメールが送信されるので、メールに表示されている「認証番号」をサイトの認証ページに打ち込みます。

電話番号認証

フェイクバスターズのマイページに「認証に進む」があるのでクリックします。

メールアドレス認証が済んでいない場合もこのマイページから行えます。

フェイクバスターズ認証画面
≪画像元:FAKE BUSTERS

次の画面で「認証番号を送信」をクリックすると、最初に登録した電話に認証番号が表示されたSMSが送信されます。

サイトで認証番号を入力すると電話番号認証も完了し、プロテクションタグ購入を含むフェイクバスターズのサービスがすべて利用可能になります。

続いてトップページの「プロテクションタグ」から購入画面に進みます。

プロテクションタグ購入画面
≪画像元:FAKE BUSTERS

・ 氏名
・ 住所
・ 電話番号
・ 数量(1セット10本)

プロテクションタグの価格は1セット10本で500円、それと数量にかかわらず1回の注文で550円の送料がかかります(2020年11月現在)。

1セット(10本)注文した場合 → 500円 + 550円=1,050円

情報を入力したら「購入する」をクリックして支払い画面に移ります。

・ クレジットカード
・ ALIPAY(アリペイ)
・ LINE Pay(ラインペイ)
・ Paypal(ペイパル)

上記の支払い方法から好きな方法を選択して、番号等の支払い情報を入力してください。

最後に「決済する」をクリックすれば購入完了です。

こんな感じのものです

数日後、このように封筒サイズのクリックポストで届きます。

「フェイクバスターズ」ではなく「IVA株式会社」という社名で届きます。

プロテクションタグの表には「本タグは取引が完了するまで切断しないでください」と購入者向けのメッセージが書かれています。

思っていたよりも大きかったです。

プロテクションタグの使い方

裏には何も書かれていないので自分でサインする

プロテクションタグの裏面に自分のサインを記入します。

裏面は何も書かれていないので、ここに自分のサインを記入して商品に括り付けます。

名前でもいいですし、社名でも屋号でも絵でもなんでもいいと思いますが、偽造されにくいサインを書きましょう。

筆者は自分の屋号を書き込んでいます。

サインを記入したら商品の外されない場所、邪魔になりにくい場所にプロテクションタグを取り付けます。

取り付け方は線を折り曲げて、タグの裏側から穴に通すだけです。

商品取り付けたらもう取れません

一度取り付けたら思いっきり引っ張っても抜けず、切断以外では取り外せなくなります。

なおタグで傷がつきそうな商品は、タグか商品をプチプチなどで覆うといった対策をしておきましょう。

プロテクションタグを取り付けたら、梱包前に商品全体とプロテクションタグのサインが見える写真を一枚撮っておき、取引終了まで保存しておきます。

この写真が後々すり替えされた際の強力な証拠になります。

プロテクションタグを取り付け、写真を撮って発送したら購入者に発送連絡と同時にプロテクションタグの説明を行います。

「トラブル防止のため商品にタグをつけてあります。取引終了まで切り離さないようお願いいたします。」

このような感じで伝えておくといいでしょう。

この説明だけでも強力な詐欺抑止効果があります。

プロテクションタグの取り付けは少し手間ですが、すり替えされそうな高額商品だけで良いですし、それで高額な詐欺被害が防げるなら惜しむ手間ではありません。

大切な商品と売り上げを守る

高額商品を扱っている方はプロテクションタグを常備しておきましょう。

プロテクションタグは、フリマアプリなどで売れた商品に取り付けて発送することで、すり替え詐欺を防止するアイテムです。

確実にすり替え防止効果はアップしますし、タグそのものにも強力な詐欺抑止効果があります。

1本あたり約50円程度なので、いざというときのために1セットは持っておくといいでしょう。

お金が絡むフリマアプリやオークションでは、出品者も購入者もいつ詐欺被害に遭うかわかりません。

出品者も自分の売上を守るためにもいろいろな自衛手段を知っておきましょう。(執筆者:せどりや投資も行うマルチな事業主 菊池 貴弘)