もうすぐ給料日前で「家計がピンチ」そんな時に1番最初に思い浮かぶのは食費の削減です。
節約だからと言って栄養バランスが偏ったり、心や体の元気がなくなるような寂しいメニューは避けたいと考えます。
そこで今回は腹持ち抜群の食材、こんにゃくを使ったカサ増しレシピを2種類ご紹介いたします。

目次
こんにゃくを料理に使用するメリット・期待できる効果
こんにゃくは噛み応えがあるため、料理のカサ増しに使用することで噛む回数が増えると同時に満腹中枢が刺激されることから、普段より少ない食事量でも満足感を得られやすくなります。
また、こんにゃくに含まれる食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあるほか、血糖値を穏やかにして生活習慣病を防ぐ効果が期待できます。
レシピ(1) こんにゃく入り鶏つくね

ふんわり柔らかなこんにゃく入り鶏つくねのレシピです。
今回は香りづけに大葉を使用しています。
余りやすいセロリの葉や大根の葉をタネにブレンドすれば食材の無駄を省き、節約にもつながるので一石二鳥です。
材料4人前:1人当たり96円
<材料A>
・ 板こんにゃく 1枚(200g)
・ 鶏ミンチ 300g
・ 卵 1個
・ 大葉 12枚
・ 料理酒 大さじ3
・ サラダ油 大さじ1
・ 炒りごま 小さじ2
<材料B>
・ 片栗粉 大さじ1
・ おろし生姜 小さじ1
・ 塩 少々
・ 薄口醤油 小さじ1/2
<材料C>
・ 濃口醤油 大さじ2
・ みりん 大さじ2
・ 砂糖 大さじ1
・ 片栗粉 大さじ1
作り方
1. 板こんにゃくは下茹でし、粗みじん切りにしたらジップ付きのフリーザーバッグに移して2時間程度冷凍庫で凍らせます。
2. 1 のこんにゃくを電子レンジに2~3分入れて解凍し、手で水気をよく絞ります。
3. ボウルに2のこんにゃくと鶏ミンチ・卵・みじん切りの大葉(4枚)・材料Bを加え、粘り気が出るまでしっかり混ぜ合わせたら、小判型に形を整えます。
4. フライパンにサラダ油を熱し、3 のタネを入れて両面こんがりと焼き色をつけます。
5. 4 のフライパンに料理酒を加え、蓋をして蒸し焼きにします。
6. 中まで火が通ったら材料Cを混ぜ合わせたものを投入し、ごく弱火にして鶏つくねの両面に絡めていきます。
7. お皿に大葉(1人2枚)を敷き、鶏つくねを盛り付けたら炒りごまをトッピングして完成です。
ポイント
こんにゃくは冷凍することで水分が抜け、まるでお肉のような弾力のある食感に変化します。
そのため、鶏つくねやハンバーグなどミンチを使った肉料理のかさましにぴったりの食材です。
そのまま冷凍してしまうとこんにゃく特有の臭みが残りやすいので、あらかじめ下茹ですることをおすすめします。
【レシピ2】蒟蒻ご飯のカルボナーラリゾット

蒟蒻ご飯とは細かく刻んだ糸こんにゃくを白米に混ぜ入れて炊飯します。
モチモチとした食感がおいしく、見た目や香りも普通のご飯と変わらないのでそのまま食べるのはもちろん、リゾットやチャーハンなどの料理にもアレンジ可能です。
材料 4人前:1人当たり84円
<材料A>
・ 糸こんにゃく 1袋(200g)
・ 米 1合
・ ウインナー 3本
・ 卵 1個
・ 温泉卵 1人1個
・ とろけるチーズ 2枚
・ おろしにんにく 小さじ1
・ 牛乳 1カップ
・ 水 1カップ
・ マーガリン 大さじ1
<材料B>
・ 塩 ふたつまみ
・ ブラックペッパー 少々
・ 中華スープの素(顆粒)小さじ2
・ 醤油 小さじ1
作り方
1. 糸こんにゃくを下茹でし、細かいみじん切りにします。
2. お米を研ぎ、炊飯釜の1合目盛りよりもやや少なめに水を注ぎ入れます。
3. 2 の炊飯釜に1の糸こんにゃくを入れ、炊飯します。
4. フライパンにマーガリンを熱し、おろしにんにくを炒めていきます。
5.にんにくの香りが立ってきたら5mm幅に切ったウインナーを炒めます。
6. 5 のフライパンに炊飯した3の蒟蒻ご飯を入れ、油が全体になじむようさっと混ぜ合わせます。
7. 牛乳と水を注ぎ入れ、ふつふつと煮立ってきたら適当な大きさにちぎったとろけるチーズを加えます。
8. とろけるチーズが溶けたら材料Bを加え、味を整えます。
9. 火を止め、卵を投入したら木べらやで全体をかき混ぜます。
10. 器にカルボナーラリゾットを盛り付け、スプーンなどで中央に軽くくぼみ作って温泉卵をトッピングしたら完成です。
ポイント
濃厚な味わいに仕上げるにはとろけるチーズを2枚分たっぷり入れるのが大切なポイントです。
もしとろけるチーズがない場合は固形タイプのプロセスチーズや粉チーズを代用できます。
また、9 の工程でゆっくり混ぜてしまうと卵が分離してしまうので手早く一気にかき混ぜてください。
ボリューム満点で節約にも
家族にはお肉もご飯もしっかり食べさせたいけど、ボリュームのある料理を作ろうとすると食費もふくれます。
特に食べ盛りの子供がいる場合、冷蔵庫からあっという間に食材がなくなるため、ほぼ毎日のように買い物に追われます。
こんにゃくをカサ増し食材として有効活用し、ボリューム満点でも節約できるレシピを試してください。(執筆者:池田 莉久)