昨年はキャンプやアウトドアを始めた、という方も多かったのではないでしょうか。
2020年の流行語にもソロキャンプがトップテンに入るなど、キャンプは2021年もその人気が続きそうです。
100円ショップでは引き続きキャンプ製品が注目カテゴリーです。
2020年ダイソーでの販売されていたキャンプ製品の中でも、群を抜いてヒットしたのがメスティンではないでしょうか。
目次
メスティンとは
デイキャンプやバーベキューに慣れ、肉や野菜、シーフードを焼くことができるようになると、次はご飯が欲しくなってきます。
しかしアウトドアで白米を炊くのは難しいと思っていたビギナーキャンパーの方も多いのではないでしょうか。
私も実はその1人です。
ところが、実はメスティンを使えば、アウトドアでの炊飯が簡単にできます。
メスティンとは、アルミ製の調理器具です。
一般的に四角い本体に取っ手(ハンドル)がついており、蓋ができます。
いわゆる「飯ごう」の一種です。
さらには炊飯だけでなく、煮物や炒め物などにも使え、メスティン専用のグルメ本まで発売されるほど、2020年はヒットしました。
ダイソーのメスティン

そんなメスティンがダイソーで販売され、キャンパーの間ではかなり話題となりました。
店舗によっては売り切れが続出、もともと500円商品とダイソーの中では高価格帯の製品にも関わらす、さらにフリマアプリでは定価の倍を超える高値がついていました。
こちらのメスティンを見ていきたいと思います。
まずサイズですが、本体は幅8cm、高さ5cm、長さ15cm、ハンドルを伸ばすと25.5cmとなっています。
こちらで1合のご飯が炊けます。
ふたが閉まりますが、完全密閉ではありませんのでご注意ください。
もちろん直火OKです。
ハンドルカバーはシリコーンゴムですので、耐熱温度は180度となっています。
あまり高温ですと溶けたり焦げたりしてしまうので、直接ハンドルに火があたらないようご注意ください。
ありがたいことにご飯の炊き方の説明書が入っており、これに従うだけで簡単にご飯が炊けます。
・ アルコールバーナーを使用する方法
・ シングルバーナーを使用する方法
が書かれています。
私のおススメはコンパクトストーブ(固形燃料)を使用する方法です。
固形燃料を使用したご飯の炊き方
これだと、専門の道具がほとんどなくてもメスティンでご飯が炊けます。
(1) まずは米を研ぎ、吸水させます
このとききちんと吸水させないと、芯のあるご飯になってしまうこともあります。
おすすめは家を出る時に米を研いでおき、そのままビニール袋や保存容器などに洗った米を入れて持って行く方法です。
現地で洗って吸水させるよりも時間を短縮できます。

(2) 固形燃料とメスティンをセット

この時、五徳にあたるものが必要なのですが、私はステンレスの容器を使用し、その中に固形燃料をセットしました。
メスティンを乗せて、火がきちんと当たるほどよい高さと空気が出入りできるサイズであれば、缶詰の空き容器などでも良いでしょう。
やけどには十分ご注意ください。
ダイソーでは五徳も販売されていますので、一緒にチェックしても良いでしょう。
固形燃料は最後にプラスチックの容器などが溶け残ってこびりついてしまうので、アルミカップのついているものを使用するか、もしくはアルミホイルなどを敷くのがおすすめです。
固形燃料ももちろん100円ショップで買えます。
推奨は25gのものです。
100円ショップであれば、3~4個入りで販売されているのが一般的のようです。
(3) 火を点け、火が消えるまで待つ
火を点け、後は火が消えるまでじっと待ちます。
10分ほどで吹きこぼれが出ますが、そのまま放置します。
(4) 火が消えたら15分ほど蒸らす
やけどに気をつけてひっくり返し、タオルなどにくるみ、15分ほど蒸らすと完成です。
このほか、メスティンにすすがつくのが気になる人は、あらかじめ底にクレンザーを少し塗っておくと、後の洗浄が簡単になります。
このような炊き上がりになりました。
驚くほど簡単にしあがります。
上記はざっくりとした説明になりますので、使用の際には説明書をしっかりとお読みください。
価格について
ネットなどで販売価格を調査しましたが、アウトドアブランドの1合炊きのメスティンはほとんどがダイソーの倍額以上、1,200~1,500円程度です。
ダイソー製品の500円は今のところ、まず間違いなくメスティンの底値と言えそうです。
フリマアプリでも引き続き高騰が続くようですので、店舗でみつけた場合はぜひチェックしてみてください。
災害時の備えにも
ダイソーメスティンは本当にコスパ最強の製品と言えそうです。
ぜひ1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
不器用代表の私にも簡単にお米が炊けましたので、簡単さは折り紙付きです。
おいしいご飯で、アウトドアライフをさらに充実させてみませんか。
また、災害時の備えにもなりますので、非常持ち出し袋に1つ入れておくのもおすすめです。
情報は調査時のものであり、内容等が変更となっている場合があります。
また店舗により取扱の内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認くださいますようお願いいたします。(執筆者:新木 みのる)