2月も中旬も迎え、雛祭りが近づいてきました。

赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句にむけて節句人形の購入を検討しているご家庭もあるのではないでしょうか。

節句人形には、3月のひな人形、5月の五月人形があります。

それぞれの買い時や限られた予算内での上手な買い方を筆者の体験を交えて紹介します。

ひな人形は11月~2月が買い時、2月以降は直営店へ

「節句人形」を 限られた予算で上手に買う

最近は初節句だけではなく、大人が自分のひな人形を購入したり、女性がかわいい金太郎の人形を購入したりするというケースも珍しくはありません。

いずれにしても節句人形の相場は数万円~数十万円です。作家作品の中には100万円以上するものもあります

節句人形は「持ち主になる人や子どもの成長を願って用意するもの」です。無理をして高価な人形を買えばよいというものではありません。

無理をしなくてもよい予算の中でお気に入りの人形を探しましょう

ひな人形は種類が多いので、予算に応じて選べます。しかし「選べる期間」はとても短いのが実状です。

ひな人形の販売の多くは11月から始まり、2月中旬にはほとんど終わります限られた予算の中で選ぶには早くから探し始めることがポイントです。

しかし、出遅れてしまったからといってあきらめる必要はありません。

筆者の子どもは8月下旬生まれです。生後3か月頃からひな人形探しを始めればよかったのですが、初めての子育ては想像以上に大変で「ひな人形を買わなくては」と気がついた時にはすでに2月でした。

祖父母は高齢なので人形探しは難しく、購入資金を援助してくれました。そのため予算は潤沢だったのですが、ネットや百貨店はすでに「完売」が目立ち、残っている人形は高額か激安かの二択だったのです。

そこで向かったのは節句人形大手メーカーの直営店です。

百貨店は期間限定、数量限定で節句人形を販売しますが、一方で節句人形大手メーカーの直営店は365日節句人形を販売しています。

直営店に入ると在庫は豊富にありました。しかし、気に入った人形を見つけられずに店内を歩いていると、店内の隅に親王飾りの人形2体だけがダンボール箱の上に乗っていたのです。

値札どころか雪洞などのお道具が一切なく、人形だけがぽつんと置いてありました。

店員に話を聞くと大量生産のひな人形ではなく、展示が終わって撤収してきた人形とのことでした。作家作品の1点ものです。

一目で気に入ったため人形だけで予算の数十万円を使い切りました。ひな人形の中では高額ですが作家作品としてはお得に購入できたのです。まさに「残り物には福がある」です。

「人形は気に入ったけれど、お道具が一切ないのもさみしい」と相談しましたが、人形に予算をつぎ込んでしまったため、お道具一式は直営店に残っていた在庫を選ぶ余地なく購入しました。

最近は「ネットで買うのが1番安い」と思われる傾向にありますが、節句人形に限っては必ずしもネットのほうがお得だとは言い切れません

直営店には出遅れてしまったからこその出会いが待っているかもしれません。

五月人形は3月からが本番

五月人形は3月からが本番

五月人形の買い時はひな祭りが終わった直後から始まります。筆者には息子もいます。鎧兜を飾る場所がないため、値段も大きさも手頃な兜飾りを購入しました。

五月人形もひな人形を購入した直営店で探しました。

五月人形はひな人形よりも作家作品が少なく、価格帯もひな人形のようにゆるやかに上がるのではなく、高いモノは桁外れに高く、その他はほぼ横並びの価格だと感じました。

また、五月人形の値下げセールはあまりみかけません。限られた予算の中で気に入った五月人形を見つけるには、販売が始まったら早めに探しに行くことが大切です。

価格帯が広く、1点ものも多いひな人形のような「残り物には福がある」出会いは少ないのかもしれません。

五月人形はひな人形よりもお道具がたくさんあります。男の子から見ればリアルなつくりの弓や剣は見るだけでは物足りず、必ずと言っていいほど手に持って振り回します。

筆者の子どもも兜は頭にかぶり、弓は引っ張り、剣はチャンバラに使っていました。価値が理解できる頃にはすでにボロボロです。

しかし、お道具がボロボロになってもすべてを買い替える必要はありません。節句人形のお道具は修理できます。兜や鎧もモノや時期によって修理が可能です。

大きくなって価値が分かってから修理したり、お道具だけを買い替えてもよいことでしょう。

節句人形はモノを大切に使い続けることや修理をして使い続ける「節約の心」も育てるのではないでしょうか。

「兄弟で共有・お下がりはダメ」節約のしすぎは本末転倒

「節句人形は兄弟で共有」や「ママのひな人形は高級品だからお下がにりする」と考えるご家庭があるかもしれません。

たしかに買わない以上の節約はないことでしょう。しかし、節句人形は子ども1人につき1つが基本です。

ママのひな人形はママの成長を願って用意されたものです。「使いまわして子どもにお下がり」では本来の目的からそれてしまいます。

予算が限られている場合には、高価なひな人形を姉妹で1つではなく、予算を半分ずつ使って2つを準備しましょう。

子どもにとってひな人形や五月人形は「高いからうれしい」のではなく「自分のために選んで買ってくれたもの」だからうれしいのです。

限られた予算の中でも子どもを大切に思う気持ちを込めて精一杯のよいものを探してあげましょう。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)